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ママは美人看護婦-童貞治療日記(著:鬼頭龍一、フランス書院文庫)

2003/11/23 発売

ママは美人看護婦-童貞治療日記

著:鬼頭龍一フランス書院文庫


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私はいけない母親……息子の××を口にしたりして。
私はいやらしい看護婦……患者に××を触らせたりして。
禁断と知りつつも、淫汁を零し震える息子の肉棒を慰め、
性に目覚めた患者の少年に乳首を与えてしまう佐知子。
熟れた女肉が若牡たちのつきぬ欲望に抗えないのだ。
その先にさらなる倒錯が待っていたとしても!
(引用元:Amazon)


★★★★☆ 看護婦として母として, 2016/12/7
2002年3月より呼称が「看護師」と改められながら翌年11月発売の本作でタイトルが未だ『看護婦』なのは、当時はまだ定着していなかったのか、あるいは言葉の持つ圧倒的に官能的なパワーを活かしたかったのか。そんな当時の実情はともかく、今はもう見られなくなった白衣のスカートスタイルにナースキャップで描かれれば、その装いと振る舞いこそが「白衣の天使」であり、やはり『看護婦』と表記したいのは充分に理解できるものと解釈する。看護婦にして母である【佐知子】32歳の慈愛と献身が官能小説というフィルターを通して描かれた作品である。

15歳の義息と14歳の患者。

息子には義母として、患者の少年には看護婦として接する佐知子。まるで2本のレール上を走るがごとくにこの2人が交錯することはないが、少年に得も言われぬ親近感を抱く佐知子の心情は交錯し、少年にもまるで母のように接していく。事故による少年の記憶障害を不憫に思う気持ちもあるが、初心な反応に以前の義息を重ねているようでもある。何故なら義息とは既に男女の仲だからである。冒頭から玄関先で迫られ、止む無くお口奉仕で済ませようとも昂りを覚えてしまう佐知子が描かれることで滑り出しは上々。その後も義息との不貞の関係が続き、次第にお尻への関心も高めていく義息はやや調子に乗っている様子でもある。

最初から一線を越えている義息に対して、病室で営まれる少年との関係は触れ合いから徐々に進んでいく導きの展開。かと言って佐知子が淫らに誘うでもなく、看護の中で芽生えていく母性的な感情の発露と初心な少年への好奇心にも似たアプローチである。いつも笑顔で迎えてくれる少年への眩しさも加味され、常にベッドへ腰かける距離感で始まるのが艶めかしい。そこからは、およそ看護婦に抱くほぼ全ての妄想的シチュエーションが順次描かれていくのだが、その序盤で生じる官能的な控えめさを補うのが義息という構図でもある。病院では看護婦として、帰宅すれば母として、そしてオンナとして佐知子が求め、求められる日常が描かれているとも言えよう。

しかし、佐知子が秘密にしてきた悲しい過去が終盤で判明し、これが少年とのさらなる繋がりとなっていく。ベタな展開ではあるが、起承転結に則った構成として効果的ではある。憂いを残すも義息との相姦を享受していた佐知子にとって後の祭りとはいえ禁忌にも程があるという状況に置かれ、深い悲しみに包まれる。

そんな自分を律してほしい、お仕置きしてほしいと懇願する義母の豹変に戸惑いながらも応える義息には心境の変化も現れ、母への愛しさがさらに増しているのは好印象。そして、最後の夜に営まれるのは何もしてやれなかったと悔やむ「母」が示した、少年を「男」にして送り出す惜別の儀式である。
『ママは美人看護婦-童貞治療日記』のレビュー掲載元


2003年という頃合いがそうさせたのでしょうか……いろいろなところで新旧が織り交ぜられているような作品でした。

敢えての「看護婦」でありながら、患者のストレス軽減から従来の6人部屋から4人部屋へと移行している現状には作中で対応しています。それでいて旧来からの王道路線である「母と息子」……息子は何も義息だけとは限りません……で優しく展開していく相姦ストーリー。

官能成分も申し分なく、全体としても心地の良い作品でした。(^^)



個人的にはヒロインの佐知子さんが常にベッドへ腰かけるのがツボでしたねw

何気ない仕草としてサラリと挟み込まれてましたけど、よくよく考えてみれば、職務としてフツーあり得ないことですから「なんかイイなぁ」みたいなww



ついでに申せば、「黒本」黎明期から活躍されている新井田孝御大の筆による表紙カバーイラストもイマドキ……と言っても2003年ですが(汗)……に通ずるほど洗練されていますよね。

これは新旧と言うより、現役がちゃんと今風に対応しているってことでしょうかね。





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tag : フランス書院文庫 鬼頭龍一

熟・姉・交・姦-少年たちの初体験(著:高竜也、フランス書院文庫)

2003/8/23 発売

熟・姉・交・姦-少年たちの初体験

著:高竜也フランス書院文庫


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美姉・奈津子――奔放な肢体と美しい肌を持つ未亡人。
熟姉・真希――孤閨に惑う、弟想いの三十二歳。
彼女たちには恥ずかしい秘密があった。
夫を亡くした寂しさを、弟の肉茎で埋めていたのだ。
禁断の魔悦にあえぐ二人は、まだ気づいていない……
恐るべき少年たちが、「姉交換」を企てていることを!
(引用元:公式サイト


★★★★☆ 姉弟交姦に未亡人の熟女感を加味したテイストが奏功, 2016/9/25
姉弟相姦から実姉の交姦へと発展する中で主なヒロインをアラサーの未亡人としたことで醸される熟女感が作品の色合いを深めている。空閨の疼きと抗い難い欲望を根底に満たされない想いが弟へ向かう、弟もまた姉を求めてしまう、そんな悲哀が描かれた作品である。

