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寝盗られ妻(著:川奈まり子、竹書房ラブロマン文庫)

2015/11/24 発売

寝盗られ妻

著:川奈まり子竹書房ラブロマン文庫


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◎快楽遊戯に堕ちていく人妻…背徳の淫惑ワールド!
裕福な矢崎家のお抱え運転手となった佐藤宏は、ある日、主人である矢崎永治の妻・美玖の痴態をのぞき見る機会に出くわす。以後も度々、彼女の淫らな姿を見る場面に遭遇し、真面目に働いていた宏だったが、美しいセレブ妻を寝盗りたいという願望が高まっていく。そして遂に、宏は美玖に迫り、彼女の身体を奪う。だが、それはすべて美玖の夫・永治の策略であった!永治はその行為をネタに、宏の妻である七恵へと接近していく…。注目の女流が放つ、寝盗り、寝盗られが交錯する享楽エロス!
(引用元:Amazon)


★★★☆☆ これまでの作風を一転する理不尽な寝取らせ&寝盗られの夫婦交姦, 2016/6/5
一般的には「寝取られ」と表現することが多いところを敢えて『寝盗られ』としたのであろうタイトルにそれだけ強烈に奪われる(盗られる)との予想も働いたが、それは予想通りであり、ある意味では予想以上だった。仕組まれた「寝取らせ」と引き換えに初心な若妻が『寝盗られ』る半強制的な夫婦交姦に翻弄される主人公の姿に胸が絞めつけられる。

【宏】 お抱え運転手として出入りする26歳の主人公。
【七恵】宏の妻。純真無垢で初心な23歳。

〈永治〉紳士然としながら冷たい雰囲気も湛える47歳の大学教授。
〈美玖〉永治の妻。妖艶な佇まいで宏を魅了する27歳。

躓きながらも懸命に暮らしてきた宏と七恵の幸せな夫婦生活が美玖の存在から次第に狂わされ、その背後に君臨する永治の用意周到な仕掛けによって墜落させられていく理不尽な物語を急に紡ぎ出した作者が意図するものは何だろうか。これまでの優しいラヴストーリーとは明らかに一線を画す作風に覚える違和感のみならず、ある意味では従前のファンを突き放すかのようでもある。

しかも、当初はあまり乗り気でなかった美玖も巻き込んで真綿を締めるような蟻地獄を1年ががりで用意しながら、目的を達したら興味も失せたとばかりに最後は自らの権力を傘に用済み扱いしてしまう永治の横柄な態度は嫌悪に値するもの。もう元の場所に戻れなくなった夫婦の淫靡な悲哀とともに後味の悪いものと言える。

しかしながら翻弄されていく、その堕ち様にフォーカスするとなれば本作は相当に退廃的な淫猥さで読み手に迫ってくることになる。永治の支配に搦め捕られた美玖が前後の玩具責めで悶々とした艶姿を宏に晒し、夫に裏切られた(と勘違いさせられている)悲しみから永治に身を委ねた七恵は短期間で調教されてしまう。

真相の判明と共に2組の夫婦が交互に絡み合うクライマックスでは、1人ほくそ微笑む永治と奈落に突き落とされる宏&七恵に対し、「おあいこ」とする美玖に何とも言えない女性的な損得勘定を見た気がした。寝取らせの駒という損な役回りながら宏とイイ思いもした美玖からすれば七恵もまた永治に寝取られながらイイ思いもしてもらわないと釣り合いが取れないといったところなのであろうか。
『寝盗られ妻』のレビュー掲載元


凌辱路線で作を重ねていた作家さんが突然に誘惑作品を出したかと思ったら途絶えちゃったとか、その逆とか、急な路線変更の後に作品が出なくなることが往々にしてあるのですが……今回もそんな懸念をしてしまうくらいに、これまでのファンを置き去りにするテイストの変化であります。



本作それ自体の作風は別にいいんです。

これまでとの継続性が途切れたことが気になるのです。

今後はこの路線なのか、それとも「今回は思い切って書いてみたかった」という変化球の意欲作なのか、あるいは官能小説はこれでおしまいとの踏ん切りから「今回は(最後だから)思い切って書いてみたかった」なのか……。



考えてみますと、あくまでも作品として表現したい作家と、それを踏まえたうえで商品として世に出したい編集(出版社)とは同じ舟に乗りながら顔向きが少し違うという関係ですから、「こんなのが書いてみたい」、「こんなのを書かせてあげたい」とは思っていても全部が実現するとは限らないんですよね。

果たして本作にはどのような意図が込められていたのでしょうか。



余談ですが、普段は甘い誘惑路線を執筆されながら本当は凌辱作品を書きたいと思っている女流作家さんは少なくないみたいですよ。



最近はご自身の体験を基にされた「実話怪談」というホラー小説の方面にも進出されている川奈先生ですから、今後の動向に注目したいと思います。





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テーマ : 18禁・官能小説
ジャンル : アダルト

tag : 竹書房ラブロマン文庫 川奈まり子

機内サービス(著:蒼井凛花、二見文庫)

2015/7/27 発売

機内サービス

著:蒼井凛花二見文庫


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「東スポ」好評連載に大加筆!!美人ステュワーデスたちが、さまざまな男たちを前に、機内で地上で、肢体を開いていく……大手航空会社から、業績アップのためと子会社のピンキー航空に出向することになったCAの美里。膝上15センチのミニスカートにブラウスは第二ボタンまで外し胸を強調――という制服に身を包み、いやいやながら初日を迎えた彼女を待ち受けていたのは機内での、先輩CAと大企業会長との痴態だった……。卑猥なサービスで売り上げを伸ばしていくピンキー。同時に機内での要求もエスカレートしていき……。涼子、奈々、ユリ……他のエッチなCAも大活躍!


