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港町妻のとろみ(著:桜井真琴、竹書房ラブロマン文庫)

2019/4/8 発売

港町妻のとろみ

著:桜井真琴、竹書房ラブロマン文庫


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◎「ねっとりとシテあげる…」寂しい女肌は快楽を求める!
◎妖しく濡れる田舎妻の秘め貝! 極上の地方エロス
都会のサラリーマン生活に嫌気がさした28歳の蓮村祐輔は、北陸の寂れた港町に移り住み、保育園で働きはじめた。田舎暮らしにも慣れた頃、園児のママで、漁師の妻である高松祥子から誘惑されて、とろけるような快楽を祐輔は味わう。祥子の夫は遠洋漁業に出ており、その寂しさから誘惑してきたのだった。以来、元ヤンの海女や民宿の女将など、欲求不満を抱えた地元の人妻たちから、祐輔は次々と淫らな誘いを掛けられて…!? 港町の人妻たちとのとろめく日々を描く、ハーレム地方エロス!
(引用元:Amazon)


★★★★★ 程良いエンタメと濃厚な官能,2019/6/30
舞台となった北陸の風情が強烈に薫っている訳ではないが、都会で挫折した主人公が地方から改めて都会を俯瞰し、地方の良さに気づいていく流れはできている。それでいてヒロインの後押しを受けたエピローグではトレンディドラマを彷彿とさせるような結末を迎えている。この作者が得意とする活劇的なエンタメ成分を程良く盛り込みつつ、竹書房ラブロマン文庫の典型的なストーリー展開を作者らしく纏めた作品と言えるのではなかろうか。

漁師の妻やヤンチャな若妻海女におっとりした熟女妻をサブヒロインに従えつつチャキチャキとした未亡人をメインに据えた構成。他に28歳の主人公とは遺恨のあるかつての女上司がオマケ的に登場する。そして、アラサー、アラフォーといった妙齢なヒロイン達との官能描写は相変わらず淫猥にして秀逸。女上司を除くサブヒロインとは複数回の情交場面を設けてじっくり描きながらメインとは割とあっさりした印象になるのは構成として致し方ないところか。それでも諸々のしがらみさえ無ければ亡夫との記憶を上書きされる(実際はたぶん上書きされている)くらいに乱れるメインヒロインの艶姿は描かれているので物足りないということはないだろう。ヒロイン毎にも程良いドラマを盛り込みつつ、官能描写は総じて濃厚である。

相応な年齢の主人公らしい下心も垣間見せて、ヒロインから誘惑される一辺倒でもなく、求めるオトコと求めるオンナがぶつかり合う淫靡な官能が堪能できる点においても作者らしい、興奮度の高い作品に仕上がっていると思う。
『港町妻のとろみ』のレビュー掲載元


竹書房ラブロマン文庫ですっかりレギュラー作家の仲間入りを果たした感もある桜井先生ですが、複数のレーベルを跨いだ活動になってくると、レーベル毎の色分けと言いますか、テイストの違いを出すようなこともあるのかな?と思ったりします。

どこであっても変えることなく打ち出すのもアリだと思いますが、変化をつけてくるのも面白いところですよね。



器用に変えられる作家さんもいれば「不器用ですから by 高倉健」のごとき一徹振りを示される作家さんもいることでしょう。

どちらにせよ面白ければ読みますし、エロければ読むのが読者ですから、身も蓋もない話ですが、今後も官能度の高い作品を期待するばかりでございますデス。



というのも、桜井先生の官能描写はエロいんですよww

受け身に徹する少年主人公でもなく、作品によっては悪ガキも登場しますけど理不尽に責め立てるでもない、興奮を求める男女がバランス良く、淫靡に描かれていると思います。

上段から偉そうに申し上げれば、僭越ながら、描写がとてもお上手になったとも言えるのでしょうか。



その意味では東克美絵師の表紙も!

可愛らしい熟女とでも言いますか、貞淑さを感じさせながらも色気たっぷりの、黒髪で細身な女性像が堪らんですゾ!





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テーマ : 18禁・官能小説
ジャンル : アダルト

tag : 竹書房ラブロマン文庫 桜井真琴 田舎 情緒 抒情 人妻 誘惑

箱根ぐっしょり熟女温泉-義母、兄嫁と子作りの湯で…(著:村崎忍、フランス書院文庫)

2019/5/25 発売

箱根ぐっしょり熟女温泉-義母、兄嫁と子作りの湯で…

著:村崎忍、フランス書院文庫


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「子宝の湯に効能があるか、二人で試してみない?」
浴衣を足下に脱ぎ捨て、艶めかしい裸身を晒す義母。
お椀のような乳房、くびれた腰、むっちりした尻……
蜜に濡れる股間の翳りからは男を誘うフェロモンが!
跡継ぎを産みたい継母・玲子と妊活に悩む兄嫁・静香。
身も心もほっこり&ぐっしょり癒やされる温泉旅館!
(引用元:Amazon)


★★★★★ ヒロインに切ない背景を持たせる設定の上手さ,2019/6/30
不憫な生い立ちのヒロインという鉄板的ながらも切なさが湛えられることで物語に深みがもたらされているのは巧みなところ。事実上のダブルヒロインと言える若き義母と兄嫁の2人がじっくり描かれていた。ただし、じっくりなるが故に、そして、とりわけ兄嫁に真っ当な価値観があるだけに、結ばれるまでには頁を進めなければならない。いや、結ばれるだけなら遅くはないのだが、オンナの悦びを得るまでがじっくり描かれているのである。サブタイトルに「子作り」とあるように、最近のフランス書院文庫作品によく見られるような中出しからの懐妊を最初の理由にしているため、互いが求め合う愛情の発露した官能が後々になるからである。そして、その懐妊の経緯に官能的な歪みと小説的な趣が忍ばされている。