奈津子(28歳)×慎次郎(18歳)
冒頭から睦み合う描写で始まるのはなかなか淫猥だが、ミスコンで優勝するほどの美貌の奈津子は旅館に嫁ぎながら夫の死去により今は出戻りの未亡人であり、過去の奔放な男遍歴もあって早くから空閨を満たす相手として実弟の慎次郎とは相姦関係にある。あくまでも慎次郎に主導権を持たせながら実質は奈津子がコントロールしている状況であり、亡夫の弟からも求婚されている。

真希(32歳)×亮二(18歳)
次第に話の主軸になっていく2人だが、清楚で貞淑な印象の真希もまた未亡人であり、奥手で優しい亮二が思わず吐露した姉への想いに応える形で関係を結ぶに至る。ただ、奥ゆかしい風情に反して実は大胆な一面もある真希は夫を喪ってからしばらく別の男と割り切った関係を結んでいたりもする。そして、その男との密会を慎次郎に知られたことが姉交姦へのきっかけとなるのだが、真希&亮二の姉が奈津子&慎次郎の兄と結婚している親戚関係でもあることが元より2組の距離を近づけており、交姦を仕組むのをスムーズにさせている。

奈津子も真希も身体を開発された未亡人の疼きを根底にしながら、亡夫からすぐに実弟へと向かった奈津子と紆余曲折を経た真希とでキャラクターの違いを出しているようである。それでも実弟と関係してしまう禁忌への憂いは背景にあるのだが、その禁忌のスリル故に興奮がどうしようもなく高まってしまう背徳のやるせなさが描かれている。

そうした中で慎次郎から持ち掛けられた交姦の提案を事前に受け入れた奈津子には年下の少年を自分好みに仕立て上げる喜びが加味されているのに対して何も知らずの姦計で慎次郎と交わらされた真希には抵抗しつつも愉悦を覚えてしまう自分が恨めしく、これに亮二も加担していたのではないかといった疑念もあり、後には未練を残す別の男が再び現れて慎次郎と鉢合わせるような混迷の事態へと至っていく。そして、こうした状況に臍を噛みながら悶々とする亮二である。

台詞よりも心情の説明で進めていく官能描写それ自体は控えめながら状況の良さがいやらしさを形作っているスタイルと言える。

絡み合い、出口の見えなくなった事態は真希の突然の行動によって収束へと向かう。奈津子もまた新たな人生を歩み始めることで双方の歪んだ姉弟関係は正常へと向かうのだが、関係改善の最後は真希と亮二の切なくも美しい惜別の情交フィナーレである。
『熟・姉・交・姦-少年たちの初体験』のレビュー掲載元


2008年9月にレビュアーとして初投稿してから8年ほど経ちますが、実に遅まきながら、誠にお恥ずかしながら、本作が初めての高竜也大先生作品であります。orz



いや、言い訳させていただきますと、高先生の作品はとにかく数が多いんですよ……。(汗)

ですから、追いかけるのが大変でして……。(大汗)

ならばいいかとこれまでノータッチで過ごして参りました……。(滝汗)



こう見えてDSKは凌辱畑……言ってしまえば綺羅光大先生……から官能小説をスタートさせてますので、凌辱から誘惑へと舵を切った際に高先生の作品群も一緒に迂回してしまったと……。(爆汗)



さらに言い訳させていただけるなら、日頃から気にはしていたんですよ。(^^;)

あらすじを読んで「悪くないな」とかエラそうな感想は抱いてましたww

甘いテイストばかりでなく、寝取られとか交姦とか、琴線に触れることもあったのです。





それが、ナゼここに至って手にすることとなったのか。





そりゃあ、もぅ、Kindle Unlimited ですよ。

読み放題の対象として高先生の作品はガンガンありましたから。



過去形なのが残念至極ですよね…………2016年10月からフランス書院文庫の全タイトルが対象外になってしまいましたからね…………復帰を強く強く望みたいですね。



そんなこんなで高作品との初の出会いとして選んだのが「姉交姦」だったのでした。

しかも、熟・姉・交・姦

姉妹が熟女というのがイイ!と思って読みましたが、期待通りの良さでした。(^^)



高先生、読み放題の道は今のところ閉ざされておりますが、それでも今後しばらくは 高竜也祭り になりそうですw

今更ですが、よろしくお願い申し上げます。m(_ _;)m





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tag : フランス書院文庫 高竜也

鬼頭龍一スペシャル:僕たちのママ-美母交姦(著:鬼頭龍一、フランス書院文庫)

2003/7/23 発売

鬼頭龍一スペシャル:僕たちのママ-美母交姦

著:鬼頭龍一フランス書院文庫


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「わたしたちは母子、過ちはもう二度と犯せないの……」
女体を求めてくる息子を決死の思いで拒む紗江子。
だが、ひとたび熟肉を知った明良に真の母性は届かない。
まして、奈津美と雅彦の危険な相姦劇を見せつけられては。
(ママがやらせてくれないのなら、奈津美叔母さんと……)
二組の母子を淫獣にする、驚愕のシナリオが動きだす!
(引用元:公式サイト