★★★★☆ 気軽に読めるCAの官能接客サービス, 2016/1/29
経営不振の打開策としてお色気サービスに活路を求めた子会社に出向となる親会社のエースCA【美里】28歳から話が始まることもあって一応のメインヒロインと呼べるのだが、実際には33歳のお局様的ベテランの先輩や、22歳&21歳という2人の後輩を含めた計4人のCAによる悩殺機内サービスが順に並んだ内容である。新聞連載だったのを単行本化しているので、その意味からも日替りならぬ章替りなヒロイン達による連作短編形式と言える。

そして、その機内サービスはまさに男の桃色願望妄想たる官能ファンタジーとしてイイ感じに程良くお下劣。ただ、CAからの誘惑アプローチは思いのほか少なく、どちらかと言えば「いやらしいことにもお応えします」との方針に期待している乗客達が好き勝手に振る舞っている印象であり、CA側も(美里を除いては)当初より想定内と言うか慣れてしまっているような、そんな様子である。まぁ、社是として前向きに取り組んでいるとも言えるのだが、それでいてチャンス到来となればちゃっかり摘み喰いも辞さないしたたかさも前向きなCA達である。

そんな状況なので乗客からの理不尽な要求に困惑する美里を尻目にどんどんお応えしようと努める先輩の半ば有無を言わせぬ指揮の元、後輩達も動き出し、美里も渋々ながら従っていくという構図が各エピソードの基本進行。本来がスポーツ新聞の読者向けなのでライトな、つまりは良い意味でお気楽な分かりやすさで進んでいく。逡巡したり躊躇ったりしつつも次第に感じ始め、昂りを覚えては淫らスイッチが入って興奮していく官能描写となるが、4人のCAそれぞれのキャラに沿ったストーリーやシチュエーションによってバラエティ豊かな雰囲気もある。ただ、裏を返せばヒロインが固定していないことによる散漫な印象とも言えるのは痛し痒しなところか。

美里の登場比率がもう少し高ければ良かったのかな?と思うが、それだけに懇願されて筆下ろしをしてあげる第四章は美里の年上お姉さん的な誘惑成分が際立っていたように思う。
『機内サービス』のレビュー掲載元


蒼井作品としては通算6作目、二見文庫とのタッグによるCAシリーズとしては5作目ですね。

当初は機長などから調教されるような凌辱展開でしたけれども本作ではCAによるお色気路線といった感じに変わってきてまして……とりわけ今回は新聞連載の単行本化ということもあって気軽に読める1冊に仕上がっています。



そういえば、2014年に発売された3作目『欲情エアライン』の表紙は蒼井先生ご本人がモデルを務めたそうですが、本作は……ちょっと違うようですね。(^^;)



◆蒼井先生表紙モデル作品
2014/3/26 発売

欲情エアライン(二見文庫


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制服を脱いだCAたちを待ち受ける、より淫らでさらに過激な一夜――過去に空き巣・下着泥棒被害の経験のあるCA・亜希子は、セキュリティが万全だと思われる会社のCA用女子寮に移り住んでいた。ある日、お局様と呼ばれる先輩CAが侵入者に襲われる事件が起き、寮全体が騒然とする。その後事件は意外な展開を見せ......。「第二回団鬼六賞」ファイナリストの元CAによる衝撃の書き下ろし官能シリーズ第三弾!!



まぁ、こんな反則技(?)を繰り出せる官能小説家も稀有ですよねぇ……でも、BL作品とかで今後は男性作家がモデルになったりしてwww





※各作品のあらすじはAmazonより引用。

テーマ : 18禁・官能小説
ジャンル : アダルト

tag : 二見文庫 蒼井凛花

人妻温泉ホテル-ふたりきり(著:絢瀬簾、フランス書院文庫)

2015/12/22 発売

人妻温泉ホテル-ふたりきり

著:絢瀬簾フランス書院文庫


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浴衣の帯で手首を縛られ、はだけた裾のまま組み伏され、
荒々しく乳房を揉まれ肉裂に押しこまれてくる熱い剛直。
(許してあなた……今夜だけ私はこの人のものに……)
湯船での秘姦、ソフトSM、真夜中のアナル調教。
貞淑な心とは裏腹に反応してしまう30歳の敏感な女体。
結婚二年目の人妻が溺れ狂った、二人きりの獣夜!
(引用元:Amazon)


★★★★☆ 新婚二年目の若妻が三年振りに再会した元カレの一夜妻となる, 2016/1/13
前作にしてデビュー作『マンツーマンレッスン-熟妻と青年家庭教師』から実に4年4ヶ月振りの2作目である。物語としては全く別物ながら実質的な登場人物がヒロインと主人公の2人だけだったり、詩的な心情描写でリピートを多用する文体などに前作との共通性を見ることができる。似て非なるもやっぱりどこか似ているところに作者らしさを残しながら、前作では弱かった官能面を一夜物語にすることで大幅に改善した内容とも言える。夜10:05のチェックインから翌朝9:54のチェックアウトまで、途中でうたた寝を挟みながらも10時間49分の夜通しセックス三昧である。

急に帰れなくなって宿を探す冒頭から奇跡的な偶然で元カレが現れるまではやや都合の良い巡り合わせにも思えるが、これもまた運命ということなのであろう。嫌いになった訳ではない、好き過ぎて、そして体の相性が良過ぎて将来に不安を覚えたために別れた2人ということなので、同衾すればスグに全開フルスロットルである。そして、最初から最後まで若妻ヒロイン(30歳)の独白的心情描写で綴られていく。

混浴の露天風呂に一度移動するのを除けば室内のみで繰り広げられる2人の営みをヒロインの心情とお互いの台詞のみで進めていく難しさの中で、運命的な再会に喜びながらも夫へのうしろめたさを憂う序盤から夫の存在を忘れるほどのめりにのめり込む歓喜の中盤、そして深夜に突然送られてきた夫からのメールで再び夫への背徳を懊悩する終盤を経て、別れの実感から悲しみを隠し切れない翌朝へと、ヒロインの心持ちを次第に変化させているのは秀逸と言える。そして、こうした心の移ろいは全て淫らな欲望へと昇華されていく。一晩限りの、最初で最後の夜だからこそ燃える、燃え盛る淫らな肉欲に拍車をかけている。

同じ台詞や文章の繰り返しが当初はやや鼻につくものの時期に慣れてくるし、作者もコツを覚えたのか、その反復表現が次第に上手くなっているようにも写る。

そんな情交描写ばかりの中でクライマックスと言えるのは深夜に届いた夫からのメールであろう。忘れかけていた夫への憂いが喚起される中で主人公から促されて「擬似3P」へと発展していくいやらさしさは本作の白眉である。テレフォンセックスとリアルセックスを融合したアイデアは、その目新しさにおいて素晴らしく、離れていながら夫と主人公を同時に相手している感覚に陥るヒロインが、これを(不意の外泊で独りにさせている)夫のためと言い訳しながら、より一層の痴態を晒す瞬間でもある。

夫ある身の人妻が元カレと再会し、それでもなお夫への愛は失っていないとするならば、いくら運命の再会と思えども実情は偶然の一夜でもあることから、その行末は水泡のごとき刹那である。本作の結末もその流れにある。心の中では未練タラタラなるも自然に振る舞おうとするチェックアウトから出立の瞬間は切なさを湛えたものであるが、こうした結果を分かっていながら、その最後の瞬間まで2人の世界に耽溺しようとする作風から2005年の作品『家庭教師・美咲-年上個人授業』(著:弓月誠、フランス書院文庫)にどことなく似たテイストを感じたことも果たして偶然なのであろうか。
『人妻温泉ホテル-ふたりきり』のレビュー掲載元