正直なところ官能的には(控えめな描写も含めて)物足りない面もあるのだが、大学受験を控えた、心優しき初心な年下主人公への指南と筆下ろしから立派過ぎるムスコの威力と主人公の経験値アップによって次第に昂りと悦びを覚えていくヒロインという、その過程こそが官能面の肝なのであろう。また、真っ当な価値観を有する人物達なるが故に、懐妊絡みの歪みを除けば真っ当な形の幕引きを迎えているとも言えよう。
『箱根ぐっしょり熟女温泉-義母、兄嫁と子作りの湯で…』のレビュー掲載元


はい、2019年の村崎作品です。

相変わらずのクオリティです。

以上ww



にゃらさんのブログに投稿されている本作の紹介記事はコチラから。
誘惑官能小説レビュー 村崎忍『箱根ぐっしょり熟女温泉 義母、兄嫁と子作りの湯で…』





いや、ホント他に説明できることがないくらい安定の村崎作品でした。

定番的な構成をベースに憂いのある切なさをヒロインに背負わせ、その切なさを心身ともに抱き締める心優しき主人公の物語でした。

まぁ、官能面が控えめなのも相変わらずなのですが(^^;)、それも含めて、物語性との総合力が持ち味ですからね。





テーマ : 18禁・官能小説
ジャンル : アダルト

tag : フランス書院文庫 村崎忍 官能小説 官能 エロ アダルト 誘惑 熟女 兄嫁 子作り

奥さま限定クリーニング(著:蒼井凛花、二見文庫)

2019/3/26 発売

奥さま限定クリーニング

著:蒼井凜花、二見文庫


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衣類だけじゃありません、お体もキレイにいたします!
高級住宅街にあるクリーニング店ではこんなサービスが人気で──女性に大人気の元CA作家による官能エンターテインメント
実家のクリーニング店を手伝うことになった健二。高級住宅街にあるため、顧客はセレブな女性ばかり。ある日、客が出そうとした荷物からハラリと下着が落ちて……。その日から、奥さまの体もクリーニングいたします!──と、シミ抜きの技術を生かしつつ近所の人妻たちを相手に体験を重ねていく。人気の女性作家による官能エンタメ!
(引用元:Amazon)


★★★☆☆ 連作短編形式ならではの良し悪し,2019/6/2
雑誌『特選小説』に不定期連載されたシリーズ短編を纏めた作品。洗濯屋の主人公が「ケンちゃん」と呼ばれるのは古式ゆかしい法則を踏襲しているが、クリーニングを依頼しに訪れる「奥さま」に留まらず、短期パートとして勤めた人妻や、あるいは学生時代の恩師たる女教師といったバラエティの広がりがあったのは悪くない。最終章でCAが出てくるのは作者らしいところか。

基本的には人妻ヒロインが主人公を摘み喰いするがごとく積極的に誘惑する展開。高級住宅街を舞台にしているのでセレブ妻の登場が多く、ゴージャスな雰囲気が漂う。夫ある身ながら背徳感は乏しく、主人公も下心が満載なので割と安易に関係を結ぶ印象ともなるのはスピーディな展開になりがちな短編だけに致し方ないところか。単行本として続けて読むと、新たなヒロインが現れる度に懸想している主人公が移り気な印象になるのもまた然り。何より全7編の収録により1編が40頁前後と少ないことも起因するのか、全体として盛り上がりに欠ける。

そんな中にあって教職者らしくない言動と大胆さのギャップがあり、かつて憧れた年上の女教師と関係する喜びが伴う第6章には背徳的な良さが感じられた。裏を返せば「奥さま」ならではの背徳感が乏しいと人妻に限定する意味が問われるとも言えよう。その辺りの設定的な捻りが他のエピソードにもほしかったところである。
『奥さま限定クリーニング』のレビュー掲載元


同一の主人公による連作シリーズではありますが、短編集ですね。

元は『特選小説』に不定期掲載されていたので、それなりに間隔の空いた状態で読む分には問題ないのですが、というか全然良いのですが、続けて読むとちょっと気になる部分が露呈したように思います。続けて読むタイプではない短編を続けて読んだ弊害が出てしまったようにも……。



クリーニング屋にヒロインが現れ、主人公の下心が発動し、ヒロインからの誘惑もあって懇ろとなる……この流れ自体は良いのですが、これが繰り返さる、ヒロインを変えて繰り返される。つまり、ヒロインが変わる度にいちいち懸想している主人公が単なるスケベ男にしか見えなくなってしまったんですよねぇ。(^^;)

いや、男の桃色願望として悪くないことですし、実際に心の内ではそんなことを考えているのが男でもあったりするのですが、それはそれとして、男として筋を一本通してほしかった気も湧いてきてしまいまして……。



単行本化するにあたり、次章の冒頭である程度の時間経過や季節の移ろいなどを示す一文を差し込んで、不定期掲載時に近いような間隔を作中で空けることができれば印象が変わったかもしれませんね。





テーマ : 18禁・官能小説
ジャンル : アダルト

tag : 二見文庫 蒼井凛花 官能小説 特選小説 短編集 人妻 セレブ妻 奥さま 誘惑

兄嫁はらり(著:葉月奏太、イースト・プレス悦文庫)