★★★★☆ 母子交姦の魅力を詰め込みながら官能面の一部に感じる押しの弱さ, 2016/9/8
フランス書院文庫で『スペシャル』と名のつくタイトルは大体において取り上げられた作者の特集号という意味合いの短編集が多いのだが、本作は長編が収録されているのみで通常の作品と変わらないため「何故スペシャルなのか?」といった疑問が沸く。本作が発売された2003年7月当時の作者はやや晩年(?)とはいえ依然として現役であり、年3~6冊とバラつきはあるにせよハイペースで上梓を続けていた頃でもある。ただ、本作以降は徐々にペースダウンしていることから何かしらの区切りが作者にはあったのかもしれない。どちらにせよ官能小説の黎明期を代表する別格な大御所の爛熟した存在感が示された、2組の母子がスワップな関係に陥る母子交姦の作品である。

本作と同様に2組の母子が相手を入れ替えて情を結ぶ『友だちのママ-美乳交姦』(著:名鳥悠)という作品が1999年に出ているが、他にも官能小説界のお歴々が時に描いてきた路線でもある母子交姦は友人の母を奪う「寝取り」と自分の母が奪われる「寝取られ」が同居する悩ましい淫靡さが大きな魅力。これに2003年当時のエッセンスと思しき「悪童から狙われる母」のテイストを軽く加味したのが本作の特徴と言えよう。

奔放で開放的な義母【奈津美】32歳と次第に味を示す義息【雅彦】16歳
【奈津美×雅彦】の母子相姦から話は始まるが、既に味を示して義母を羞恥の言葉責めにするほど発展した関係を冒頭に見せて官能的な期待を高めながら、次には過去へと戻って始まりを描き、まだオドオドしていている雅彦を上段から誘惑する奈津美を描く上手さがある。あどけない少年を支配するかの状況にスリルと興奮を覚える奈津美だが、今の雅彦には満足なれど何かを失ったようにも感じている。

息子を溺愛する実母〈紗江子〉37歳と内向的で優しい息子〈明良〉15歳
まだ幼さを残す明良とそんな息子を溺愛する紗江子の関係もまた特殊ではあるが、あくまでも母であろうとする紗江子に対して雅彦が義母(奈津美)と男女の仲であることを知るにつけ明良の意識は変わっていく。遂には実の息子から迫られる紗江子だが、一度限りであろうとする〈紗江子×明良〉の関係はその後の気まずさとちょっとした入れ違いから〈紗江子〉×【雅彦】となってしまう。

弱みを握られるように雅彦から迫られ、屈してしまう場面は程良い凌辱風味があっていやらしく、時を同じくして紗江子から拒まれ続けた明良が矛先を奈津美に向けることで【奈津美】×〈明良〉の関係も始まる。雅彦に失われ始めていたあどけなさや臆した態度を明良に感じて触手を伸ばしていく奈津美は一貫してオープンな積極さを持つことで紗江子とは異なる淫猥さを醸している。

奈津美と雅彦が悪役気味になって進む中盤以降はその理由がやや弱いものの、明良を虜にし、紗江子を巻き込むような蟻地獄の展開である。悪童のごとき態度の雅彦を奈津美がサポートする形で男2対女1の3Pや乱交的4Pが描かれ、前後の穴を同時に責められたりするのは淫猥度が高い。他にも緊縛や双方の母が黄金聖水を飲ませるようなエグい場面もあるのだが、肝心なところがオミットされる場面もあるため官能面では時に押しの弱さも感じるところである。

エスカレートしたスワップ母子の関係は長く続くものではなく、続けるべきでもないと最後まで母の矜持を残した紗江子が最後に奈津美と見せた男1体女2の3Pでは今後の行く末を紗江子と奈津美がアイコンタクトで示す瞬間があり、こうした意図を台詞に頼らず演出するのはさすがの幕の引き方だったと思う。
『鬼頭龍一スペシャル:僕たちのママ-美母交姦』のレビュー掲載元


2016年8月よりサービスが開始された Amazon の定額読み放題 Kindle Unlimited によって旧作への関心がとみに高まっているDSKですが(^^;)、本作もその一環で読んでみた作品です。

買おうかどうかの線上にあった作品にトライするのはもちろん、今では古本を見つけるのも難しい旧作を読めるのは大きいですねぇ。

今のところ「黒本」以外はやや消極的なラインナップに留まっている官能小説もこれからはガンガン読めるようになっていただきたい!と切に願っております。



読み放題でもイイ感じに収入は得られるみたいですから他のレーベルも腰を上げてよろしいのではないでしょうか?



さて、いろいろとチャレンジできることで交姦モノへも触手がどんどん伸びる訳ですが、こう、何と言いますか、憧れていた友人の母とお近づきになれる反面、愛する自分の母を差し出さなくてはならないシチュエーションというのは誰が思いついたのでしょうかね?

夫婦のスワッピングみたいに望んだ形とはまた別の、ホントは自分だけがイイ思いをしたいけどそうもいかない悩ましさ、もどかしさというのは何とも言えないスパイスがありますデス、はい。



……実は結構好きだったりします、交姦w





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tag : フランス書院文庫 鬼頭龍一

継母〈ままはは〉(著:黒沢美貴、幻冬舎アウトロー文庫)

2003/12/2 発売

継母〈ままはは〉

著:黒沢美貴幻冬舎アウトロー文庫


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予備校生の直人はある日突然、父親に美夜を紹介された。真っ赤な口紅、胸元から覗く谷間、露わになった太股―家中に撤き散らされる継母のフェロモンに直人は息が詰まりそうだった。「こんなエロい身体の女を母親だなんて思えるわけないじゃないか」父親の帰りが遅い夜、直人は身を捩って嫌がる美夜の下着の中へと強引に指を滑り込ませた―。


★★★★★ 母になろうとした継母と主人公の成長と家族の在り方, 2015/10/18
サブタイトルもなく、何の説明も無い、しかし敢えて「継母」とのみ記すシンプルなタイトルは作者の自負か編集側の自信の表れか。だとしたら、それは大正解だったと言える素晴らしい作品である。義理の母(義母・継母)をヒロインとする数多の官能小説において最高峰の1つと断言したい。つまり名作。