とりあえず今の夫に不服はなく、まずまず幸せに暮らしている妻に元カレ、言ってしまえば夫より好きだった元カレが突然目の前に現れたら妻はどんな態度をとるのかな……そんなことを考えさせる作品でしたね。



つまり、そんなことを読者にイメージさせる時点で本作は成功なのだと思います。



ですから世の夫は妻が同窓会へ行くことに反応するんですよ!w

同窓会も永遠の官能ネタなんですよ!ww

※本作は同窓会シチュエーションではありません。



にゃらさんのブログで紹介されている本作の投稿記事はコチラ。
絢瀬簾「人妻温泉ホテル【ふたりきり】」(フランス書院文庫、2015年12月、表紙イラスト:川島健太郎)ネタバレ有り。御注意下さい。作品紹介(公式ホームページ)【あらすじ】日帰り旅行でハプニングに遭いホテルのフロントで宿泊出来ないかと押し問答を繰り返す舞梨の前に、かつての恋人である拓実が現れあたかも妻であるかのように機転を利かせ一泊出来る事になった。共に未練を抱く男女が同じ部屋でする事は一つとばかりに、朝...
絢瀬簾「人妻温泉ホテル【ふたりきり】」





それにしても、やはり1人ヒロインはいいですなァww

しかも本作は旅先での一夜物語ですからヤり捲りですしねwww





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ジャンル : アダルト

tag : フランス書院文庫 絢瀬簾

初めてづくしの家-ふたりのママと妹(著:神瀬知巳、フランス書院文庫)

2015/12/22 発売

初めてづくしの家-ふたりのママと妹

著:神瀬知巳フランス書院文庫


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「溜まってるんでしょ?ママが優しくイカせてあげる」
とろりと唾液を垂らし、白い指で肉茎をしごく義母。
「私、もう我慢できない……挿入(い)れていい?」
目を欲情に潤ませ、耳元に吐息を吹きかける美母。
淫らなスキンシップで「母の座」を守ろうとする二人の美熟女。
可愛らしい義妹までが僕のベッドに忍び込んできて……
(引用元:Amazon)


★★★★☆ 官能描写に特化した続編, 2016/1/10
公式アナウンスはないが、登場人物やストーリー展開から前作『幼なじみの母娘vs.熟母-新しい家族』の続編と判断できる。前作が未読でも本作を読み進めることはできるが、続編と公表しないのは不思議であり、せめてタイトルか表紙カバーイラストで関連性を持たせるくらいの配慮はあって然るべきかと思われる。まぁ、それはともかく、紆余曲折あって家族となった幼馴染みの母娘【真里子&水希】と実母【恭子】との1ヶ月後を描いたのが本作である。

本作では義母・義妹・実母の3人がヒロインと相成った訳だが、そんな設定の違いは作者自身も大きく捉えてはいないようで、元より前作で物語としては完結して後の火種も特にないことから単なる「その後」にせざるを得なかったようにも写る内容である。つまりは官能描写のオンパレード。しかも時を変えて回数多く描かれるのではなく、情交としては一度なるも場所を変えて体位を変えての連続責めである。作者お得意の「延々と続く情交」が紙面の都合で尻切れトンボになることも従前はあった中で今回はみっちりいやらしく描かれているのは好ましい。まだヤッてる、ずーっとヤッてる、果てても果ててもヤッてる描写には現実性を超えた淫靡さがあった。

そのお相手は真里子である。前作に引き続き真里子がメインということで、この世界は真里子を中心に回っていることが改めて分かるのだが、これによって縄で縛られ、お尻も穿たれ、遂には「もぅ、許して」と思わず口にしてしまうほど責められ続ける真里子の痴態が存分に味わえる良さはあったものの、水希と恭子についてはほとんどサブヒロインな扱いになってしまったのが惜しまれるところか。真里子の部分を多少なりとも削れば水希と恭子、果ては最後の4Pにしても頁を割くことは容易に可能と思えるほど真里子との情交が大勢を占めているのだが、娘とともに少年を愛してしまった母の懊悩とそこからの解放、その結果としての母娘丼な3Pまでを主軸に据えたものと解釈するしかあるまい。

元来は心優しい少年主人公が睦言では名前を呼び、時には呼び捨てにもしながら不意に「ママ」とも呼ぶ立ち位置の変化を姑息と感じるギリギリ手前の絶妙な匙加減で描くのはさすがの一言。そんなご主人様風情は特に要らないけどなぁ、むしろ従ってばかりではない真里子も見たいんだけどなぁ、と思いつつも興奮度の向上に寄与しているのがニクいところである。
『初めてづくしの家-ふたりのママと妹』のレビュー掲載元


レビューではツッコミませんでしたけど、あらすじにあるような『「母の座」を守ろうと』なんてしてませんよ。

むしろ、普段通りにお互い遠慮しながら主人公の寵愛を享受しています。

普段通りです……いつもの神瀬作品ですw



ただ、物語としては前作で完結していますから、1ヶ月後という「その後」を描くことに終始しています。

特に事件も起こらない日常の「その後」です。

つまり、ヤりまくり三昧な日常の「その後」ですw



神瀬先生の場合は、とかく文章量が多くなって……官能描写にしっかりページを割きますからね……際限がなくなるところを作品全体のページ数(縛り)によって仕方なく一部をカットしているようなフシも見受けられますから、時には本作のように続編という形で官能面を心置きなく描き尽くすことがあっても良い気がしてきました。

読者としても喜ばしい限りですし。(^^)

◆前作
幼なじみの母娘vs.熟母-新しい家族
http://dsk18.blog.fc2.com/blog-entry-902.html




にゃらさんのブログに本作の紹介記事が投稿されています。
神瀬知巳「初めてづくしの家 ふたりのママと妹」(フランス書院文庫、2015年12月、表紙イラスト:丹野忍)ネタバレ有り。御注意下さい。作品紹介(公式ホームページ)【あらすじ】父親と幼なじみの水希の母親・真里子が再婚し家族となった春生は相変わらず義理の母親と義理の妹と関係を維持しているが、真里子は体面を気にして素直に三角関係を受け入れられずにいた。そこである日水希が不在の夜徹底的に真里子へ愛情を注ぐ事にな...
神瀬知巳「初めてづくしの家 ふたりのママと妹」





