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リアルドリーム文庫アンソロジー『艶母たちの誘い』

2011/8/23 発売
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【honto】の電子書籍はコチラ。

「ママの身体で洗ってあげる。気持ちいいでしょ?」
父の不在時に、継母の熟れた色気に惑わされる少年。
上京してきた義子に性教育をする勝ち気な都会の元・義母。
肉悦に抗えぬ身体を義息に知られ関係を迫られる義母。
実の息子の恋愛に嫉妬し、熟れ肉を捧げる母―。
満たされぬ艶母たちが、禁断の関係に媚肉を蕩かしていく。
(引用元:Amazon)


★★★☆☆ 異色の作家(?)も登場する艶母アンソロジー, 2015/5/14
【誘惑ママの太腿】 著:高村マルス/挿絵:辰波要徳
32歳の義母×高校生の義息-マドンナメイト文庫でのキャリアからすれば余りに異色な登場と言わねばなるまい。コアなファンも多いだけに戸惑い含みの驚きもあったものと推察するが、変な甘さを感じさせずにSやMの風味を盛り込むのは作者ならではといったところか。淡々と進んでいく中で静かに燃える劣情が蠢いているような印象が残った。

【都会の義母と僕】 著:草飼晃/挿絵:ズンダレぽん
33歳の義母×中学生の義息リアルドリーム文庫では何気に珍しい中学生主人公だが、快活で健康的な色気を振り撒く「元」義母の甘さは本作随一と言える(甲斐性のない父親によって既に離婚している)。「性教育は母の務め」とのアプローチで母性愛たっぷりに女体指南よろしくチェリーな義息に性体験を手解きしつつ、それでいて自身の空閨もちゃっかり潤すところに妖艶さもある官能描写は悪くない。ただ、リアリティには欠けるのと、何より官能場面の少なさが如何ともし難い。

【家では賢母、外では淫母】 著:羽沢向一/挿絵:旅人和弘
30歳の義母×学生の義息-実父と義母の秘密を知っての憤りから義母を責め立てようとするも訳あって義母は即堕ち。それには理由があって……という話。結末からすれば致し方ないのかもしれないが、凌辱的でも誘惑的でもないどっちつかずな印象だったのが少し残念。長編を端折りに端折って骨子だけを残したようなダイジェスト感と、それでも詰め込み感がしてしまうところも。前振りも少し長かったか。

【僕の恋人は実の母】 著:小鳥遊葵/挿絵:英田舞
37歳の未亡人実母×17歳の息子-本作のみ実母の職場の部下で主人公が姉のように慕う24歳のサブヒロインが出てくるものの、実母と交わるための条件をクリアするためにいるような存在で、基本は実母相姦である。実母も軽く嫉妬しているような素振りはあるのだが、元より牧村僚作品に出てくるようなオープンな母子なので背徳感は薄い。ただし、母性溢れる余りのショタコン気味な愛情には蕩ける甘さがある。

女教師」から「人妻(未亡人)」と続いたアンソロジーの第3弾。これまでとは異る誘惑路線の短編が並ぶ。今回は飛び抜けた作品が見られなかった点で少し残念。また、テーマが「母」なので母子相姦ばかりなのは致し方ないところか。限られた頁では難しいのかもしれないが、1編くらいは母子交姦のようなな変化球があるとさらに良かったと思う。
リアルドリーム文庫アンソロジー『艶母たちの誘い』のレビュー掲載元


2011年に出たリアルドリーム文庫のアンソロジー第3弾です。

これでひとまず終了なのか、本作以降は出ていません。(2015/6/1時点)

「黒本」も最近はめっきり出なくなりましたから……動向としてはどうなんでしょうねぇ?

他のレーベルでは今も割と出てますけどねぇ。



みきりっちさんのブログに投稿されている本作の紹介記事はコチラ。
リアルドリーム文庫アンソロジー 艶母たちの誘いリアルドリーム文庫アンソロジー 艶母たちの誘い (リアルドリーム文庫 69)posted with amazlet at 11.08.28草飼晃,羽沢向一,小鳥遊葵 高村マルス キルタイムコミュニケーション 売り上げランキング: 4231Amazon.co.jp で詳細を見る8月発売のリアルドリーム文庫の新刊です。読み終わったので、レビューです。今作は、リアルドリーム文庫のアンソロジー作品となっています。以前にも...
リアルドリーム文庫アンソロジー 艶母たちの誘い レビュー







リアルドリーム文庫
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テーマ : 18禁・官能小説
ジャンル : アダルト

tag : リアルドリーム文庫

母娘喰い-奪われた媚肉(著:北都凛、リアルドリーム文庫)

2011/12/22 発売
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家族と穏やかな生活を送っていた主婦・由香里。
しかし夫の部下に娘を人質に取られ、抗えぬままに
寝室で、キッチンで熟れた媚肉を貪られることに――。
「もう許してください、そんなにされたら……あああッ」
やがて夫の目の前であられもなく喘ぎ声をあげ、
淑やかな人妻が、凛とした少女が雌奴隷に堕ちてゆく!
(引用元:リアルドリーム文庫公式サイト)