エリートコースを歩みながら大学受験に失敗した挫折から負の心情が鬱積する主人公。青春を謳歌した高校時代を一緒に過ごしながら現役で有名大学に進学した彼女とは意識のズレも感じ始めており、同じく有名大学から一流企業へ入社した成功体験を押し付けてくる父親も目障り。そんな家庭で32歳の若き継母【美夜】だけは優しい気配りで接してくれるのだが、始めて会った時から女としてもついつい見てしまう。こうした複雑で微妙な主人公の立ち位置と心持ちがしっかり描かれている。

派手な容姿でグラマラスな色気も放つ美夜だが、エリート意識に対するアンチテーゼの役割を担いつつ母として、義理の母というより死別した実母から受け継いだ母として一生懸命に果たそうとする姿が見えてくる。だからこそ作中の言葉を借りれば主人公の積年と万感の告白を耳にして涙ながらに「母として絶望し、女として高揚する」のである。夫に愛人の影がちらついて(ご無沙汰で)体も疼く母というオンナは他でも見られるが、それでも家庭を守り、何より息子を支えたい「母」がきちんと描かれることで滲み出る哀切は一線を画す。

赤子が甘えるように、救いを求めるように男の感情が膨れ上がった主人公に半ば押し切られる形で官能面も一気に高まる愛欲の蜜月が後半から始まるのだが、女の顔を出して受け入れてもなお慈悲深い母であろうとする美夜は相応の覚悟も決めていたようで、それは世間体と言えばそれまでなのかもしれないが、母に成り切れなかったと悔やむ心が見せた最後の決断は成長した息子を送り出す精一杯の姿だったのであろう。一読では哀しく見えながらも「立派なお母さんでしたよ」「主人公も頑張ったね」と声を掛けてあげたくなるような、そんな晴れがましさも同居した2人の門出だったようにも思う。

世の偏見をチクリと風刺しながら挫折や父子の確執を織り交ぜたドラマとして主人公の成長をも描きつつ、円満にはならなかったものの主人公を中心とした川の字のごとき新しい家族の姿を母子相姦の憂いと密度も失わない官能小説として見事に描き切った作者の手腕には感服するのみ。

確かに『継母』の他に説明するのは野暮。
それでいて『継母』が最も相応しいタイトルだった。
『継母〈ままはは〉』のレビュー掲載元


もしもDSKが何らかの形で「義母・継母 特集」なるものを企画することがあったら、そして、この作品を知ることなく企画してしまうようだったら……危うく致命的な欠陥をもたらすところでした。

この作品を逃してはならないっ!

それくらいの作品です。m(_ _;)m



実の母以上に母であろうと努めた継母。
実の母の遺志を受け継ごうと努めた継母。
最後の最後まで母であろうと努めた継母。

旺盛な性欲を持て余す女でもある継母。
旺盛な性欲を受け止め切れない夫に失望気味の継母。
息子の視線に男を感じてもいた継母。

息子という男と一線を越える覚悟を決めた継母。
それでも家庭を最優先しようと努めた継母。
家庭が崩壊しても家族の絆を残そうと努めた継母。



母にして女、女にして母……官能小説としての「継母」が全て詰まった1冊でした。



◆テイストの似た作品
2015/4/17 発売

熟蜜-義姉のしずく(著:川奈まり子、竹書房文庫)


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◎憧れの義姉さんをボクのものにしたい…!
◎伝説の美熟女優・川奈まり子が描く禁断官能ワールド
二十五歳の神田拓海は義姉・彩の艶めかしい喪服姿を見つめずにはいられなかった。長兄の直樹の婚約者として出会って以来、ずっと憧れ続けていた義姉は、兄が交通事故で突然亡くなり、三十路で未亡人となってしまった。四十九日の法要でも、いまだに憔悴しきった彩を見て心配する拓海だったが、その一方で彼女に対する禁断の想いは高まるばかりだった。そんな時、彩が次兄の竜也に襲われ、抗いながらも快美に悶える姿を目撃してしまった拓海は…!未亡人の義姉に対する狂おしい情欲を描く禁断の美熟エロス!


ブログの投稿記事
熟蜜-義姉のしずく(著:川奈まり子、竹書房文庫)
http://dsk18.blog.fc2.com/blog-entry-918.html



こちらの作品では夫を喪ったばかりの未亡人兄嫁をヒロインとしている違いはありますが、結末も含めて何かと似通ったテイストを感じさせます。女流作家ならではの視点なのでしょうか。



◆現状の最新作
2012/4/6 発売

グラマラス・ムーン(著:黒沢美貴、徳間文庫)


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相田美月。二十七歳。会社では地味で目立たないOL。別れさせ屋のときは艶やかな悪女。二つの顔を持つ女。着やせするタイプだが脱ぐとグラマラスボディ。まさに酒池肉林という言葉に相応しい愛欲生活にも飛び込む強いメンタルの持ち主である一方、癒し系である。そんな美月に依頼が舞い込み、男と女を別れさせ、難題解決!