2019/3/10 発売

兄嫁はらり

著:葉月奏太、イースト・プレス悦文庫


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どうして、彼女は人妻なのだろう……
家に居場所がないと感じていた青年に、生きる喜びを思い出させたのは兄嫁だった。
兄に対する劣等感から家に居場所のない武彦に、兄嫁・梨沙子のやさしさは癒しそのものだった。彼女だけが家族の温かさを教えてくれたのだ。やがて梨沙子をひとりの女性として見るようになるが、兄嫁である彼女とそれ以上の関係になれるはずもない。この生き地獄がつづくのなら家族などいらないと、ひとり暮らしをはじめた。梨沙子と距離を置くことで忘れられるはずだったが、母親が倒れたのを機に病院で再会。そこで兄の浮気現場を目撃し、取り乱す兄嫁とついに関係を持ってしまう。しかし、教えられていなかった衝撃的な事実を知らされて……。魂が震えるほどの情念と絶頂!
(引用元:Amazon)


★★★★★ さらに高みへ昇るというのか,2019/3/27
あらすじの末尾に「魂が震えるほどの」とある。この作者と悦文庫のタッグは、切なく哀しくも凛としたヒロインが心優しい主人公と手を取り合い、ひっそり静かながらも確かに本当の愛を掴み、貫く物語を紡いできた。そんな「美しい官能小説」がさらに高みへと到達し、魂が震えるほど昇華したとの宣言に他ならないが、それは間違っていなかった。そして、予想を超えていた。この作者はどこまで昇るというのだろうか。

全てにおいて、見事に○である。
◎に劣る○という意味ではない。
物語も、官能も、全て文句なし。

唯一のヒロインたる兄嫁【梨沙子】の時に不可解な行動にも、兄夫婦の関係にも、結婚にはいろいろな形があると呟き、嫁たる梨沙子を似た境遇だからと可愛がる母の真意にも、兄弟それぞれの生い立ちにも、何かにつけ兄弟が対立するのにも、そして、兄の浮気にも、梨沙子に夫への罪悪感が思いのほか希薄なことにも、義弟たる主人公への眼差しにも、全てにきちんとした理由がある。さらに言えば、紆余曲折を経た後に全てが丸く収まっている。

この意味においての○でもある。
それはもぅ見事と言うしかない。
星5つじゃ足りない素晴らしさ。

重苦しい雰囲気が漂う序盤、官能面が押し出された中盤、これらを経た終盤に差し掛かってからは徐々に、肩の荷が下りるように軽くなっていき、そこに母の茶目っ気が加わる。最後は爽やかな結びを迎え、梨沙子が掴んだ真の幸福、その心の内がエピローグとなる。梨沙子と主人公は10年越しなのである。

梨沙子より4歳年下の主人公は20歳で話が始まり、28歳になり、そこからの回想では18歳に戻る。その時々のエピソードが下地となり、この10年間を経てもなお変わらなかった気持ちが、想いが確信となる。

また、物語性が高いと官能面が割を喰うことも少なくないが、それも申し分なし。従順に夫を支える貞淑な妻であり、神々しいばかりの慈愛に満ちた兄嫁であり、一度昂れば情熱的に求めるオンナでもある梨沙子の描かれ方は素晴らしいに尽きる。10年前は初心で何も知らなかった梨沙子が人妻らしい性技を会得しており、その変化もまた淫猥度を底上げしている。また、刹那の情動に駆られなければ梨沙子が自ら主人公にアプローチすることもないため、闇雲に誘惑するような不自然さも感じられない。情交を重ねる度に少しずつ、主人公との距離を縮めるように、ちょっぴりの淫らさを湛えながらも気高く美しく花開く梨沙子である。
『兄嫁はらり』のレビュー掲載元


レビューに『星5つじゃ足りない』を記したのは何年振りでしょうか。

文句なしの素晴らしさ!DSK的名作認定!の証であります。



いやぁ~、ホント素晴らしい作品でした。



葉月先生のブログに投稿されている自著解説記事はコチラから。
『兄嫁はらり』





兄嫁の1人ヒロインで官能面がしっかり描かれていた良さもさることながら、何と言ってもストーリーが素晴らしい。

過去の確執が氷解していく兄との場面などはドラマを観ているような気分になりました。それだけ脳内で映像化されていたということですが、母の過去についてもはっきり描かれた訳ではないのに伝わってくるものがありまして、もちろん主人公にも過去があって、その過去に兄嫁とは出会っていて……といったように背景としての過去をしっかり土台にして現在を描き、結末で未来を見せるところが素敵でした。



葉月奏太×悦文庫の「美しい官能小説」恐るべし。





テーマ : 18禁・官能小説
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tag : イースト・プレス 悦文庫 葉月奏太 人妻 兄嫁 1人ヒロイン 一人ヒロイン

夜這い団地(著:橘真児、竹書房文庫)

2018/10/29 発売

夜這い団地

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◎ほしがる団地妻と真夜中の快楽遊戯
◎「誘い」「誘われ」…乱倫の集合住宅!
広くて安いため、郊外の団地に引っ越した青年・北條直紀は、ある夜、部屋で寝ていると、突然何者かに夜這いされる。暗闇の中の出来事で、どんな女かわからなかったが、彼女とのセックスは最高だった。以来、その快楽が忘れられず、謎の女が誰なのか団地に住む女たちを調査する直紀だったが、捜すうちに知り合った人妻・乃梨江から、「私に夜這いをかけて」と誘惑されて…!? 深夜の団地を行き交う男女の蜜欲!書き下ろし乱倫エロス。
(引用元:Amazon)