★★★★☆ 作者らしい悩ましさと艶めかしさ, 2014/9/28
官能小説としてはフランス書院文庫から2作、マドンナメイト文庫から3作上梓されてきた作者にとってリアルドリーム文庫からは5作目となる本作。相変わらずな悩ましさと艶かしさを纏った凌辱作品を書き上げるものである。

年下上司であるヒロインの夫の優しさにつけ込んで図々しく振る舞っては、その妻たる美貌のヒロイン(かつての後輩であり、以前からつきまとっていた)に狙いを定め、執拗かつ粘着質に迫り、遂には夫から奪っていく凌辱者の真っ当に下衆なところがよく描かれており、さらに娘の純潔をも頂いた後には会社の社長にもこの母娘を献上して自らの出世のネタとしておき、夫の目の前で大いに見せつける独善的な鬱憤を晴らした最後には夫を社会的にも墜落させる周到な略奪振りには思わず唸ってしまった。「よく考えたなぁ」と思わせる凌辱作家としての面目躍如たる部分であろう。

外回りの営業という立場を活用して夫の出勤直後に現れては時間をかけてじわじわと妻を追い詰めるいやらしさ、貫いてからは夕刻まで延々と繰り返される凌辱のいやらしさが存分に出ており、後日になっても帰宅した娘を通して妻(母)のいたぶられている様子、抵抗しつつも昂りには抗えず屈してしまう様子が(個人的にツボだったこともあり)圧巻の筆致で描かれていたと思う。妻が陥落するまでの前半は素晴らしい。

おそらく今回は母娘ヒロインと最初に設定してからの展開の組み立てだったものと推測するが、娘の出し方というか扱い方には凌辱作品として若干の中途半端さを感じたのが惜しまれるところか。年若で生娘なヒロインを求める読み手であればその限りではないのであろうが、個人的には1人ヒロインでガンガン責められ、エスカレートする内容でも良かったような気もした。健気で良い娘ではあったが。
『母娘喰い-奪われた媚肉』のレビュー掲載元


夫の部下、それも醜悪な部下によって美しい妻が貶められ、辱められ、迫られ、貫かれ、そして堕ちていく……そして、その毒牙の矛先は娘にも……。

オーソドックスな凌辱展開ですが、それだけにシチュエーションの良さと描写の淫猥さが鍵を握ると思いますが、その点、北都凛先生の筆致は素敵にいやらしいですわぁ~。(^^)

夫の出勤直後に入れ替わるように現れ、娘が帰宅する夕方まで延々とか堪らんですよ!w

しかも、普段よりちょっと早く帰ってきた娘にその現場を覗かせるとか……こういうの好きだなぁ。

みきりっちさんのブログでも本作が紹介されています。
リアルドリーム文庫 母娘喰い 奪われた媚肉母娘喰い 奪われた媚肉 (リアルドリーム文庫 76)posted with amazlet at 11.12.30北都凛 キルタイムコミュニケーション 売り上げランキング: 1781Amazon.co.jp で詳細を見る12月発売のリアルドリーム文庫の新刊です。読み終わったので、レビューです。主人公兼ヒロインである「西島 由香里」(にしじま ゆかり)は、同級生の事からの友人と同じ会社に就職し、彼の告白を受けて二十歳で...
リアルドリーム文庫 母娘喰い 奪われた媚肉 レビュー



本作以降、作品が見当たらないのが残念です。

そろそろ新作、読みたいですね!(^^)

北都凛 リアルドリーム文庫

テーマ : 18禁・官能小説
ジャンル : アダルト

tag : リアルドリーム文庫 北都凛

四人の女高校教師-ご褒美(著:星野聖、フランス書院文庫)

2011/6/23 発売
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「わたし、生理前だからとってもエッチな気分なの」
薄いブラウスからのぞく、女教師の柔らかな乳房。
太ももの付け根には漆黒の翳りが透ける白下着が!
四人の女教師に迫られた少年が目にする牝の本性。
あの清楚そうな先生たちがこんなに淫らだなんて……
未亡人、人妻、独身、新任……甘い禁断学園生活!
(引用元:Amazon)


★★★★★ 緻密な設定と妙味のある構成, 2014/9/15
全体を大雑把に捉えればタイトルやあらすじでイメージされる通りに4人の女教師ヒロインが1人の生徒(主人公)を奪い合った果てに……という安心・安定の内容である。しかし、細かな構成や設定を少しでも凝らして妙味を盛り込もうという意思を感じた作品でもある。それぞれとこっそり交わしていた密戯が発覚した後の、ヒロイン達による修羅場一歩手前な話し合いから始まるところなどは物語の幕開けとして良い「掴み」だった。

39歳の温和な未亡人国語教師、32歳で眼鏡の似合うクールな人妻数学教師、派手で勝気な27歳の独身英語教師、幼馴染みでもある23歳の新任音楽教師……ヒロインの設定や属性は申し分無い。慈愛に満ちながら空閨を刺激されて乱れたり、ある種の達観もあって夫のある身ながら大胆だったり、強気に迫るものの教師間で結んだ抜け駆け禁止の「協定」は最も律儀に守っていたり、幼馴染みの優位性を武器に当時の呼び方をしてみたりとバラエティに飛んでいる。普段は地味なのに眼鏡を外して髪をおろした途端に妖艶さを纏い始めるなど、ベタながらナイスな瞬間があるのは素敵に抜け目のないところ。何より各ヒロインとの逢瀬の際に過去の経緯や馴れ初めといった背景を手短かに挿み込む手際の良さが短編で鳴らした作者らしいところでもある。