また、本作では終盤に出てくる別荘を過去作品の舞台と同じくしているようです。

彼女の母-別荘で二人きり
http://dsk18.blog.fc2.com/blog-entry-11.html




2013年の作品ですが、この舞台となっている別荘へ本作の面々も赴いているようであります。

義母となったメインヒロインの真里子が「彼女の母」と親友という位置付けになっていまして、こういう世界観の共有はとても良いと思いますし、個人的にも好きです。(^^)



小日向諒先生の作品は全作が同じ世界で描かれていますよね。

◆当ブログの検索結果
search : 小日向諒
http://dsk18.blog.fc2.com/?q=%E5%B0%8F%E6%97%A5%E5%90%91%E8%AB%92






テーマ : 18禁・官能小説
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tag : フランス書院文庫 神瀬知巳

てほどき先生-予備校講師、クラスメイト、隣人、そして従姉と…(著:宗像倫、フランス書院文庫)

2015/12/22 発売

てほどき先生-予備校講師、クラスメイト、隣人、そして従姉と…

著:宗像倫フランス書院文庫


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「てほどき」は、こんな「先生」にしてもらいたい!
バツイチ隣人・彩乃の女体で教わる「大人のABC」
クラスメイト・夏実に施された「初めての女性上位」
優しい従姉・陽菜で味わった「相姦フェラ」を経て、
ついに憧れの講師・詩織に「青い欲望」をぶつける瞬間が!
19歳22歳28歳33歳……学校では教えてくれないレッスン!
(引用元:Amazon)


★★★★☆ 「強引な」が取れた和姦はやや薄味?, 2016/1/3
これまではデビュー作『年下の兄嫁』で謳われた「強引な和姦」という独自のテイストで作を重ねた作者が初めてストレートな誘惑路線で執筆した作品。主人公からの強引な迫りが影を潜め、ヒロインからの旺盛な誘惑が幅を利かせるオーソドックスな作風への変化が見られ……いや、そこまでの変化を作者は意識していないかもしれない。単に従前よりもソフトに仕上げただけなのかもしれず、いかにも甘い誘惑路線を標榜するかのタイトルが読み手にちょっとした迷いを生じさせているのかもしれない。

どちらにせよ、これまでとは毛色が甘めに少々異なるのは事実だが、全体としては淡白だったな、というのが読後の第一印象である。

隣の年上お姉さん(33歳)から予備校の同級生(19歳)を経て従姉(22歳)までの流れはすこぶる良い。従姉を反対隣に住まわせることで主人公の両隣に住むヒロイン、お互いに知己のあるヒロインという構図にしながら相姦の要素も盛り込み、そこに現れる新たなヒロインという面白味を実現させている。官能描写にしてもタイトルのごとき「てほどき」を受けていく主人公の下半身成長物語としながら、相姦に抵抗していた従姉にはやや迫る形で屈服させるような淫猥さの上積みもある。ただし、主人公の想い人は予備校の講師(28歳)であり、ここまでのヒロイン達もまた主人公とは一定の距離を置く関係に留まっている。主人公の気持ちを慮っている面もあり、予備校生の本業を疎かにしないためでもあるが、総じて恋愛一歩手前なのがちょっともどかしい。

そして、満を持しての講師なのだが、これが拍子抜けするほど身代わりが早い印象。一度告白してフラれた過去があったり、それでもなお食い下がる主人公に一度だけなら、といった伏線もあるにはあるのだが、それらが講師の翻意へはあまり効果的に繋がっていないようで、いきなり同級生も交えた3PまでOKなの?というスムーズさを少々欠いた展開に感じた。

最後は5Pにまで発展し、講師も主人公への想いが生じた形にはなったものの、その5Pがやや持て余し気味にも見えるため、そもそもヒロインが多過ぎたように感じた点も否定できない。
『てほどき先生-予備校講師、クラスメイト、隣人、そして従姉と…』のレビュー掲載元


「黒本」表紙の顔と呼べる大ベテラン、新井田孝絵師の描く女性像もさすがにイマドキ感を醸す「顎」のラインに変わってきたなぁ~、というのが本作を手にした第一印象でしたねw

これまでは瓜実顔だった顔の形がシャープになっています。



そうなんです!

柔らかい食べ物を好む傾向が強まり、噛む回数が減少するばかりの日本人は将来的に顔が細長く、三角形になっていくといった予測があるのです。

未来の日本人の顔 - 国立科学博物館
https://www.kahaku.go.jp/special/past/kao-ten/kao/mirai/mirai-f.html


僕らの外見は“退化”している!- R25
http://r25.yahoo.co.jp/fushigi/wxr_detail/?id=20121102-00025882-r25




なんでも、この100年間くらいの食生活の変化が影響しているようで……確かに昔の日本人とは姿形が違いますものねぇ。

しかも、こうした変化を「カッコ良い」と認識しているのが現代日本人のよろしくないところでもあり……ずんぐりむっくりだっていいじゃないか!(力説)



にゃらさんのブログで紹介されている本作の投稿記事はコチラ。
宗像倫「てほどき先生 予備校講師、クラスメイト、隣人、そして従姉と…」(フランス書院文庫、2015年12月、表紙イラスト:新井田孝)ネタバレ有り。御注意下さい。作品紹介(公式ホームページ)【あらすじ】浪人して伯父が管理するマンションに引っ越して半年ほど経った隆志は、ある晩に隣人の彩乃からロックを外して欲しいと頼まれ、自宅に招かれると筆下ろしされる。更に予備校のクラスメイトや従姉、憧れの女講師とも関係を結...
宗像倫「てほどき先生 予備校講師、クラスメイト、隣人、そして従姉と…」





それはさておき(汗)、随分ソフトになった印象の宗像作品であります。

お得意の「強引な和姦」テイストも程々にありますけど、正面切っての誘惑アプローチが前面に出てきた印象ですね。

個人的には歓迎です!w



いや、「強引な和姦」も大好物ですけど(笑)、それはそれ、これはこれとして両立していただきたく。m(_ _;)m





テーマ : 18禁・官能小説
ジャンル : アダルト

tag : フランス書院文庫 宗像倫

故郷の若未亡人vs.幼なじみの姉妹(著:香坂燈也、フランス書院文庫)

※右側の書影はコンビニ向け。
2015/12/22 発売

故郷の若未亡人vs.幼なじみの姉妹

著:香坂燈也フランス書院文庫


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「おかしくなっちゃう。埋めて。私をいっぱいにして」
潤んだ瞳で囁き、蜜穴に逞しい肉棒をねだる若未亡人。
突き込むごとに敏感すぎる女体が快楽に染まっていく。
良樹が故郷で味わった彩花との「淫らな再会」は、
幼なじみの美姉妹・雪菜&藍の女心も刺激して……
32歳vs..27歳vs.23歳――悩ましすぎる楽園生活!
(引用元:Amazon)