★★★★☆ 夜這いさせられている主人公,2019/3/27
この作者にしては珍しい気がするチェリーではない25歳の主人公。冒頭ではホラーっぽい雰囲気を(テレビの心霊番組を深夜に観ているだけだが)醸して、それを夜這いしてきた女性と結びつけて当初は怖がったりしている。だが、むしろ団地特有の構造に着目している点が妙味に繋がった作品と言える。

夜這いする女:?
夜這いを誘導する30歳の人妻【乃梨江】B棟501号室
夜這いを仕掛ける26歳の先輩【亜衣香】B棟303号室
夜這いを依頼する33歳の人妻【友希子】E棟202号室
将来を見据える28歳のバツイチ【涼菜】D棟303号室

突如として部屋へ現れ、布団を捲り上げ、仰向けで眠っている(フリをしている)主人公に跨ってくる女が誰だか皆目分からないのは想定内の始まり方。この真相究明に乗り出す流れである。偶然に出会った乃梨江が同じB棟だからそうなのか?と思ったら、ちょっと理不尽な屁理屈で誘惑されたり、大学時代の先輩だった亜衣香と鉢合わせしたら意外に明け透けな人物になっていて、鈍感者には決して伝わらないであろう「察しなさい」的な誘惑を主人公の自室(B棟303号室)でされたり、乃梨江の友人である友希子には寝取らせのダシにされたりしている。ここまで全て形式こそ夜這いではあるが、結局のところは三者三様ながらも押し並べて自己中心的なサブヒロイン達の思惑に乗せられ、夜這いをさせられているのが実情である。自らの本懐は一向に果たせず、肉欲的な僥倖を除けば全く以って報われない主人公である。

そんな時に、団地では割とありがちな偶発的アクシデントによって涼菜と出会う。B棟とは隣同士で並び建つD棟の同じ303号室がポイントである。遂に判明する夜這いの真相に加え、他にも理由があったことから、いろいろな偶然が必然を呼び込んだ形になっている。ドラマとして面白い仕上がりと言えよう。最後に夜這いとは異なる、堂々とした情交を描くことで従前との対比を感じさせている。

倒置表現を多用し過ぎの傾向があり、ややとっつきにくい文章に感じたが、物語性のある官能劇として楽しめる1冊だと思う。
『夜這い団地』のレビュー掲載元


夜這いと聞けば通常は主人公の視点で描かれるイメージになるかと思います。就寝中のヒロインへ次々と夜這いを仕掛けていくイメージです。しかし、誘惑路線になるとヒロインから仕掛けなくてはなりませんから、ヒロインが用意した……言わばヒロインが撒いた「きっかけ」という種によって夜這いすることになります。その意味では予定調和になってしまうのですが、結果として夜這いさせられる主人公となる訳です。



そして団地。

幾つも立ち並ぶ団地という構造を巧みに利用したストーリーに妙味がありました。

B棟の303号室とD棟の303号室。互いの窓から外を見たら、どういった風景になるか。これが結末を導いています。





テーマ : 18禁・官能小説
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tag : 竹書房文庫 橘真児 夜這い 団地 人妻 バツイチ

妻の姉は豊満熟女(著:早瀬真人、イースト・プレス悦文庫)

2019/3/10 発売

妻の姉は豊満熟女

著:早瀬真人、イースト・プレス悦文庫


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禁断の覗き見――性に奥手な義姉と、悪だくみに長ける義弟のふしだらな同居生活
自宅改修工事のため、健介は若妻の莉奈とともに彼女の姉の家で同居することに。義姉の貴美子はいまだに独身で、性には奥手な印象だ。ある夜、健介が遅くに帰宅して浴室に向かうと、なんと貴美子が全裸で洗面台の前に。その肉感的な体型はスリムな莉奈とは違った魅力があり大いなる刺激と興奮を与えた。義姉のヌードを拝んで欲情した健介はそのまま若妻の布団へ。一方、浴室を出た貴美子は、妹夫婦の寝室からかすかな嬌声を耳にする。葛藤しながらも覗き見すると、そこには淫猥な光景が。自然と左手は乳房に、右手は股間へと伸びる。しかし、その淫らな行為は義弟に目撃されていて……。
(引用元:Amazon)


★★★★★ お堅い女史が解き放った女の本懐,2019/3/23
弱みを握られたヒロインが主人公から迫られる展開は、望まない相手に悔しくも昂らされてしまう淫猥さが興奮を誘うものであり、ヒロインと主人公の関係性によって背徳や興奮の度合いが増すものと言えよう。本作では妻の姉(義姉)38歳。親族ではあるものの生真面目な堅物のため苦手な存在である義姉との共同生活で思わぬ秘密を知り、これによって距離がぐっと縮まる37歳の主人公。しかし、義姉が抱えていた秘密は別のところにあったという捻りの利いた設定が妙味のある結末を導いた作品である。

26歳の妻との夜の営みを織り交ぜつつ、お堅いだけではない義姉の、実は疼きもある熟れたオンナであることが序盤を中心に描かれている。主人公の迫りに抗い切れない、後には昂り極まって自ら求めてしまう刹那の痴態を描くための導入とも言える。