昼休みの空き教室や職員トイレといった好シチュエーションも組み込みながら続けられる「協定破り」に聖職者の背徳が加味されて大いに憂いながらもライバルの存在が明らかな故の対抗心もあって「本命選び」がエスカレートしていく淫猥さは存分に出ていたが、物語としては堂々巡りの一回りとなってしまったこと、そして、その行方が容易に予測できてしまうところが、この雰囲気を残しながらのストーリーを想定した時点で宿命的に避けられないところか。ほぼ唯一として気になった点である。
『四人の女高校教師-ご褒美』のレビュー掲載元


とっても印象的な表紙カバーイラスト。

手前の足元にフォーカスがあたっていて奥がボケているのは小玉英章絵師の得意とする写真からのコラージュならではといったところでしょうか。



中身の構成もまた星野聖先生ならではの妙味がありました。

何しろ冒頭から軽く修羅場w

4人もの女教師ヒロインとの馴れ初めなどでいちいちページを割いていては官能描写のスペースを失うとばかりに上手な物語の始め方だと思います。

それでいて各ヒロインのエピソードでは関係成立時の経緯や背景を簡潔に綴って深みを与えています。

担当教科に由来する台詞なんかもさらっと出てきたりして、サ・ス・ガ。



結末に向かう最後の流れに少しグダグダっとしたものを感じたのがちょっぴり残念だったかな?




にゃらさんの本作紹介投稿記事もご覧ください。
星野聖「四人の女高校教師【ご褒美】」(フランス書院文庫、2011年6月、表紙イラスト:小玉英章)ネタバレ有り。御注意下さい。【あらすじ】四人の女教師との交際が露呈した亮介が涙ながらに誰か一人と選べないと哀願するのを見て、教師たちは日替わりでエッチ無しのデートをした上で彼に決断してもらおうとするが、初日から協定破りの誘惑合戦が始まるのだった。【登場人物】沢村亮介16歳。高校1年生。父親の海外赴任に母親も帯同...
星野聖「四人の女高校教師【ご褒美】」





個人的に星野先生の誘惑路線は結構好きなので、本作以降で途絶えているのが残念ですねぇ。





星野聖 フランス書院文庫

テーマ : 18禁・官能小説
ジャンル : アダルト

tag : フランス書院文庫 星野聖

義母の艶香(著:川奈まり子、双葉文庫)

2011/11/10 発売
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大学生の青山明の秘かな想い人は、自宅で料理教室を主宰する美しき義母・ゆり子。父の死後、決して叶わぬ“お義母さん”への思いは、ひとつ屋根の下で抑えきれぬほど膨らんでいた。そして明が二十歳の誕生日を迎えた夜、十六夜の月に導かれるように、母子の祝宴に甘く妖しいムードが流れ始める。女流の超新星が贈る、書き下ろし長編美熟エロス。


★★★★☆ 義理の母子が越える最後の一線は劇的, 2013/12/22
言わずもがなの元AV女優にして、最早伝説とも言えるデビュー作『義母 まり子34歳』によって今に至る熟女優の先駆けともなった、あの川奈まり子女史の小説家としての長編デビュー作である。AVデビュー時の設定にあやかって小説でも義母をメインに据えたとのこと。元よりライターとしての職歴もある作者だけに文章には淀みがなく、物語としても楽しく読ませていただいた。

……とまぁ、いかにもデビュー作を紹介するかの書き出しではあるが、目下の新作『僕の兄嫁さん』を含めて既に8作品を上梓している作者に対し、当方も本作を除いた7作品を既読の身のため、ここでは改めて振り返る形での内容にもなってしまうことをご容赦願いたい。

まず感じたのは、川奈まり子作品としての個性が既に本作より滲み出ていることである。多少の蛇足感はあるものの、そこそこの多人数ヒロインを配して主に序盤から中盤までの官能面を担当させつつ、そして終盤でドラマ的に一捻りしてからメインヒロインとようやく、しかし晴れて結ばれる流れができている。双葉文庫らしい展開と指摘されると反論が難しいが、デビュー作であれば相応に編集側からのサポートもあっただろうし、それにも増して「らしさ」をブレずに盛り込んでいるのは非常に大事と考える。官能的に見れば活躍の場が限られてしまうためにメイン推しだと物足りなさは残るものの、それは物語の要所でサブヒロイン達が受け持っていると見ることで補いたい。

また、本作では序盤から義母の実家が再婚を希望して画策していたり、中盤からは義母に別の男の影(らしきもの)が見えてくるといった、主人公とともに読み手も悶々とさせる要素があるが、これもまたクライマックスに向けてのスパイスとして程々に留めつつ上手く活用していると思う。さらには義母への届かぬ想いに苦慮する主人公が、とあるサブヒロインとの逢瀬を繰り返す中で最後に背中を押されつつ、実はその関係自体に背徳的な要素がありながら皮肉でもあったところは秀逸なアイデアと思った。