★★★★☆ オーソドックスな良さはあれど結末が纏まり切らなかったか, 2016/1/3
1作目 『隣りの独身美母〈シングルマザー〉』 3月
2作目 『調教旅行中-新人女教師、熟女教師、兄嫁教師と』 8月
3作目  本作 12月

デビューした2015年内に立て続けて3作品を上梓。それも誘惑と凌辱の硬軟を織り交ぜてである。作者の中で路線がまだ確立されていないのか、それとも「両刀使い」を目指しているのか、その辺りは判然としないが、旺盛な執筆意欲と実際に作品として仕上げる力量は買うところである。ただ、1年目らしさも未だ醸しているのは致し方ないところか。オーソドックスな甘いテイストに回帰した本作においても最後の纏め方に若干の消化不良を感じる点が今後の課題と言えよう。憧れの未亡人と仲良しだった姉妹の狭間に立たされた主人公の心の内とその行方は収まるところに収まったものの、それが読後感として読み手も共有できるものかはまた別であり、外野ながら小説の難しさを垣間見た気もした次第である。

久々の帰郷で以前から慕っていた未亡人と再会するも、それとは別に主人公を慕っていた娘からは想いを告げられ、その姉からは人妻ながら摘み喰い的な関係を迫られる板挟みな構図。メインヒロインへは自発的に行動し、迫りもするが、サブヒロインには受け身になってしまう二律背反でもある。大体において優柔不断というかヘタレな主人公に設定されるのでズルズル流されていくのだが、どこまで流されるのか、あるいはヒロインを対立構造とした場合には主人公が片方に与するのか曖昧にするのかでも結末が自ずと決まってくると推測される。この意味において本作の主人公は割とハッキリしているのだが、その意思表示は最後の最後なので、それまで関係を続けていた側からすれば騙されたような、不憫な印象となる。それでも主人公への未練を残す振る舞いを最後に見せるのは健気でもありながら、その素振りには淫らさが前面に出た違和感もあった。女に目覚めた豹変のギャップではあるのだが、キャラ設定としてややブレたようにも写った。

様々なシチュエーションとバリエーションで心と体が結ばれていく官能描写には肉欲に屈するような淫靡さもあって申し分ない。メインヒロインとの話の本線も良好。それだけに対立構造とした際の、敗者の潔い引き際が(描かれてはいるのだが)今少し立脚していれば「負けてもなお」の部分もさらに際立ったのかな?という気がした。

つまり、あれだけ頑張った姉妹ならば、そのままメインとともに過ごせる未来にしてあげたくなるので、そうでなければ頑張りレベルを少し下げるか、もしくは、もっと潔く引くことできちんと報われてほしい読後感だったということである。
『故郷の若未亡人vs.幼なじみの姉妹』のレビュー掲載元


自分でも何を言いたかったレビューなのかイマイチよく分かっておりませんが(汗)、要するに、サブヒロインの姉妹(特に妹)がちょっと不憫な扱いになっちゃったな~ということでわ。

あの、以前の新堂麗太作品でも違った形ながら似通った状況になっているのが多かった印象ですけど、新堂作品の場合はヒロインそれぞれと主人公が約束を交わしちゃうものですから、後からそれが反故になることで事態が悪化するというか、主人公のヘタレさが強調されるパターンだったんです。



にゃらさんのブログに投稿されている本作の紹介記事です。
香坂燈也「故郷の若未亡人vs.幼なじみの姉妹」(フランス書院文庫、2015年12月、表紙イラスト:新井田孝、白表紙版:村山潤一)ネタバレ有り。御注意下さい。作品紹介(公式ホームページ)【あらすじ】体調を崩して前の会社を退職し生家のある田舎に帰郷した良樹は、憧れのお姉ちゃん的な存在だった彩花と再会する。翌日幼馴染みの雪菜・藍姉妹とも再会したが、藍の健気さに負けて関係を結んでしまい、彩花への想いを貫くか迷う事...
香坂燈也「故郷の若未亡人vs.幼なじみの姉妹」





本作の場合は約束が交わされた訳ではないのですけれども、約束したも同然くらいまでに妹との仲が進展した印象を持ったものですから、そこまで進んでしまうと(主人公の意思ははっきりしているものの)対立構造となった場合、どっちに転がっても他方の傷が深くなるような、そんなところまで描いちゃったな~という気がしたのであります。





テーマ : 18禁・官能小説
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tag : フランス書院文庫 香坂燈也

ハーレム学園演劇部-放課後の禁断レッスン(著:イズミエゴタ、マドンナメイト文庫)

2015/12/11 発売

ハーレム学園演劇部-放課後の禁断レッスン

著:イズミエゴタマドンナメイト文庫


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いつのまにか女子だらけの演劇部に入っていた太一は、美少女部員たちからエッチな演技指導を受けることに……高校に入学した太一は、同じクラスの美少女につられてひょんなことから演劇部に入ってしまった。だが、そこは女子だらけのクラブで男子は太一ひとり。しかも、部員はなぜか美少女ばかり……。先輩や同級生との夢のような学園生活が始まるが……。(引用元:Amazon)


★★★★★ 部活動の合間に戯れる「お盛ん」な女子高生達, 2015/12/24
本作の発売前に作者自身が「常盤準改めイズミエゴタ」とカミングアウトしている。どんな意図があって発売前に告知したのかは不明だが、これを知ると本作は紛れもなく常盤作品であるし、知らなければ1人の新人作家によるデビュー作となろう。積極的に求め、自ら「いやらしいっ」「感じちゃうっ」と発しながら貪欲に交わる女子高生がたくさん描かれている。

基本的な構成は2014年の『もっと、イイコトしよ』(著:常盤準、廣済堂文庫)を踏襲している。百合っぽい戯れがあったり、「お仕置き」があるのも同じ。ただ、こちらの作品では後半で存在感を増したヒロインとの恋の行方が……というストーリーだったため、前半までのヒロインが宙に浮いた印象もあった。これに対して本作では高校1年生の主人公が入部した演劇部の年間行事に沿って話が進む。これが功を奏している。

つまり、主人公には一緒に入部した同級生という想い人はいるのだが、それはそれとして3年生の先輩2人から人目を盗んで迫られる春~夏の序盤と、次には2年生の先輩と「役づくり」の名目で関係を結ぶ夏~秋の中盤、そして最後は同級生とも結ばれる秋~来春(結末)という1年間の部活動と官能がリンクした運びの上手さである。ただし、状況こそタイトルにあるようなハーレムだがハーレムな結末ではなく、恋物語かと思って読むと肩透かしにもなろう。部活動に勤しむ快活な女子高生達に潜んでいた淫靡な裏の顔を知った時に本作は輝き始めるのである。