弱みを握られて以降は、妻不在時の脱衣場で迫られ、妻在宅時のキッチンでも迫られ、職場でも迫られる義姉。そんな変化のあるシチュエーションで描かれる官能面は総じて興奮度が高い。また、お尻にも興味津々の主人公は虎視眈々と狙っており、緊縛や露出といったプレイから遂には貫き、玩具との2穴プレイにも高じている。妻に内緒の義姉調教を謳歌し、調子に乗っている主人公であり、磨きのかかった義姉は妖艶さを増していく。ただし、オンナとして変化を遂げるにつれ、得難いものの存在にも気づいていく義姉である。

そして、最後の段になって義姉は受け身一方の形成を逆転する決定的なカードを切る。地味で初心な、男嫌いの堅物になってしまった義姉の過去には因縁の理由があり、そもそもそんな姿は主人公の前だけだったのである。

あくまでも自らの快楽と達成感をベースに義姉を快楽の虜にしようとした主人公に対して義姉の女としての本懐は違うところあり、このズレもまた逆転の結末に繋がっている。これまで楽しみに楽しんだ主人公には相応の、ちょっとした可愛げのある因果応報を与えた幕引きは肩透かしかもしれないが、オンナを上げ、男嫌いをも克服し、自信を得た1人の女として華麗に羽ばたこうとする義姉にはエールを送りたい心境である。
『妻の姉は豊満熟女』のレビュー掲載元


レビューした作品の紹介という意味では久し振りの投稿になってしまいました。orz

あの、言い訳しますと(^^;)、ご存じの通り拙ブログは(特集記事などを除けば)書籍サイトにレビューを投稿した作品をご紹介する流れになっていまして、そのレビューがここしばらく滞っておりました……2019年4月のレビュー投稿がなんとゼロ。(汗)

レビューが投稿されなければブログへ投稿すべき作品もない訳でして……実は数作品ほどあるにはあるのですが、あの、まぁ、何と言いますか、ストックとして保留しておりまして(大汗)……ここしばらく静観していた次第です。

※「せいかん」で漢字変換すると『性感』が最初に出てくる官能あるあるww

かと言って静観ばかりではブログが完全に滞ってしまうので、さすがにそろそろ……と若干アセりながら文章を書いているところであります。(滝汗)



気を取り直して本作ですが、ある意味では最近のドレンドに忠実と申しますか、ここ数年のイマドキ官能路線と称して良いのではないでしょうか。

上げ膳・据え膳の誘惑一辺倒ではなく、ヒロインの弱みをネタに迫ることで軽い凌辱風味とヒロインの抵抗を織り交ぜつつ、押し切られては初心だったオンナが開花し、次第に堕ちていく展開。

DSK好みのとってもいやらしいテイストでありますw



それでいて最後にちょっとしたどんでん返しがありまして、されるがままでないヒロインの逆襲が痛快な幕引きに繋がっています。

ストーリー的な良さもある作品と言えますね。





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狂愛オフィス23時-三匹の美獣社員(著:風吹望、フランス書院文庫)

2011/12/23 発売

狂愛オフィス23時-三匹の美獣社員

著:風吹望、フランス書院文庫


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触りたい、抱きたい、啼かせたい……秘めていた欲望を
新入社員の由加里に浴びせた時、男の中で何かが弾けた。
才色兼備の秘書・理央、敏腕上司の美咲も犯し、素顔を暴く。
深夜残業、最上階の役員室、二人きりの出張……。
男性社員の誰もが虜になる麗しきエリート美女を、
背徳的すぎる舞台で牝調教する夢のような三重奏!
(引用元:Amazon)


★★★★★ タイトルとあらすじは盛大なミスリード,2019/3/21
凌辱的な内容を示唆するタイトルやあらすじは盛大なミスリードと言わねばならない。「狂愛」であり「美獣」かもしれないが、意味合いがちょっと違う。主人公もまた「触りたい、抱きたい、啼かせたい」などといった願望はなく、むしろ健全な感覚の持ち主。ヒロインを犯すなどといったこともなく、逆に「おねだり」という形で迫られていると言った方が正しい。要するに、M性を秘めていたヒロイン達が、主人公への大いなる愛情を背景に、自らの理想とする「ご主人様」として主人公を育成する調教プレイの物語であり、その育成は半ば強引に仕立て上げていると言っても良い。笑えるやり取りもあって軽妙かつコミカルな作品である。

可憐な佇まいながら仕事もデキるスーパー新入社員の【由加里】23歳が深夜のオフィスで自慰に耽っているのが発端。これを偶然に(ではなかったのだが)目撃した28歳の主人公へ「叱ってください」とおねだり。そんな「お仕置き」関係の継続を由加里は望むのだが、これには惚れた男へ傅きたい想いだけに留まらない理由が後に判明する。何かと覚束ない主人公に言葉責めの台詞さえも指南する由加里にはしたたかな一面もあり、元より才女だけに主人公のトボけた言動にはツッコミ役も果たしていく。そして、不意のアクシデントによって主人公の同期にして役員秘書の【理央】に2人の関係が知られることとなる。

ある意味で理央はツンデレなのだが、そのクールな一面に隠された主人公への想いは健気の一言。主人公が由加里と関係していると知った理央の豹変に驚く主人公だが、庇護欲も掻き立てられている。様々なタイプのヒロイン達が見せる別の顔、もう一つの表情がギャップ込みで迫ってくるにつけ、主人公は幾度となく「可愛い!」と感じているのである。そして、ここから最凶(?)のラスボスが登場して物語はさらにエスカレートしていく。