欲を言えば、最終局面の直前に出てきたサブヒロインは排して、その分クライマックスを前倒しすれば最後の情交により頁を割けただろうし、「その後」も多少は盛り込むことで違った読後感を得ることもできたように感じたが、そうしたさらに好バランスな結末は後の作品、例えば『人妻、洗います。』や『未亡人喫茶』辺りで読めると申しておく。
『義母の艶香』のレビュー掲載元


川奈まり子先生の記念すべき本格長編官能小説デビュー作。

AVデビュー時の役にあやかってメインヒロインを義母としたのはレビューにも記した通りですが、本作の義母も作中で34歳の誕生日を迎えています。

20歳の主人公(義息)と34歳の義母の間に漂う何とも言えない空気がしっかり描かれています。

秀逸なデビュー作だと思いますよ。



【新作情報】
◆僕の兄嫁さん
2013/12/12 発売
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大学生の中村和也は、兄の家に下宿して学生生活を謳歌する気楽な身。だが、兄の海外赴任で状況は一変する。美しい義姉・恵と二人きりの暮らしが始まったのだ。ひとつ屋根の下に満ち溢れる、女盛りの甘い匂い。貞淑な笑顔に隠された禁断色香に惑わされ、和也の疼きはやがて限界に達して―。オリジナル長編美熟エロス。



メインは兄嫁となりますが、こちらの新作もテイストはよく似ています。

物足りない印象だった官能描写もこちらでは終盤を中心にてんこ盛りww

主人公が悶々とし過ぎな気もしましたが(笑)、慎み深かった兄嫁の豹変が見どころですね。(^^)



双葉文庫 川奈まり子

テーマ : 18禁・官能小説
ジャンル : アダルト

tag : 双葉文庫 川奈まり子

しっぽり濡れ肌-湯屋の美女(著:霧原一輝、竹書房ラブロマン文庫)

2011/7/20 発売
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事業に失敗し、妻にも離婚された尾崎周一郎は、あてのない傷心の旅に出る。旅の途中、レトロな銭湯に惹かれて入るが、湯あたりで倒れてしまう。気がつくと、番台にいた清楚な美女に優しく介抱されていた。彼女は鶴本美佳という名で、この「鶴の湯」の娘であった。恩を返すため、周一郎は人手の足りないこの銭湯で働き、力になろうと決意する。美佳のために「鶴の湯」で働き始めた周一郎だが、お客の未亡人や美佳の義姉である由布子など、淫らな美熟女たちから誘惑されて…!? 老舗の銭湯を舞台に聖女と淫女の官能美を圧倒的な筆致で描く、絶品の回春エロス登場!


★★★★☆ 霧原流熟年主人公のほろ苦い旅路, 2013/12/18
2011年から2012年にかけての竹書房ラブロマン文庫には一部で官能小説のシリーズ化にチャレンジしていたフシがあり、『深川てんぐ三姉妹』シリーズ(著:安曇東吾、全4作)や『秘め事しらべ』シリーズ(著:響由布子、全3作)などがこの頃に出されている。本作も後に『とろめく白肌-港町の美女』から『秘め肌さぐり-祭りの美女』へと続くシリーズの第1弾である。48歳の熟年マッサージ師【尾崎周一郎】が旅先で出会う麗しき女性達との情交と巻き込まれる事件を追ったほろ苦い物語でもある。

サブタイトルにもあるように本作の舞台は銭湯。ここの看板娘をメインヒロインとし、兄である当主の妻やこの銭湯を贔屓にする女社長、それに別の企業の秘書や周一郎が後に呼び寄せる若い女性マッサージ師といった多彩な面々がサブで加わる。傾いた銭湯の立て直しに一役買ったり、レジャー施設の建設を目論む悪しき企業との確執があったりとドラマがしっかり練り込まれており、中には悪女として立ち回るヒロインもいたりする。また、シリーズ物として当初より想定されていたこともあって周一郎とメインとの年の差を越えたラヴロマンスの行方には切なさが宿る。

最後のメインとの情交を除くと官能面はサヴヒロイン達が主に担当する構成と言える。初心で一途な看板娘だけにピュアな情交も描かれるが、他のヒロイン達にはそれぞれ思惑が絡んでいたりもすることで醸される良い意味での汚れ感が逆に淫猥度を高めており、積極的かつ貪欲に求めてくるヒロインもいる。もちろんマッサージ師としてのテクを活かした悶絶のプレイや交わりもあったりで官能描写は総じていやらしい。
『しっぽり濡れ肌-湯屋の美女』のレビュー掲載元


レビューにも記したように、竹書房ラブロマン文庫が一時期積極的に取り組んでいた、ような気がする(^^;)官能小説のシリーズ化チャレンジの一環にあった作品と言っていいのでしょうかね~?