官能描写はいやらしいの一言。経験済みで達者な3年生は主人公が立派なムスコの持ち主と知るや妖しい変化を見せ、少女から女になった2年生や同級生は未知の世界の虜となる。この対比に加え、覚えたてかつ若さ故のヤり捲り三昧な淫猥さが全編に漲っている。しかも、ちょっとした主人公のイジワルにはしおらしくて可愛らしい反応も見せるオマケ付き。どのヒロインも魅力的なのである。

今後も「イズミエゴタ」なのか「常盤準」と並走なのかは分からないが、学園もしくは部活動路線、もっと言えば『ハーレム学園』のシリーズ化とそれ以外とで名義を分けて執筆するのも悪くない。
『ハーレム学園演劇部-放課後の禁断レッスン』のレビュー掲載元


当初はナンデまた発売前に筆名変更をカミングアウトされたのかな~?と思っておりましたが、ブログで告知されただけですからすぐに浸透するでもないだろうということで、ブログを閲覧するようなファンには「常盤作品だよ~!」と知らせつつ、一般的には新人さんのデビュー作として認知してもらうといった両面作戦なのであろうと推測しました。



にゃらさんのブログに投稿されている本作の紹介記事。
イズミエゴタ「ハーレム学園演劇部 放課後の禁断レッスン」(マドンナメイト文庫、2015年12月、表紙イラスト:大柴宗平)ネタバレ有り。御注意下さい。作品紹介(公式ホームページ)【あらすじ】高校に入学した太一はクラスメイトの果純を追って演劇部に入部したものの、何と男子部員は自分一人という状況に嬉しさと戸惑いの入り交じった心境に。ある朝部長の美帆と登校の折に混雑したバスの中で身体を密着させた事から次々と先輩...
イズミエゴタ「ハーレム学園演劇部 放課後の禁断レッスン」





で、今のところは「常盤準改めイズミエゴタ」とされているので、今後の活動はイズミ先生なのでしょうけれども、DSKとしては二足の草鞋でお願いしたいところですね。(^^)

ハーレム学園は是非ともシリーズ化していただきたく!ww



今回は演劇部でしたけれども、運動部の活動1年間もアリですよ、コレ。

自分は汗フェチではないですが、運動部ならば汗をかいた美少女が部活後のエッチでさらに汗をかくのもイケますでしょw

それに今回と同じ高校を舞台にして、演劇部が文化祭の準備とかしていた時、文化祭の合間に乳繰り合っていた時に他の運動部でも男女が同様に……なんて妄想も捗りますwww



男女の部員がいて、シチュエーションに事欠かなくて、何となくイケメンや美少女のイメージがしやすいのは…………うん、水泳部だな。(笑)



イズミ先生、次は『ハーレム学園水泳部』でどうかひとつ!(^^)

そして、熟女路線とか、主人公も成人男性にした作品は「常盤準」名義でよろしいのではないかと。





テーマ : 18禁・官能小説
ジャンル : アダルト

tag : マドンナメイト文庫 イズミエゴタ 常盤準

不貞妻・詩織-視線を感じて、私……(著:空蝉、画:ここのき奈緒、リアルドリーム文庫)

2015/12/2 発売

不貞妻・詩織-視線を感じて、私……

著:空蝉、画:ここのき奈緒、リアルドリーム文庫


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あなた、ごめんなさい……でもこんなに気持ちよくされたら、おかしくなる!
十年越しの情念を柔肉の奥深くに打ち込まれる清楚妻!
温和な人妻・詩織は高校の同窓会に参加したところ、
再会した小太りで陰湿な元同級生に酔わされ、
半強制的に肉体関係を結ばされてしまう。
(ちがうっ。これ……幸太郎さんのと擦れる場所が全然!)
欲求を内に押し込めてきた人妻の理性のタガが外れてゆく。
(引用元:Amazon)


★★★★☆ 不貞の境界線を汲み取る, 2015/12/20
タイトルやあらすじから王道的な人妻の寝取り(もしくは寝取られ)凌辱を予想したが、そればかりでもない側面が加味されていたように感じた。サブタイトルの「視線を感じて」に示される露出願望の要素もしっかりあるが、これも淫らな欲求を単に表しただけではない。一概に不貞と言っても夫婦の片方に一方的な責があるのではなく、その根底にある夫婦相互理解の欠如がチクリと示唆されているような、そんな感慨深さを覚えるものだった。

ヒロインは28歳の人妻【詩織】ただ1人。おっとりした性格で押しに弱く、地味で自分を表現できなかった高校時代にコンプレックスを抱いていることが今回の顛末における土台となっている。

一見すると非の打ち所のない夫【幸太郎】30歳
高学歴で一流企業勤めで、体格も良くて健康的で、細かなところにも気配りできる優しい夫。一般的にはイケメンの夫なのだが、詩織の清楚で従順な表向きしか見ておらず、ともすれば自分好みの妻でいてほしいといった願望が潜在しているようでもある。生真面目な故か、夜の営みには淡白という一面も。そんな幸太郎に応えるべく振る舞う詩織だが、本来の自分とは異なる面を期待されている「ズレ」にも気づき始めており、それを抑え込もうとしているかの冒頭は健気なだけにやや痛々しくもある。

対照的な容姿と言動で翻弄する凌辱者【ユウゴ】28歳
高校の同窓会で詩織と再会したユウゴだが、用意周到かと思えば突発的でもあったりと、当初の動きには曖昧さが否めない。容姿も好ましいものではなく、本性を現してからは身勝手な一面ばかり。つまりブサメン。しかし、高校時代の詩織を粘着質に注視し、歪な愛情を傾けていたとして詩織に潜む本性を見抜いていることが本作の肝となる。序盤で強引に関係を結んでからはその後も脅迫紛いに呼び出し、様々な露出(羞恥)プレイを繰り返して詩織の心を徐々に折っていく。幸太郎に感じていた「ズレ」と不満。嫌悪すべきユウゴからもたらされる愉悦と快感。本来の自分が求めていた興奮。交錯していた感情が一気呵成に変化する第五章『あの頃に戻って』はクライマックスと言えよう。当時の制服姿で激しく交わる2人にとっては同時に「あの頃に戻って(出来なかったことをやり直す)」行為に他ならず、お互いに読書好きという唯一の共通項から妄想プレイへと発展する演出が巧みな冴えを見せる。