主人公や由加里の上司である部長の【美咲】34歳はデキ過ぎるほどデキる怜悧なキャリアウーマン。理央と若干カブるキャラだが、猛烈にスケールアップした感じであり、世の中の表も裏も知り尽くし、酸いも甘いも噛み締めた女傑である。これが思わぬ形で控えめな女性を演じると言うのだから面白い。その秘密を維持するために主人公の出した条件が美咲の被虐スイッチを押すこととなる。そして、その被虐の度合いは桁違い。最もアクティヴな、主人公も制御不能な暴走キャラとなり、時にはちょっと危険なスリルも味わっている。もちろん、それさえも美咲にとってはご褒美である。

総じてヒロイン達は主人公よりデキるイイ女ばかりだが、主人公に惹かれることで自身が隠していた本性を曝け出すことが出来ている。傍目の印象ではなく、内なる本当の自分である。だからこそ「狂愛」の「美獣」として振る舞えるのであろう。その可愛らしい変貌を見るに、本作は被虐の官能を借りた多重の恋愛小説とも言えそうである。
『狂愛オフィス23時-三匹の美獣社員』のレビュー掲載元


ナゼにこうも凌辱作品かのように紹介するのか解らないのですが、読んでみると全く以って凌辱色のないことが分かります。

ヒロイン達の被虐スイッチが勝手に入って、特に迫られてもいないのに自ら迫られているような気分になって、実際に迫るよう「おねだり」する形で仕向けるテイストですww

ちょっぴり笑えますw



2006年頃から7~8年ほどの激甘誘惑ブーム(?)の時期に、勢い余ったヒロインの思わぬ言動で「笑える誘惑作品」が幾つも上梓されていましたけど、それらとはまたちょっと違うオモシロさがあった作品ですね。



◆似た傾向の過去作品
2005/09/23 発売
イプ・トライアングル-美人秘書と部下と受付嬢

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男性社員たちが見入り、陶酔してしまう三人の美女。
触りたい、啼かせたい、犯したい……その狂おしい想いを、
受付嬢の麗香に浴びせた時、男の中で何かが弾けた。
凛々しき部下の真純、取引先の秘書・深雪も犯し、心まで貪る。
アフター5、受付ロビー、深夜の会議室……
背徳的すぎる舞台で麗女を牝に調教する――レイプ×3!
(引用元:Amazon)

▼当サイトの紹介記事
http://dsk18.blog.fc2.com/blog-entry-453.html



コチラも凌辱テイストを前面に出した紹介をしていますが、実際は全然そんなことない作品です。

非常に面白い筋立てのストーリーだったことが印象に残っています。



紹介の仕方が似ているせいか、あらすじの文言もちょっと似通ってますねw





テーマ : 18禁・官能小説
ジャンル : アダルト

tag : フランス書院文庫 風吹望 新入社員 秘書 上司 残業 ハーレム セクハラ 携帯電話 露出(下着・水着・裸)

私は未亡人母(著:鬼頭龍一、フランス書院文庫)

2001/2/23 発売

私は未亡人母

著:鬼頭龍一、フランス書院文庫


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下着を脱ぎ幼い実子にクンニをさせる母
若勃起を咥えながら自らも自慰に溺れる母
息子の全裸モデルとなり恥部の奥まで晒す母
あげくには恋人の如く愛を交わし肉悦に狂う母
茉莉阿をここまで淫母に変えたのは未亡人だから?
21世紀、鬼頭龍一が満を持して放つ未亡人哀母の独白!
(引用元:公式サイト


★★★★★ 愛に満ち溢れた壮大な相姦大河絵巻,2019/3/16
フランス書院文庫では2004年に「七年相姦」、2019年には「十年調教」といった長いスパンを描く作品が出ているが、それらを凌駕する、実に15年間もの母子相姦が2001年に出ていたことになる。しかも、始まりは息子が生まれた直後。そう、息子0歳から15歳までの成長記録に相姦が絡む物語なのである。それも母の一人称独白形式で語られる、20歳の出産から喜びと憂いが交錯する35歳までの紆余曲折の物語とも言える。

全14章という細かさはまるで息子が重ねた年齢のようである。乳飲み子から幼子、園児から小学生、中学生と成長していくにつれ自我の目覚めから次第に能動的な振る舞いを母に示す息子。物心ついた頃から母への「接し方」は慣れたものだが社交性を帯びることによる変化もある。それでも母への想いが揺らぐことはない。

むしろ揺れるのは母である。夫を喪った直後に、入れ替わるように生を受けた我が子。これを運命と感じたことで芽生えた想いが膨れ上がっていく。母の矜持とオンナの肉欲が出たり入ったり。慈しみで接しようとしても、若くして亡夫に開発されていた体は抗いようもなく疼くのである。

それでも本来の母子に戻るべく行動に出る機会が序盤と終盤にある。他の男に身を預けることもあれば、息子の思春期には逆に恋人を斡旋したりと対照的な演出なのは巧みなところだが、結果は言わずもがな。息子からは思わぬ緊縛羞恥の逆襲を喰らったりしている。

始めは年端のいかない息子との睦言だけに手淫程度の官能描写で、徐々に口淫から戯れを経て、中盤を過ぎた辺りでようやく結ばれるくらいのスピード感。終盤の色欲に任せた交合の日々もダイジェストなので物足りなさは否めないが、相姦ありきの母子ではなく、相姦を描くには母子の猛烈な相互愛情が必要不可欠であることを高らかに宣言しているようである。関係こそ歪んでいるが、その歪みを取り除けば、そこにあるのは息子を想う母と母を想う息子にほかならず、この最もシンプルにして最も重要なファクターなくして母子相姦は描けないことを示しているようですらある。傍目には滑稽にも写るであろう2人だけの「結婚式」は、そこへ至るまでの迷路のような道程を慮るに感動的でさえあった。