当ブログの投稿記事
グラマラス・ムーン(2012年4月、徳間文庫)
http://dsk18.blog.fc2.com/blog-entry-99.html



2012年4月以来、新刊が途絶えてしまって残念至極なのですが、すっかり筆を置かれてしまったのでしょうか。それとも別名義で活躍されているのでしょうか……。





※各作品のあらすじはAmazonより引用。

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三人の未亡人(著:楠木悠、フランス書院文庫)

2003/4/23 発売

三人の未亡人

著:楠木悠フランス書院文庫


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飢えて、疼いて、たまらないの!……
青年を見つめる熟女の瞳は蜜戯への期待で潤んでいた!
麗しの叔母・智子と、挑発的な美貌の隣人・希美子。
完熟の肉体を持て余す二人の未亡人を次々と味わい、
憧れの未亡人課長・有美への叶わぬ想いを紛らすが……。
肉欲と切ない真実が交錯する大人たちのロマンスの行方。
(引用元:Amazon)


★★★☆☆ 作品の出来は良いが未亡人を見下す主人公に不快感を覚える, 2009/3/4
最初に好みからくる感想を正直に言わせて貰う……面白くない……ちっとも面白くない作品である。ドラマと官能が高い次元で融合した前作にしてデビュー作『家庭教師と二人の熟妻』のような複雑な人間模様ではなく、比較的シンプルに纏めたストーリー展開も悪くないし、主人公が憧れる上司の未亡人の心情もしっかり描写されている。アバンチュールを楽しむ叔母とお隣さん、この2人の未亡人もまずまず魅力的なのに何がいけないのか。主人公が未亡人を見下しているところにどーしても共感出来ないのである。

男日照りを慰めてやってあげているという態度にノリ切れない。確かにサブヒロインである2人の未亡人の振る舞いからすれば主人公が抱く感情も分からないでもないが、何かちょっと違う気がして仕方がない。未亡人からの求めとはいえ、言葉責めにしてもプレイにしてもやり過ぎに思えてしまう。当人達は楽しんでいることからすると、つまりは理解出来ないということである。

素直になれない上司が執った『覆面プレイ』にしても「何で?」との疑問が湧く。あまりに憧れ過ぎて一度失態を演じている主人公のためにもその存在を知られずに体から先に交わろうという上司の配慮は理解できるが、その手段が余りにも違うのではと思えてならない。最後の主人公の企てにしても調子に乗り過ぎの、女心の弄び過ぎで、これは作者の意図と合致するところとは思うが、ヒロイン達から逆襲されて溜飲を下げるほどである。最後こそハッピーエンドで読後感が悪くないのが救いである。

ただし、これはあくまでも個人的な好みによるものであり、この作風がOKならもとより作品そのもののレベルは高いので、人によってはかなりの良作になるのかもしれない。
『三人の未亡人』のレビュー掲載元


楠木悠先生はアンソロジーで初登場という割と珍しい経歴でして、その次に出る単独名義の長編がデビュー作『家庭教師と二人の熟妻』となり、その次が本作なのであります。



……で、楠木作品には時々あるんですよね。

……女性を蔑む感じの主人公がね。

……これがちょっと気になるんですよね。

……まぁ、好みなんですけどね。(^^;)





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僕だけの未亡人叔母(著:新堂麗太、フランス書院文庫)

2003/8/23 発売

僕だけの未亡人叔母

著:新堂麗太フランス書院文庫


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セックスが、麗子さんの女体がこんなに気持ちいいなんて。
上京して二週間、叔母に教えてもらうまで知らなかった。
男性器を包みこむ紅唇の心地よさ、熟女の秘部を貫く征服感。
大きく脚をひろげ、悩ましく喘ぐ叔母さんを独占したい!
未亡人の寂しさは、僕がいつでも癒してあげる。
純粋すぎる少年の想いに溺れる若未亡人叔母の私生活。
(引用元:Amazon)


★★★★☆ 物語が充実している, 2009/2/22
果たして官能小説にドラマ性が必要なのかと考える向きもあるだろうが、これは相応にあった方が良い、むしろあるべきと考える。ただ濡れ場だけを抽出するのならば、わざわざ小説を選ぶ必要はなくAVで事足りるからである。大っぴらに観賞出来ない環境の人もいるので一概には言えないが、それでも文字だけで数百頁も読むのだし、やはり小説なのだから物語の中に官能が、あるいは官能に至るための物語があって成り立つものだと思う。

なぜこんな講釈を垂れているのか、それは本作が普段の新堂作品でありながらドラマの部分に常ならぬ気配りをしたのか、実にスムーズな流れを感じたからである。

2人のヒロインが嫉妬心を内心剥き出しにして主人公を奪い合うのだが、それぞれとの密戯が発覚して双方が主人公に三行半を突き付けるところがいつもと少し違う。また、その後も普段なら主人公が反省した頃合いを見計らってヒロイン達が百合を見せつけて和解するパターンが多いのだが、本作ではここで(ベタだが)なかなかドラマティックな捻りをひとつ効かせて主人公の悔恨を演出している。これまでも、またこの後にも見られない流れである。さらにヒロインそれぞれにもドラマがあり、それが主人公との同居生活の中で影響を及ぼし、心と体の融合をさらに促す要素になっている。

ただ、タイトルからすると未亡人の叔母がメインかと思うし、実際にカラミも叔母との方が若干多い気もするが結末は違った形で迎える。デビュー作『若未亡人の寝室』に通ずるものを感じる作風である。

なお、物語の本線からはズレるが、この未亡人叔母は、後にその理由が判明するものの、男を取っ替え引っ替えしてパーティに出掛け過ぎと思う。実姉に肩入れしていると何てこともないだろうが叔母寄りだと何となく少し釈然としなくなる。あと、クライマックスの3Pが消化不良気味。
『僕だけの未亡人叔母』のレビュー掲載元


DSKが個人的に初期の傑作と位置付けている『熟母と家庭教師』に続く5作目が本作。この頃からしばらくの新堂作品はノッてると言いますか、内容が充実している印象ですねぇ。(^^)