ここからの詩織は幸太郎が不憫に思えるほどの豹変でユウゴにイレ込み、さらなる視線願望を満たすべく露出と羞恥の世界へと没入していく。ユウゴの導きで初心なカップルに痴態を見せつける夜の公園(第六章)はともかく、露出サークルのようなコミュニティまで出現する結末(第七章)は蛇足にも感じたが、これを「満たされない夫と満たされる他の男」と捉えた時、世に跋扈する浮気や不倫にも相応の理由があること、何より自分を正しく見てくれる人の存在が大切であることを改めて認識させてくれるような、そんな心持ちを抱く幕の引き方だったように思う。

蟻地獄のごとく堕とされていったように見える詩織は、諸々の仮面を最後は自ら外し、自己実現のために望んで堕ちていったのである。

余談ながら表紙のカバーイラストよりも中の挿絵の方が出来映え良く並んでいるのは少し勿体なかったか。
『不貞妻・詩織-視線を感じて、私……』のレビュー掲載元


これまでに1800以上ものレビューを投稿してきまして、その中程でヒロイン毎に段落を分けて記していく形も多く用いましたけど、出てくる男を分けて書いたのは初めてでした!(^^;)

と言いますのも、この作品を読んでいくうちに、詩織を取り巻く2人の男……夫(幸太郎)と掠奪者(ユウゴ)ですね……の対比がクローズアップされてきまして、この違いがストーリーの根底にあると感じたからです。

……妙なリアリティがありました。



イケメンだけど唯我独尊の夫。
ブサメンだけど女性を慮る男。



男は顔じゃないよ、中身だよ……と昔から言われますけれども、それを官能的にデフォルメして提示されたように感じましたね。



みきりっちさんのブログに投稿されている本作の紹介記事です。
不貞妻 詩織 視線を感じて、私…… (リアルドリーム文庫)posted with amazlet at 15.12.05空蝉 キルタイムコミュニケーション (2015-12-02)売り上げランキング: 2,380Amazon.co.jpで詳細を見る12月発売のリアルドリーム文庫の新刊です。読み終わったので、レビューです。主人公兼ヒロインの「詩織」(しおり)は、専業主婦です。優しい夫と一緒に幸せを感じていた彼女の元に届いた一通の葉書…。それは、高校の同窓会のお知らせでした..
リアルドリーム文庫 不貞妻 詩織 視線を感じて、私… レビュー





その意味からすると、確かに背徳に憂いながらも最終的には不貞を働いた妻かもしれませんが、どちらかと言えば潜んでいた自我の解放といった面が強かったようにも感じましたから、こちらを印象づけるようなタイトルにした方が「買ってみたけど予想と何だか違った」といった感想にはなりにくいかもしれませんね。





テーマ : 18禁・官能小説
ジャンル : アダルト

tag : リアルドリーム文庫 空蝉

昼下がりの人妻喫茶(著:葉月奏太、実業之日本社文庫)

2015/12/3 発売

昼下がりの人妻喫茶

著:葉月奏太実業之日本社文庫


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寒さ厳しい北の大地。ぽつんと存在する喫茶店で珈琲の香りに包まれながら美しき女店主や常連客たちに癒される――いまもっとも注目を集める作家が描く、ほっこり癒し系官能の傑作!

東京の乳業メーカーに勤務していたが、とある事情で寒さ厳しい北海道の田舎町にとばされてしまった青年・勇太。事実上の左遷を受け、失意のまま慣れない雪道を歩き転んでしまった彼を助けてくれたのは、喫茶店の美しき女性店主だった。彼女が切り盛りする店は、古めかしくも温かみがあり、そこに集まる常連客たちの人柄も魅力的だ。いつしか、優しく美しい店主・留華に熱い恋心を抱くようになった勇太だったが、常連客であるクールビューティーな人妻や、傷ついて喫茶店に辿り着いた元ソープ嬢と関係を持つ。しだいに留華との距離も縮めていき、彼女が抱える哀しい秘密を知ることとなる。あらゆる選択を迫られたとき、勇太が選ぶ道とは――?

人情味あふれる田舎町を舞台に描かれる胸と体が熱くなる、ほっこり癒し系官能。


★★★★★ 舞台を北の大地に移したハートウォーミングストーリー, 2015/12/15
これまで下町の商店街を舞台にした心温まるストーリーを幾つか紡ぎ、勝手ながら「葉月下町人情路線」と名付けていた作風を凍てつく北の大地に移して描かれた1冊と言える。その大地が春の訪れとともに雪解けを迎えるがごとく、素敵な明るい未来を照らす素晴らしい物語である。タイトルには「人妻」とあるが、確かにメインヒロインは人妻の【留華】34歳である。しかし、ちょっと訳ありな婚姻があらすじに記された「秘密」であり、これまた訳ありで左遷同様の転勤を命ぜられた主人公(27歳)との2人が乗り越えるべき「凍てつく大地」といった見方もできるであろう。

交通量も乏しく、人影もまばらな国道沿いで留華が営む喫茶店という、常連客が集まる楽しげな空間を舞台としている点では従前の下町商店街とほぼ同様のシチュエーション。様々な人物が立ち寄る中に一見勝気でクールな人妻【由里子】36歳もいれば、当てもなく彷徨っていた【果穂】24歳といったサブヒロインが配される。留華に一目惚れした主人公としては彼女達からのお誘いが悩ましくもあり、かと言って止められない情動でもあるのだが、サブヒロイン達にもそれぞれ悩みがあり、狭い町では打ち明けられない事情もあるといった背景がきちんと盛り込まれている。オホーツク海に面した最北に近い地域の冬の様子も含め、ともすれば閉鎖的になりがちな生活感にあって「余所者」としての主人公が上手く活用された官能描写になっている。

そして、孤独な由里子や行き場のない果穂の境遇はかつての主人公でもある。急な人事に落胆し、見失いそうになっていた自分を留華が救ってくれたように、今度は自分が彼女達を救うのだという互助の精神が発露されており、これはそのまま厳しい環境で生きる人達の、そして流れ者が辿り着くと言われる町の共通認識でもあることが暗に示されている。

その意味では留華も流れ者である。自分を悪い女、汚れた女と称する留華。対して自分を卑怯な男とする主人公。清いだけでは生きていけない情念を盛り込みつつ、清濁併せ飲みながらもそれを自覚し、向き合うことの清廉さが描かれている。故に本作は官能小説らしくないとさえ言えるピュアな良心に満ちているのである。

序盤から主人公とは親しげな距離感で振る舞う留華を挿みつつ冒頭はやや唐突な印象もあった官能面だが、実は大胆にも2人きりの店内が多い。鍵も閉めずに大丈夫か?といったところだが、静かに想いを交わし合う情交が大勢を占める中では淫靡さがあり、それまで女神か聖母のように留華を見てきた主人公の想いが成就する瞬間の興奮を伝える良さがあった。普段の清楚な趣が昂ぶっては淫らに豹変する留華のギャップもこれを後押しする。

皆がみな過去を整理し、決別し、心の安寧を得て新たに歩んでいく。留華と主人公は共に歩んでいく。それを常連客が温かく見守っている。現実的な世界を描いて現実に起こったら素敵なメッセージが込められた作品だった。
『昼下がりの人妻喫茶』のレビュー掲載元


これまで名付けていた「葉月下町人情路線」は、今後葉月人情路線とシンプルに改称ですかねw

それとも葉月下町人情路線葉月北国人情路線の2本立て?