ヒロインと主人公の出会いから男女の関係へと至るきっかけ、といった前段階の部分を含めて1冊目でじっくり描きつつ、対抗ヒロイン(時に複数)の登場と主人公の奪い合いを2冊目でこれまたじっくり。そして、さらなる展開を迎えて最後は盛大な官能乱痴気騒ぎの大団円を3冊目で迎える……みたいな全3作のシリーズ物って……好まれないのでしょうかね~。(^^;)

素人の発想かもしれませんが、ライトノベル的発想で官能小説もシリーズになっていいと思うんですけどね。



『秘め事しらべ』シリーズは特集記事があるので見てみてくださいまし~。

【新作情報】

若女将の初夜-湯の肌めぐり(2013/12/17)
Amazonはコチラから。
ハイブリッド書店【honto】はコチラ。

笠原史郎は温泉旅館のひとり息子だったが、後を継がず東京で働いた。しかし志半ばで夢破れ、妻とも離婚し帰郷した。実家の旅館では、昔好意を抱き告白したこともあった美人仲居の棚橋蓉子が、今は雇われ女将として、娘の暁子と共に働いていた。しかしそこには、無類の女好きで旅館の実権を握る番頭がいて、史郎を邪魔者扱いにするのだった…。官能小説のスペシャリストが情感たっぷりに描く、艶やかな温泉美女たちの、おもてなしラブロマンエロス!! 書下ろし官能ロマン。

表紙カバーイラストは久し振りに御大佐藤与志朗絵師が降臨!
大病を克服し、今は回復へと向かっているAV麻美ゆま嬢がモデルと思われますが
お得意の和装美女が描かれていますね。(^^)


竹書房ラブロマン文庫 霧原一輝

テーマ : 18禁・官能小説
ジャンル : アダルト

tag : 竹書房ラブロマン文庫 霧原一輝

部下の新妻(著:深草潤一、二見文庫)

2011/8/26 発売

部下の新妻

著:深草潤一二見文庫


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結婚したての若妻は、夜、熟れざかりの女に変貌する――。志野原俊雄は四カ月前、部下である立石の仲人を務めた。新妻・香奈美は慎みを感じさせつつも、艶めいた色香をもった女だった。立石の出張中、俊雄は香奈美から相談があると新居に招かれる。香奈美の話は意外にもきわどい内容で、いつの間にかその色香に誘われ、俊夫は自分を止めることができなくなって……。書下しエンターテインメント官能。(引用元:Amazon)


★★★★★ 表の顔と本当の裏の顔が見え隠れする夫婦のドラマ, 2013/12/17
タイトル通りに部下の新妻としっぽり上手くイタしてしまうおいしい話ではあるが、回春の要素が散りばめられた主人公(58歳)を含む計3組の夫婦の、どこかしら仮面夫婦のように自分の夫(妻)に見せる建前と別の夫(妻)に見せる本音とが巧みに織り交ぜられたドラマとしても秀逸な作品だった。若年でも熟年でも最後まで添い遂げることを良しとする夫婦の価値観というのは基本でありながら古典でもあるのかな?などといった感慨にも耽ってしまうような読後感があり、この意味では事の良し悪しは別にして現代的な夫婦の1つの価値観が提示されているようにも感じた。

【香奈美】主人公の部下と結婚した28歳の新妻。主人公が仲人でもあったことから夫の性癖についての悩みを打ち明けるのが物語の始まりだが、その後の関係においてもなかなか本意が汲み取れず、読み手も主人公と一緒になって思わず考えてしまうところに小説としての面白さがある。最後にはさらっとその理由が綴られるも、基本的には主人公とのやり取りの中で「察してくださいね」という態度を示す清楚で貞淑な表向きと昂ってからの貪欲な内面とのギャップが魅力な前半のヒロインである。

【紀子】主人公の妻。リサイクルショップを営んでおり、香奈美はかつての店員だった。一見して単なるモブキャラと思わせながら実はしたたかな一面を覗かせるところがニクい。慎ましい妻を演じながら、夫も顔負けの存在感を後々に出してくる辺りに秀逸な構成の妙が見て取れる。

【由貴】香奈美の後にリサイクルショップで働くことになった37歳の人妻。この物語の幕引きを担う役目も与えられており、深草作品らしい静かな、それでいてパンチの利いたどんでん返しが最後に用意されている。こちらもまた一見地味な存在に見せておきながら、その裏に妖艶で小悪魔な別の顔を忍ばせているところにキャラ設定の匠さを感じる。

随所で描かれる官能描写も良好に話は進むが、この3夫婦の行方と主人公の最後の立ち位置を見ると、何と言うか「あぁ、失楽園……」そんな言葉が浮かんだ。
『部下の新妻』のレビュー掲載元


本作で描かれているのは、まぁ、要するに、老いも若きも不倫天国(笑)でして(^^;)、作中では浮気という表現でしたけれど、浮気の立ち位置を同時に問うていましたし、その意味では「主」と「従」がすっかり入れ替わってましたから不倫ですよね。



Junpei F. さんのブログでの紹介記事はコチラ。
部下の新妻 (二見文庫)(2011/08/26)深草 潤一商品詳細を見るおすすめ度:★★★私の妄想の中に、初心な新妻が夫との夜の生活に自信が持てなくて、昔からよく知っている(実は不良)中年のところに相談に来るというのがあります。「こんなこと相談できるのは、おじさましかいなくて」「○○ちゃんは、初心だから、○○くんもとまどってるんじゃないかな。良かったら僕が実践でレクチャーしてあげるよ。もちろん変なことは絶対しないから安...
本当に洒落にならない新妻の羞恥心。 「部下の新妻」(深草 潤一)