相姦への最大級の精神的理解、そして世間の目に対する憐憫、さらにはマイノリティだからこそマイノリティな立場からのアンチテーゼ的賛同。そういった諸々を感じさせる作者の深い深い洞察が本作には込められているように思えてならない。
『私は未亡人母』のレビュー掲載元


数年以上に渡る年月を描いた「官能大河」と言うべき作品に時折出会いますが、息子が生まれた時から、その感動を相姦の意識に変えて、15歳に至るまでの成長にあわせて次第に距離が縮まり、遂には結ばれるまでの壮大な母子相姦でした。

息子と母という関係はそのままに男と女になっていく2人。

2人の間だけに流れていく特別な時間、年月。



何だか凄いモノを見させてもらった気分です。



本作のベースに流れる深い深い相互理解と愛情を見た時、これを、例えば LGBT 的な視点に置き換えたら、世間の目と自分達という構図の中で信じるものは何かといったような、ちょっと考えさせられる感じもありました。



何と言いますか、大袈裟に申せば、動かし難い真実、真理みたいなものが描かれているようにも感じました。





テーマ : 18禁・官能小説
ジャンル : アダルト

tag : フランス書院文庫 鬼頭龍一 未亡人 女子高生 母子相姦 自慰 フェチ 肛姦 縄・緊縛

よがり村(著:葉月奏太、竹書房文庫)

2019/1/21 発売

よがり村

著:葉月奏太、竹書房文庫


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「ねえ、疼いてしかたないの…」女たちを発情させる山村の快楽温泉!
父が倒れたため、実家の農業を継いだ真崎浩介は、ある日、村にやって来た妖艶な美女・麻美から裏山を開発させてほしいと持ち掛けられる。裏山から温泉が出る可能性があるという。仮契約して採掘させると、確かに温泉が出て簡易の浴場が出来上がった。浩介は試しに裏山の温泉に入ってみるが、なぜか発情しはじめる。そして浴場に現れた麻美によって、かつてない絶頂に導かれる。さらに近所の人妻・由紀も温泉に入ると発情し、浩介に性交をねだってきて…!のどかな村を欲望の園に変えていく謎の快楽温泉…淫惑地方エロス。
(引用元:Amazon)


★★★★★ ムラの淫靡な風習ではない設定を凝らして官能面が大幅アップ,2019/3/14
夜這いという形でヒロインが寝取られ続けた2016年の『夜這い村』、ストーリー的な面白味に欠けた2018年の『ほしがり村』。これらに続く葉月奏太×竹書房文庫の「村」タイトル第3弾の本作は、それまでの設定を少し変えたことで劇的な変化を遂げたと申し上げる。これら3作品が全て1月に発売されているのは果たして偶然なのだろうかと考えてしまうが、それはともかく個人的にはツーナッシングからの逆転一発ホームランを見せつけられた思いである。

今回はムラの淫靡な風習ではなく、25歳になる主人公宅の裏山から温泉が湧き出たことで村おこしを兼ねたリゾート開発を持ち掛けられる話がベースになっている。その商社の敏腕女課長【麻美】33歳と部下の【穂香】23歳に加え、近所で幼馴染みのお姉さん(今は人妻)の【由紀】29歳という3人がヒロインとなる。裏山の売却を求める麻美と固辞する主人公の父(裏山の所有者)との板挟みにあう主人公だが、次々と仕掛けてくる麻美の誘惑に外堀がじわじわ埋められていく流れである。ただし、単なる色仕掛けではなく、あらすじの「なぜか発情」が暗に示す温泉の効能が大いに後押ししている。

この効能により官能面が相当に強化されている。果てても萎えないムスコに驚きつつも2回戦、3回戦は当たり前。ヒロイン達もまた同様に発情が収まらないため何度も求めてしまう。そうとも知らずに入浴した、清純な由紀でさえ昂ってしまい主人公を求めに求めてしまう有様。まるで別人かの貪欲さを見せている。そして、怜悧で冷徹な麻美や、新入社員の初々しさを残す穂香もまた然り。仮設備ながらも露天風呂という良好なシチュエーションを加味したギャップのあるいやらしさが満載で、官能描写が悉く淫猥だから堪らない。口淫だけでも興奮度の高い場面さえある。

限界集落に活気が戻るかもしれないと浮足立つ村の面々もいて、長閑だった村がヘンに盛り上がっていく不安を感じ始める主人公だが外堀はどんどん埋まっていく。しかし、全く動じない父によって裏山の秘密が語られ、ようやく一連の「村」タイトルらしい側面が出てくる。全体に蔓延る「風習」も悪くないが「伝承」くらいがちょうど良いのかもしれない。

思いのほか呆気ない結末が最後に待っているが、その直前には裏山を賭けた官能対決があったり、由紀の誓いが揺らいだりと官能面が最後まで高く維持されており素晴らしい。また、最後の最後で自身の欲望を優先させた主人公には因果応報が訪れるとはいえ、これで良かったという幕の引き方にもなっている。伝承は正に「触らぬ神」ということであろう。
『よがり村』のレビュー掲載元


全体的な雰囲気が似ているという理由でしょうけれども、ストーリーや設定などの関連性はないものの葉月奏太×竹書房文庫のタッグではタイトルに繋がりを持たせた「村」シリーズが展開されています。本作はその第3弾。三部作ということでしたら最終作になっていまいますね。