そうなっても全然良いくらい素敵な作品でした~!

下町の商店街とはまた違った人情を感じましたから、今後も北国を舞台にしたほっこり路線の作品をどうぞよろしくお願い致します~!(^^)



葉月先生のブログに投稿されている自著解説はコチラ。
『昼下がりの人妻喫茶』
「真・絶対領域と名付けたい!」に賛同致しますw





年明けの2016年も葉月作品は相変わらずハイペースな順調振りのようでして。

◆新作情報

未亡人は夜に泣く(イースト・プレス悦文庫) 2015/1/10 発売
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47歳の池澤健吾は、2年前の事故で妻・佳香を亡くした。当時、佳香は健吾に噓をついての不倫旅行中で、その不倫相手も一緒に逝ったので責める事も出来ない。仕事ばかりにかまけていた自分にも原因があると思うと複雑な心境だった。そんな日々の中で、職場のマドンナ・あずさからアプローチされ、半ばヤケになって身体の関係を持つも、本気になれない。もう二度と恋愛ごととは縁がないのかと腐っていたある日、運命の女と出会ってしまう。その女は佳香の不倫相手の妻で……。


夜這い村(竹書房文庫) 2016/1/20 発売
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『未亡人は夜に泣く』は癒しっぽさもありそうな気がしますけど、『夜這い村』には淫靡な感じがしてきますよね。夜這いする寝取りなのか、夜這いされる寝取られなのか……ってねww





※あらすじはAmazonより引用。

テーマ : 18禁・官能小説
ジャンル : アダルト

tag : 実業之日本社文庫 葉月奏太

義母の誘惑(著:美野晶、竹書房文庫)

2015/12/2 発売

義母の誘惑

著:美野晶竹書房文庫


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若いのにEDに悩む山中雅範は、同世代の恋人相手にはどうしても勃たせることができない。その原因は義母の静香。才媛で匂い立つような色気を放つ彼女に雅範は密かな慕情を抱き、義母と同世代の女性にしか身体が反応しなくなっていた。そんななか、美女店長の玲子、クラブママの百合、人妻ナースの千沙といった美熟女たちに誘惑され、情交を重ねる雅範の静香への肉欲は、臨界を迎えてしまう――。俊英が描く、熟女誘惑ロマン!(引用元:Amazon)


★★★★★ シンプルな構成に加えた捻りがドラマを醸成, 2015/12/13
シンプルなタイトルに見合ったシンプルな、普段通りの美野作品らしさがありながら、所々でちょっとずつ加えた捻りがドラマ性に繋がっている作品だと思う。サブヒロイン達それぞれに役目を持たせて各エピソードに面白みと淫猥さを加えている。ただし、主人公が通う大学の教授でもある厳格な義母が自ら積極的に誘惑することは一切ないのでタイトルには違和感アリ。

33歳の義母より年上のサブヒロインばかりという布陣に本作で主人公が抱える悩みも浮き彫りとなる。要は「若い娘には反応しない=熟女好き」がデフォルメされたものだが、青年の悩みとしては重大でもあるし、人を愛するのに歳の差など気にすべきでないといったメッセージになる良さがあった。主人公の他にも男が2人ほど出てくるが、若き青年に影響を与え、サポートもしてくれる大人の一面も描かれていた。無類の女好きだったり、変わった性癖があったりと少々変わった大人でもあるが、官能的な要素を多分に含んだドラマ性は相変わらず秀逸である。

また、義母の他に3人並んだサブヒロインから対抗となる1人を立たせているのも今回の良さであり、高嶺の花とも言える絶世の美女との蜜月で官能面が補強されつつ、主人公との接近が義母の心情に影響を及ぼす流れにもなっていた。横並びのサブヒロインと一度きりの関係で終わる薄っぺらさを回避しつつ、メインと対抗の他にもヒロインを必要とする構成を導き出した結果と推測するが、それでも1人目が主人公の筆下ろし要員に見えてしまうのは致し方ないところか。

向こうから据え膳が次々とやって来るような都合の良さは否めないものの、好かれ捲る主人公を眺めるのはやはり心地良く、押しに弱いヒロイン達の官能描写が心地良く、最後は想い人とも結ばれる心地良さは王道路線とはいえ、凝らした趣向によってマンネリでもない面白さと魅力を放つ作品だったと思う。
『義母の誘惑』のレビュー掲載元


美野作品としてはオーソドックスに纏められた印象ですが、竹書房文庫から出ていることも関係しているかもしれませんね。

ファンの感覚だと竹書房ラブロマン文庫から出ているものと思ってしまいそうですが、本作は竹書房文庫から出ているので、官能小説ファンというよりも、一般小説(官能寄り)の読者を意識している面が充分にあると思われます。



官能小説の側にいると「なんで竹書房文庫から出してんのかな?竹書房ラブロマン文庫からでいいんじゃね?」と思いがちですが、そこはやはり違いがあるのでしょう。書店によっては置かれる場所も変わりますしね。

ですから、竹書房文庫で一般小説(官能寄り)読者の手に取ってもらい、「美野晶」の筆名から竹書房ラブロマン文庫にも触手を伸ばしてもらうことを企図しているものと推測するのであります。



二見文庫 → マドンナメイト文庫 も同じ流れかと……こちらはレーベル間の毛色が少々代わってきましたけどw

逆に、ジュブナイルポルノから官能小説への橋渡しを担っているのが 二次元ドリーム文庫 → リアルドリーム文庫 であり、美少女文庫 → フランス書院文庫 と思われ、そして最初から垣根なく行っているのが双葉文庫かと推測するのであります。



幻冬舎文庫に対する幻冬舎アウトロー文庫……こちらは風前の灯になっているようで。(汗)

良い意味でひとクセある作品が多くて通好みだったんだけどな……幻冬舎アウトロー文庫。





テーマ : 18禁・官能小説
ジャンル : アダルト

tag : 竹書房文庫 美野晶

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Author:官能レビュアーDSK
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