官能小説で描かれるセカイには、それが義母や叔母といった相姦系であっても、相手に相方がいれば大体は不倫の構図になることが多いですよね。軽い浮気的な気持ちの「摘み喰い」で始まったとしても、相手への愛情が芽生え、自分の夫(妻)をないがしろにしてでも相手にぞっこんで惚れ込んで溺れていく……。

これにまとわりつく背徳とスリルが作品の彩りとなる訳ですが、先日はたと思い当たってしまいました。

……リアルで実践している人達というのはある意味で官能的リア充じゃね?とwww

DSKとしては現実の不倫、ダメ。ゼッタイ。という立場ですけどね~。



テーマ : 18禁・官能小説
ジャンル : アダルト

tag : 二見文庫 深草潤一

深川てんぐ三姉妹-秘伝さぐり(著:安曇東吾、竹書房ラブロマン文庫)

2011/11/14 発売
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享保の世の江戸。美人三姉妹剣士と暮らす沢村悠馬に、大がかりな陰謀の報せが入る。悠馬の故郷の小田原で抜け荷が行われ、江戸で密かに売りさばかれているというのだ。しかもその中には、ご禁制のアヘンや肉奴に調教された女人まで混じっているという。郷里と江戸に巣食う悪に立ち向かうため、悠馬は三姉妹に遺された「武蔵の秘伝」を得ようと試みるが…!?
妖艶な琴音、健気な千鶴、奔放な志乃の美人剣士姉妹と双子の美人くノ一。瑞々しい肉体でめくるめく性感を与えてくれる女たちとともに、悠馬は悪をくじけるのか。色と冒険に満ちた爽快官能活劇、堂々の完結編。


★★★★★ 物語の結末に軸を置きながら官能もしっかりなシリーズ完結, 2012/8/21
三姉妹なら三部作だよな~との漠然とした予想を覆すシリーズ4作目。そして完結編である。誰に焦点をあてるかと思ったら「なるほど~」という謎解き展開になっていた。思えばこれまで張るだけ張った伏線が幾つもあったが、これを放置することなく回収しており、思わぬ黒幕の登場もあってなかなかの読み応えだったと思う。主に主人公のキャラにより、時にコミカルなテイストも加えつつ、この放っておけない主人公を甲斐甲斐しくもてなすヒロイン達と、それを肉欲の愉悦で恩返しする主人公という関係が印象深く、全体を通じて読み心地の良いシリーズだった。

シリーズ恒例の無慈悲な色責めが無い今回の官能面では、さすがに僅かばかりの物足りなさも無いではないが、最終巻だけにオールスターキャスト!とまではいかずとも、2作目で活躍した「狐」側のサブヒロインが序盤に登場して華を添えている。ホントにどいつもこいつも主人公にメロメロにイレ込んじゃって……という苦笑交じりの激甘情交を数多く描写することで、官能面でもシリーズの完結を祝っているかのようである。
『深川てんぐ三姉妹-秘伝さぐり』のレビュー掲載元


四部作、これにて堂々の完結!でございます。(^^)

終わってみれば灯台もと暗しと言いますか

それってほとんど身内やん!という展開でしたけれども

激甘な情交描写がてんこ盛りでしたので全然構いません!www

こういうシリーズ物って個人的には好きなのでまたどっかで誰かがやってくんないかな~?

竹書房ラブロマン文庫 安曇東吾

テーマ : 18禁・官能小説
ジャンル : アダルト

tag : 竹書房ラブロマン文庫 安曇東吾

隣人-二組の母娘(著:巽飛呂彦、フランス書院文庫)

2011/1/24 発売

隣人-二組の母娘

著:巽飛呂彦フランス書院文庫


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「あの娘より、もっとエッチなことをしてあげる」
豊乳を背中にあて、股間へ手を這わせる同級生の母親。
耳元にかかる吐息、ゆるゆると上下にさする指先。
熟女の唇に吸われ、含まれ、舐められる午後の寝室。
知夏おばさんは気づいている。僕が娘の遥だけでなく、
他の美母娘とも秘密の関係を結んでいることを……。


★★★★★ お馴染みのヒロイン設定ながら母娘に分けたアイデアが光る, 2011/2/1
タイトルから受けた第一印象は、作者の過去作品『両隣りの年上は僕に甘い罠を仕掛ける』の類似作かな?だった。実際、似通っている部分も少なからずある、相変わらずお馴染みのノリノリな筆致で面白可笑しく綴られた巽誘惑作品ではある。4人のヒロイン像もまた然り。おっとり天然系・男勝りなクール系・ツンデレ・おとなしい妹キャラ系という設定は巽作品の基本セットとさえ言えよう。しかし、これらを2組の、しかも母娘に分けたアイデアに新味が醸されたと思う。『両隣の…』の母娘+姉妹とはまた異なったダブル母娘の良さが出ていると思った。2人の母も、2人の娘もいろいろと頑張っている。