デビューから2年目という勢いもあったのかもしれません。



にゃらさんのブログでも本作が紹介されています。
誘惑官能小説レビュー 新堂麗太 「僕だけの未亡人叔母」








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叔母と三人の熟夫人-いたずらな午後(著:楠木悠、フランス書院文庫)

2003/9/25 発売

叔母と三人の熟夫人-いたずらな午後

著:楠木悠フランス書院文庫


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「買いたいのは宝石じゃない。あなたよ……」
かすれ声で囁く人妻が、男のチャックをさげる。
剛直をしごく手つきは、優しく、そして激しい。
芳美、和代、美弥子……青年は誘われるまま、
熟夫人たちの濡壺を舐め、裏穴へ肉茎を埋める。
だが彼の想う女性はただ一人、叔母だった……。
(引用元:Amazon)


★★★★★ 官能と愛情のバランスに優れた作品, 2008/12/4
実に上手い。読了後の第一印象である。官能小説はファンタジーだと、非現実な煩悩世界を表現するファンタジーだと時折言われるが、ある意味本作こそ官能とドラマのファンタジーを実現しているのではなかろうか。

タイトルから判断すると叔母と併せて4人のヒロインに見えるが実は5人、考えようには6人にもなる。叔母の存在が本作の根幹を示しており、主人公の思慕の源である。

そして官能部分の多くは意欲旺盛な熟夫人達が務める。3人とも大変に貪欲で、変わった性癖の持ち主も2人いる。やや残念なのは、この2人の嗜好が程度の差こそ随分あるが同じ方向性にあること。被虐性である。

1人は主人公との営みにより見られる快感を得ていく。痴漢プレイを所望し、他の男にも触られてしまうが本人は記憶が飛ぶほどの愉悦を覚える。普段が凛としたクール美女なだけにそのギャップは凄まじい。もう1人は完全なM熟女。思いっきり引っ叩かれて悦んでしまう。この2人との情交は少々やり過ぎに思えた。

後半ではこの熟夫人3人入り乱れての盛大な4Pに突入するのだが、これで終わらないのが本作の贅沢なところ。そもそもこの熟夫人達に主人公をけしかけたのが叔母であり、主人公が想いを寄せていた人の妹だからである。

叔父の後妻に入ったのがその実妹という複雑な関係なのだが、容姿の似た妹叔母に主人公は姉叔母の姿を見て淡い思いを募らせ、妹叔母も熟夫人達の相手をする主人公に嫉妬の炎を燃やし始める。ここで姉の気持ちを理解して自分も同じ道を歩むことを決意するのだが、主人公と妹叔母との情交中に双方があるものを見て間違いに気付き諭されるという、実にファンタジーな展開がクライマックスに用意されているのである。

最後に気持ちを整理した主人公が下した決断は、少々寂しく切ないながらも正しい選択だと思う。絡まるドラマと濃密な官能がバランス良く配された見事な作品である。ちなみに本作は2003年のフランス書院文庫年間No.1ヒット作とのこと。
『叔母と三人の熟夫人-いたずらな午後』のレビュー掲載元


年間 No.1 ヒット……「黒本」2003年のベストセラーってことですね。

長編としては3作目ですしデビュー2年目ですから快挙というか偉業というか、なかなか凄い実績ですよね。



本作は叔母が顛末の仕掛人でもあるのですが、最後の最後で自分の首を絞めることになるんです……この嫉妬が堪らん!でしたわwww

しかも、この叔母には姉がいまして、これが主人公の真の想い人でもあるのですが、この扱いが実にファンタジー。

緻密に練られた作品だったな~と感じました。





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tag : フランス書院文庫 楠木悠

蒼い体験-高校生と二人のお姉さま(著:鏡龍樹、フランス書院文庫)

2003/9/25 発売

蒼い体験-高校生と二人のお姉さま

著:鏡龍樹フランス書院文庫


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初めての女性はセクシーすぎる29歳の従姉妹。
「智也くん…あたしの××舐めてみたい?」
刺激的すぎる甘い誘惑で、僕を夢中にさせる美鈴。
ふたりめの女性は、可憐すぎる24歳の実姉。
禁忌さえ忘れさせる愉悦と切ない昂りに僕は狂った。
大人の世界へ導いてくれる…お姉さまとの蒼い体験。
(引用元:Amazon)


★★★☆☆ ソフトな作品, 2008/10/26
実姉にほのかな想いを寄せる主人公が、遊びに来た従姉の導きで結ばれる話。全体的にソフトな雰囲気で姉弟の愛情が静かに描かれている。

突然やって来た割には何でもお見通しの従姉。弟の自慰行為も目ざとく見つけ誘惑していく。そして主人公は一旦従姉と結ばれて「初めて」を喪失するのだが、この行為を偶然にも実姉が覗いてしまい、その時におぼろげながら弟への気持に気付く。

従姉はそんな実姉の想いもお見通しで、主人公に自分の本当の気持ちを諭しながら実姉への告白を勧め、その想いを聞いた実姉もまた自分の本当の気持ちを実感するのである。

最後には看護師である実姉の病院でこっそり睦み合う2人の描写で結末を迎えるのだが、全体的にソフトな作風で、特に前半は実姉の下着への執着を綴ったシーンばかりなためか、エッチシーンもやや少なめで控え目なのが残念である。
『蒼い体験-高校生と二人のお姉さま』のレビュー掲載元


相姦ですから関係としては、まぁ、歪んではいるのですが(^^;)、愛情を清らかに描けば描くほど官能面が控えめに、穏やかになっていく反比例の構図が往々にして見られるのは何が理由なんでしょうかね?