表紙画像をクリックすると各作品のAmazonページへジャンプします。




タイトルの書体(フォント)や絵師さんに統一感がありますでしょ。



▼当ブログの紹介記事はコチラから。
夜這い村
http://dsk18.blog.fc2.com/blog-entry-1087.html

ほしがり村
http://dsk18.blog.fc2.com/blog-entry-1366.html




で、DSK的には本作がスマッシュヒット!w

ストーリー性も淫猥度も格段に良かったと感じました。ムラの閉鎖的な風習をテーマにしがちなところを敢えてちょっと外したのが奏功したように思いました。それでいて伝承という形で雰囲気は維持しています。



葉月先生のブログに投稿されている自著紹介記事
『よがり村』





こういった伝奇モノはどうしてもファンタジーな要素を盛り込んだ官能になってしまうものですし、そのファンタジーに依存すると物語・官能ともども現実味がなくなってシラけてしまうリスクもある訳で、なかなかどうして力量が問われる作品だったりします。

その点、葉月先生は安心して読めるのが強みでもありますね。





テーマ : 18禁・官能小説
ジャンル : アダルト

tag : 竹書房文庫 葉月奏太

下町バイブ(著:桜井真琴、二見文庫)

2019/2/26 発売

下町バイブ

著:桜井真琴二見文庫


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「あれは、うちの新製品じゃないか!」
義母の手に握られていたのは下町工場の技術の粋を結集した電動マッサージ器だった──
マッサージチェアを開発販売する小さな製作所に入った純平は、技術もあり高品質な製品を作っているのに、赤字が続く会社を再建しようとする。妻の出張で一時同居することになった義母が自社のハンドマッサージ器でオナニーするのを目撃してしまった彼は、新しい販路を求めて、AV業界に売り込もうとするが……。期待の俊英が放つ書下し官能エンターテインメント!
(引用元:Amazon)


★★★★☆ 赤字続きな町工場の官能的再生ドラマ,2019/3/4
言うまでもなく人気ドラマのパロディタイトルである。骨子となるストーリー展開もある程度は元ネタを踏襲したものであろう。本作ではハンドマッサージャーやマッサージチェアの分野で品質重視の一徹な姿勢が評価されるも赤字続きな下町の工場が新製品に活路を求める物語である。健康器具の技術を応用したアダルトグッズの開発……電マにローターにバイブである。工場は赤字に喘いでいるが、ヒロイン達はグッズで喘いでいる。

軽い勧善懲悪っぽさを塗したドラマ性は高く、エンタメ官能で名を上げた作者の面目躍如といったところであろう。全5章の構成以上に起伏があるため、章立てをもっと細かく刻んだ方が分かりやすかったかもしれない。ただ、きちんと筋道を立てているだけに交合の場面は後半になってようやくという印象も残る。ストーリー重視なるが故に、ということもあるが、前半の官能は戯れに終始していると言わざるを得ない。

もっとも、本作の主役は主人公(のムスコ)ではなく、主人公が開発した、驚愕の性能を誇るアダルトグッズなのだとも言える。前半はグッズが誕生する場面でもあり、後半ではテスト役を務めるヒロインも現れるからである。それでも後半になるにつれ主人公が霞むこともなくなり、グッズで昂りに昂ったヒロインが主人公との交合でトドメを刺される2段階の官能描写になっている。これが実にいやらしい。

取引先銀行で辣腕を振るうクールで高飛車な人妻【玲子】38歳
童顔の幼さが残る理系女子にして純情可憐な部下【亜紀】25歳
貞淑かつ清楚な風情で母性と慈愛に満ちた義母【里津子】42歳

それぞれ魅力に溢れるヒロインを28歳の主人公と交合した順に記したが、登場の順序は異なる。テレビドラマのような場面転換もあるストーリーに官能が配されている所以である。人を寄せ付けない程の怜悧な玲子が思わぬ感応から被虐性を帯び始めたり、経験値は高くないだろうと思わせる亜紀が昂りを堪え切れずに潤んだ瞳を向けたりといったギャップのある官能描写が後半では続く。奥ゆかしさを損なわない里津子がこっそり自慰に耽るのも然りだが、以前より憧憬の念を傾けていた里津子にだけは我慢の限界を超えた主人公が積極的に振る舞っている。里津子の夫にして頑固かつ厳格な社長でもある義父を思うとヘンに勇気のある主人公にも見えてくる。

物語としては一応の結末を迎えるも先々に余韻を残すものでもあり、ヒロイン達との「その後」にも曖昧かつ消化不良な面があるため、元ネタと同様に続編を綴る余地は充分に残っている。期待したい。
『下町バイブ』のレビュー掲載元


吉川晃司 に瓜二つな人が 出てきますよ!www

ということで、『下町ロケット』なのか、続編「ゴースト/ヤタガラス」の方なのかは分かりませんが、とにかくコレですww



マッサージ機器を製造する町工場が電マを開発して売り出す官能小説ならたぶんこんな感じのストーリーだろう、といったイメージは覆されると思います。思いのほか真剣に悩んでますし、検討を重ねて商品開発しています。そして、高性能なるが故に高価格でもある電マは思わぬところで需要が発生します。

まさに桜井先生の真骨頂たるエンタメ官能作品の仕上がりですねw



官能面では義母の里津子さんも良かったですが、何と言っても玲子さんが素敵でしたわ~www

高飛車で居丈高な人妻キャリアウーマンの恥じらいが堪らん!





テーマ : 18禁・官能小説
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