実はまずまずの割合で百合展開があり、これがかつて同級生だった36歳の母達に開放的かつ性に寛容な立場を与えている。第一章から3Pめいた官能描写があり、母達が真っ先に交わっているのである。この百合属性は、後に若干ギクシャクした母娘の関係修復にも用いられている。2人の娘(どちらも生娘な高校2年生)がそれぞれ「初めて」を主人公(娘達のクラスメイト)に捧げる場面でも母達は陰日向に尽力しており、実際に立ち会う時もあるほど。さらには娘の合体を目の当たりにして欲情してしまい、娘が果てた直後に主人公へ挑みかかるような面白さが、ビックリする娘と共に演出されていたりもする。他にもそれぞれの母娘丼は当然として、母同士や娘同士といった様々な組合せが網羅されており、最後はダブル母娘丼の破壊力をも生み出している。しかも、この5Pには「よく思いつくなぁ」と感嘆するような戯れ方まで盛り込んで楽しませてくれる。

単体での情交も用意されており、無敵に進む天然パワーで主人公を押し倒したり、勝気なキャラが責められてしおらしい瞬間を見せたり、言い訳を繰り返しながらも解放された主人公ラヴが弾けたり、真面目で控えめだったのが刹那の妖艶さまで垣間見せて積極的に振る舞ったりしている。「お決まり」や「またか」と言えばそれまでだが、それでも魅力あるヒロイン達が生き生きと動き回るコミカルな雰囲気が心地良く、個人的にはスターシステムを採用していると解釈しようかと思う。それぞれの情交描写はさすがにじっくりとはいかない(絶頂に至るのが早い)ところもあるが、単体+多数の組合せのてんこ盛りでこれを補っている。
『隣人-二組の母娘』のレビュー掲載元


売れっ子の大ベテラン……そろそろ「大御所の間」へご案内すべきでしょう……の巽飛呂彦先生ですから、その執筆の量からしてもある程度のパターン化は否めないところでしょうし、それが上質ならば良い訳ですし、初見ならば破壊力も充分ありますから、これはこれで良いのでしょうね。

本作の良さは、いわゆる巽スターシステム(天然おっとり系、男勝り系、ツンデレ系、妹キャラ系)を四姉妹とかではなく2組の母娘に分けたところでしょうね。

これによって単独に加えて母同士との3P、娘同士との3P、母娘丼(その1)、母娘丼(その2)、全員集合といった情交の組合せが可能ですから、これはなかなか強力ですよ!w



テーマ : 18禁・官能小説
ジャンル : アダルト

tag : フランス書院文庫 巽飛呂彦

深川てんぐ三姉妹-嫁さらい(著:安曇東吾、竹書房ラブロマン文庫)

2011/5/9 発売
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宮本三姉妹の三女・志乃は友人の進藤ゆいの行く末を案じていた。同心の父親を何者かに殺されたゆいは、父の借金の責を負い、悪徳金貸しの明庵に嫁入りさせられてしまうのだ。そして祝言の夜。三姉妹と悠馬は辛くもゆいを救い出すものの、思わぬ邪魔が入り、志乃が明庵と手下の無頼漢どもの手に落ちてしまう…!うら若い女剣士は瑞々しい肉体を男たちに蹂躙され、肉悦の虜へと堕ちてゆく。悠馬と琴音・千鶴たちは、陥落寸前の志乃を救い出せるのか。そしてゆいは自由を手に入れられるのか…!? 誘惑と江戸情緒あふれる時代官能エンターテインメント第3弾。


★★★★★ 第3弾ともなると予定調和も感じるが相変わらずレベルは高い, 2012/8/21
第1作で長女、第2作で次女とくれば、当然ながら次は三女となるのは疑いのないシリーズ3作目。何かと言えば、物語のヒロインであり、悪党どもからの色責めによる完堕ちの順番である。今回も第四章で猛烈な凌辱感を醸す責めが描かれている。全体に漂う甘々なラヴラヴ展開とのコントラストは圧倒的であり、この無慈悲な第四章が官能要素を格段に引き上げている。純粋な誘惑作品をのみ敬愛する諸兄にはおすすめできないが、程良い謎を含んだドラマと、捕らわれのヒロインが蒙る束の間の悲哀と被虐の美を今回も堪能した。

実は主人公や道場の謎がなかなか判明していかないところに若干のもどかしさもあるのだが、三女と仲良しな娘の嫁ぎ先に政略絡みの歪んだ色艶を盛り込んだ展開はなかなか面白かった。しかし、通常なら三部作として完結すると思われたところでさらに続くのは驚きである。色責めの相手が既に出尽くしたところでどうするのか?あるいは持ち越された謎や伏線の行方は?といったところに楽しみを残しているのがニクい。
『深川てんぐ三姉妹-嫁さらい』のレビュー掲載元


はい、『深川てんぐ三姉妹』四部作シリーズの第3弾です。

第3弾ですから、悪漢どもからの色責め凌辱に逢うのは三女です。

基本的な構成は前2作と同じですが、お友達のピンチを救おうとして自分が捕らわれの身となってしまうのは三女らしかったですね。

しかし、ストーリーがなかなか進まんな~と思いましたが、これまでの3冊で散りばめていた伏線を最後に回収する魂胆だったようですね。(^^)