同じ愛情でもギラギラしていると、それが言動にも表れて淫猥度を押し上げるのでしょうか。



そもそも官能小説の誘惑作品におけるピュアな愛情というのは、どこをどう感じて判断されるものなんでしょうかね?

多くの作品を読み込むと設定としての近親相姦には慣れてしまいますから、むしろそうでないと物足りないようにもなってしまいますが(^^;)、初見だと何より相姦という関係自体に背徳感を強く抱くでしょう。もぅ、その時点でピュアでも何でもない感覚に至るとも考えられます。

関係性としての背徳感と愛情としての正当性……この狭間で作家の皆さんは苦慮されるのでしょうかねぇ~。





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秘戯(著:西条麗、フランス書院文庫)

2003/07/23 発売

秘戯

著:西条麗フランス書院文庫


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鈴口にキスをし、茎深く咥え朱唇をすぼめて抽送。
さらには肉袋から会陰部に舌を這わせ刺激を送りこむ。
こんな濃厚で情熱的なフェラは、性交は、初体験だった。
妻に秘密で若い牝肉と交わす秘技、秘儀、秘戯……
仕事を忘れさせ心身を癒してくれる愛らしい萌と麗奈。
若い美女二人の献身と甘い蜜肉で今、男は牡になった!
(引用元:Amazon)


★★★☆☆ 熟年男の出会いと別れと再スタート, 2008/10/19
カバーを裏返して「白本」にするか、別途カバーを付ければ、通勤時の電車内で読めそうな手軽さのある作品。五十男がひょんなことから若い女性2人と知り合い、関係を結び、そして別れていく。別れに悲愴感が漂わないのは、崩壊寸前ながらも主人公には家庭があり、情交の際には双方とも愛を囁くものの、それは若さや希望に溢れた、一途に溺れるような激しいものでは無いからである。良くも悪くも大人である。

弁当屋で知り合う1人目のヒロインと距離が縮まるきっかけはやや唐突。2人目に至ってはかなり非現実的である。しかし、この2人には正反対の魅力が与えられており悪くない。そして、なんとも羨ましいことに50代の主人公が20代のヒロインから迫られるのである。

主人公がしきりにヒロインを癒しの存在だと口にするが、ヒロイン達も同様だったのであろう。どちらも都会で奮闘する(しかも片方は社会から脱落しかけている)孤独な女性である。

主人公もまた会話の途絶えた妻、引きこもりで過食症の息子、反抗的で失恋後に拒食症を患った娘に囲まれてにっちもさっちもいかなくなっている。主人公の逢瀬には現実逃避が多分に含まれている。それでもヒロイン達に我が娘の姿を重ね、触発され、彼女達の自立と再スタートを見届け、別離を味わうことで主人公自身も家族の絆を再び取り戻そうと思い至るところで話が終わる。

こうして新たな旅立ちを迎える中で、自ら命を絶つ主人公の親友の存在が対極に位置している。誰でも新しい目標を見つけて再スタートできる訳ではないとの無情と寂寥を漂わせている。

エッチシーンは総じて淡泊ながら要所を押さえたもので不足が無いとは言えないが、まぁ許容の範囲内。裸赤エプロンも登場するし、親友とホステスとの情交も描かれている。控えめで慎ましやかなホステスが、親友の求めに応じて羞恥心を取り去った後のギャッブが可愛らしくもいやらしくて妙にそそられる。
『秘戯』のレビュー掲載元


サブタイトルも無い漢字2文字……もしかしたら「黒本」史上最短のタイトルでは?

そして、皆さん「白本」してますか~?w



我が秘密の書棚(笑)にある官能書籍は全て表紙カバーを裏返した「白本」状態ですwww

ですから、探すのが面倒で面倒で。(^^;)

竹書房ラブロマン文庫が一時期『リバーシブル表紙』として裏にも柄のついた表紙カバーでしたが、最近は真っ白ですし。



もっとも、厳重な鍵付の専用書棚でも用意すれば済む話なのでしょうけれども、DSKの場合は「秘密の」などと言っても所詮は物置の上の段とかですし(全然秘密じゃないw)、まぁ、真っ白な本がズラっと並んでるだけで家人にはバレバレなのでしょうけどね~。(苦笑)

ウチのお父さんも裏返してた

なんて言ってましたし……。(^^;)オ、オトウサン...



ところで、「西条麗」なるペンネームを見た時に、あの伝説の美熟女優さんを思い浮かべた方も少なくないのではないでしょうか。

◆抜群の美貌と知的な容貌~伝説の美熟AV女優【西条麗
2012/8/25 発売

美熟女メモリアル(ハヤブサ)


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素人感滲み出る美熟女の『西条麗』さんの作品集!容姿からは想像できない程の淫乱さでイキまくる!肉欲を貪る美熟女に特濃ザーメン大量顔射!美熟女卑猥映像6メニュー濃厚SEX完全収録!!


2011/5/25 発売

蘇る!西条麗全編ノーカット作品集3枚組(Madonna)


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伝説の超絶美熟女、西条麗の貴重なタイトルが全編ノーカットで蘇る!美熟女マニアなら誰しもがお世話になった、そして美熟女ビギナーならとりあえず観ておかなければならないお宝女優・西条麗。彼女の淫乱セックス、妖艶な美顔、優美な肢体を完全収録!絶対必見のお宝作品集ついに発売!