竹書房ラブロマン文庫 安曇東吾

テーマ : 18禁・官能小説
ジャンル : アダルト

tag : 竹書房ラブロマン文庫 安曇東吾

深川てんぐ三姉妹-狐火の誘い(著:安曇東吾、竹書房ラブロマン文庫)

2011/1/27 発売
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ハイブリッド書店【honto】はコチラ。

仕えていた小田原藩の江戸屋敷から、理由も分からぬまま放逐させられてしまった沢村悠馬は、美人剣士三姉妹が取り仕切る宮本道場に拾われる。持ち前の陽気さで三姉妹と肉悦を交わし合う日々を送っていた悠馬だったが、悠馬の許婚を名乗る娘・お駒が現れ、姉妹との関係に亀裂が走りかける。さらにその隙を突くように、江戸を騒がす凶悪な盗賊の『狐火』が宮本道場に魔手を伸ばしはじめるのだった…!凶賊どもの真の狙いは姉妹たちの瑞々しい肉体か、それとも…?新感覚時代官能エンターテインメント、波乱の第2弾。


★★★★★ 前巻にも増した愛情と寝取られ凌辱の官能美, 2011/2/3
時代モノ設定でありながら、あくまで官能要素を主軸に描くのを「時代官能小説」、官能要素をスパイスにしつつも、あくまで時代劇を綴るのが「官能時代小説」と仮称するならば、本作、いや本シリーズは間違いなく前者と言えよう。今回も時代モノらしからぬ激甘成分たっぷりの熱烈かつ濃厚な情交が三姉妹と繰り広げられている。

全体の流れとしては前巻から順当であり、構成もほぼ同じ。第一章(三女)、第二章(次女)、第三章(長女)の順で、愛情たっぷりでいやらしい情交がしっかり描かれている。特に前巻でお互いの想いを認識し合った仲なので、さらに深まっていく情愛と欲求がエスカレートしている。途中、ある女性が登場して事態を軽く掻き回しているが、これにより三姉妹のそれぞれが嫉妬する場面があったり、逆に仲の良い姉妹だけに、他の姉(妹)のために自分は身を引いた方がいいのだろうか?などと葛藤したりする場面があって、主人公との関係性に奥行きを出している。それでも主人公に責められれば肉欲の高みに登りつめ、幸せを謳歌する姉妹達である。

そして第四章では、これまた前巻と同じく色責め的凌辱のコーナーが用意されている。今回は次女がその毒牙にかかるのだが、前回の長女にも増して直接的な寝取られ感を醸した責めが相当な淫猥さで展開されている。しかも、秘伝書の隠し場所に纏わる情報まで奪われるオマケ(?)付き。クスリの効果もあって完全に我を忘れたために心までは奪われなかったものの、肉欲的には屈してしまった次女に執着を残していた凌辱者の存在が気掛かりである。

第五章のお清めから第六章の皆揃ってまで前巻の流れを受け継いでいるが、これがまた次巻へと続くことになっている。早くも告知されている『深川てんぐ三姉妹-嫁さらい(仮)』と題された次巻では三女が標的になるらしいが、本来なら今回のゲストヒロインになるべきにしてはあまり役に立たなかった女性、ひいてはその黒幕たる人物の動向や秘伝書を含めた全ての真相と、主人公の剣客としての成長が次巻の肝となるような気がする。しかし、その予兆を見せながらも無自覚で、何より普段からノーテンキな主人公が憎めないヘタレキャラに育っているのが面白さに貢献している。
『深川てんぐ三姉妹-狐火の誘い』のレビュー掲載元


全四部作となった『深川てんぐ三姉妹』シリーズの第2巻ですね。

序盤から中盤の3章で三姉妹それぞれと激甘チックに乳繰り合う情交描写をもりもりっと盛り込んでから山場の第四章でヒロインの1人が寝取られ感もあるハードな色責めの憂き目に逢って肉欲的に完堕ちし、そのお清めから話が少し進んで次巻へと至る……構成は前巻と全く同じですw

しかも、2冊目で2番目だから色責め担当は次女というストレートな順番もあって、前回で「スゲー!」と感じた人の中には「今回もスゲー!」となるのか、あるいは「今回も同じか~!」になるのか、あるいは「次は三女だな!(嬉)」となるのか、あるいは「次はどうせ三女だろ!(呆)」になるのかで本作の意味合いおよび本シリーズの行方に対するスタンスがはっきり分かれた可能性もありますね。

要するに、同じようなのが続くのを嬉々とするか辟易とするか、ですが。

しかし、書き手の側としては、この使い回しパターンでも内容が伴えば一定の需要はあるだろうし、何よりプロットの構築が済んでいるので詳細の執筆に早く着手できるメリットもあるでしょうから、シリーズ物をスピーディに書き上げていくという面ではなかなか良いトコロに目を付けたと思いますよ。

まぁ、構成が露骨と言えば露骨だったかもしれませんけどね。(^^;)
DSKとしては大好物の部類でしたから全然OKでしたけど!www

竹書房ラブロマン文庫 安曇東吾

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