2006/9/28 発売

単体美熟女 西条麗 4時間BEST I (FLAT)


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淫乱美熟女・西条麗が禁断の性に溺れてゆく背徳FUCK特集!!同居する義父の欲望を慰めるうち、その熟達した性技の虜になっていく背徳妻や、夫を亡くし、残された寂しさから義理の息子や亡き夫の同僚と関係を持ってしまう淫らな未亡人、かたっぱしから患者を喰いまくる淫乱女医…等々のシチュエーションで西条麗が乱れまくる!



芸名で『麗』一文字なのは正鵠と言うしかなく、「麗しい」という言葉がこれほど相応しい人もいないな~と今でも思うのであります。(*^^*)

ただ、同姓同名は検索するには少しやっかいw

この記事でもタグが被ってるし。(^^;)





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tag : フランス書院文庫 西条麗

熟母と家庭教師(著:新堂麗太、フランス書院文庫)

2003/03/23 発売

熟母と家庭教師

著:新堂麗太フランス書院文庫


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先生、初めてなら、私が“個人授業”してあげる。
家庭教師を性のレッスンに誘うのは、麗しき熟母。
美少女の純心を裏切る、あまりに甘美な母の口唇奉仕に、
処女では望めない熟女ならではの媚肉の締めつけに、
明彦は身も心も、青く猛々しい肉茎も、蕩かされていく。
妖艶な母と愛らしき美少女、二人が競う誘惑の逆教授。
(引用元:Amazon)


★★★★★ ねえ、どうすれば私はママに勝てる?, 2008/10/10
新堂作品を読破していないので断言出来ないが、もしかしたら最高傑作ではなかろうか。シチュエーションは異なるが後の作品『二人の同居人-新任女教師と女子高生』(2006年)の萌芽がある。デビューして4作目。脂ののった活きの良さと勢いを感じる。思えばかの LED ZEPPELIN も "Stairway To Heaven"(天国への階段)を擁する4枚目が傑作だった。そう、本作は読み手とそのムスコを天国へと誘う魅惑の階段なのである。

始まりは、家庭教師である主人公への、生徒である娘の母からのあまりにもベタで露骨な誘惑。ベタ過ぎて苦笑するほどだがその理由は後に判明する。関係を結んだ2人は、この理由により急速にのめり込むことになる。この前半の時点で早くも官能小説としては定番のキッチンでのシーンが登場。なかなかいやらしい。出し惜しみしない作者の意気込みに拍手である。

そして、母に対抗するように迫ってくる娘とも(母との約束を反古にして)結ばれる。新堂作品に共通して出てくるテーマに『嫉妬』があるが、後半はこの『嫉妬』が動きだす。

まず主人公と娘との関係を看破した母が嫉妬とプライドから主人公との関係終了を宣言。そして、このテの作品には珍しく長期海外出張だった夫が一時帰国する(セリフもある)。夫婦の営みを知って主人公が大いに嫉妬、母を激しく求める。これに答える母とのガレージでのシーンは本作の白眉。立位で交わる2人はまさに獣。ああ、いやらしい。

こうして関係が復活した2人の様子から全てを察して今度は娘が嫉妬、主人公に母のような色気を醸し出す方策を乞うのである。嫉妬が嫉妬を呼ぶ嫉妬の連鎖である。最後は主人公が娘に伝授したあるアイテムが意外な効果と結果を引き寄せ、母娘の和解とハッピーでハーレムな結末へと向かう。読後感はすこぶる良い。

起伏に富んだ展開と様々な要素、じっくり描かれたいやらしいエッチシーンなど、誘惑系の基本素材を主菜に豊かな副菜が彩られて価格据え置きの贅沢弁当のようである。
『熟母と家庭教師』のレビュー掲載元


レビューで例えた『読み手とそのムスコを天国へと誘う魅惑の階段』は我ながら上手く思いついたなと。(^^;)ジマン?

この作品をDSK的新堂麗太作品初期の傑作に位置付けているのは、物語としての「嫉妬の応酬」に捻りがあるからです。

ヒロイン同士が主人公を巡って嫉妬の応酬を繰り広げるのは他の新堂作品でも多く見られますが、本作では帰国した夫と義母との営みを知って主人公も嫉妬するんです。主だった登場人物がみんな嫉妬w

これにより物語にさらなるうねりが出来たことと、あぁ、やっぱり夫婦だから義母もダンナさんとイタすんだな~という官能面での淫猥度が強化されていることが大きいですね。

あらすじにある『妖艶な母と愛らしき美少女』も的を射てまして、キャラ設定も抜群でした。



にゃらさんのブログでも本作が紹介されています。
誘惑官能小説レビュー 新堂麗太「熟母と家庭教師」





どーでもいい余談ですが、日本で言う「レッド・ツェッペリン」は、大体において『レッド・ゼッペリン』と発音されるのが英語圏での標準ですw

最初の「レ」と最後の「リ」は『L』ですから舌を上の歯裏に付けて~ww



◆レビューに出てきた作品
a href="http://ck.jp.ap.valuecommerce.com/servlet/referral?sid=3089052&pid=882491647&vc_url=http%3A%2F%2Fwww.amazon.co.jp%2Fdp%2FB00A2RUMHC%2F%3Ftag%3Dvc-22%26linkCode%3Dure" target="_blank" >
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ハイブリッド書店【honto】はコチラ。
ロック史に輝く不朽の名作「天国への階段」を収録した4作目。
ハードな側面と美麗な側面が絶妙なバランスを見せたアルバム。
ビルボード・アルバム・チャート最高位:2位(1971年作品)



作中とは何ら関係なく、レビューに関連してのご紹介で恐縮です。(^^;)

一般的には「4枚目」とか「Ⅳ」と呼ばれる名作中の名作ですが、本来は「タイトルなし」が正しいので敢えて記しませんでしたw





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