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教えてあげます-押しかけ兄嫁&美母娘(著:美原春人、フランス書院文庫)

2015/5/25 発売

教えてあげます-押しかけ兄嫁&美母娘

著:美原春人フランス書院文庫


Amazonはコチラから。
ハイブリッド書店【honto】はコチラ。

「うれしい……私の手で感じてくれてるのね?」
握っていた肉竿を祥子がゆっくり口に呑み込む。
春、大学に進学し、一人暮らしを始めたはずが、
実家から28歳の兄嫁が転がり込んできて……
初体験、お目覚めフェラ、ノーパン誘惑……
夢のような同棲生活に義母と義妹まで加わって……
(引用元:Amazon)


★★★★☆ デビュー作と同列の激甘なラヴラヴ作品, 2017/6/11
2017年の2月のデビュー作『お世話します-未亡人母娘と僕』から早くも登場した2作目だが、どうやらフランス書院文庫官能大賞への応募を見越してデビュー作と同時期に執筆を進めていた原稿によるものらしい。そのためデビュー後の、いわゆる商業作家になってからの文章ではなく、本作もまたデビュー作に酷似した内容になっている。満ち満ちて、溢れに溢れ、ダダ漏れに漏れるヒロインの愛情が主人公へと真っ直ぐに向かう激甘テイストである。いっそ清々しい程にストレートな作風につき、これはこれで突き抜けたものがあると言えるのかもしれない。

そんなラヴラヴなヒロインは兄嫁と義妹と義母の3人。兄嫁や義母はもちろんのこと、幼少期に養女として迎え入れられた妹ということで全員揃って主人公との血縁はない。そして、未亡人となった義母や最初から「お兄ちゃん大好き!」な義妹はともかく、夫ある身の兄嫁までもが何故に主人公へと向かうのか。その理由は義母も含めて一応は示されている。若干のこじつけ感は無きにしも非ずだが、よく分からないまま曖昧に話が進むよりはずっとマシと言えよう。ただし、そうした理由は後から語られるので最初は訳も分からずにヒロインから愛情をぶつけられて戸惑う主人公である。デビュー作でも見られた手法である。

義弟たる主人公を呼び捨てにしている程の親しい間柄で良きお姉さんポジションにいる兄嫁は、その勝気な性格と恥じらいとのギャップが魅力であり、序盤から登場し、最後まで中心的な存在である。サブタイトル通りに主人公宅へ押しかけ、数日間を同居し、心の内に秘めていた想いを主人公に伝える。中盤から同様に押しかけてくる義妹も同様である。これらに対して実家へ里帰りという動きのあった終盤では義母の想いも知ることになる主人公である。

一部は突発的だった点もありながら基本的には示し合わせているような言動のヒロイン達であるため、鉢合わせて修羅場と化すような場面はなく、むしろ知らぬは主人公ばかりという状況なのだが、里帰りという変化を活かして義母だけは姉妹と別個に動かし、実は人知れず義母も想いを寄せていて周りが驚くような捻りがあっても良かったかもしれない。事実上のデビュー前作品なればこそ今後の伸びしろに期待したいところである。
『教えてあげます-押しかけ兄嫁&美母娘』のレビュー掲載元


今回もコッテコテにベッタベタの激甘テイストですwww

むしろ「凄いな~」と感心してしまうほど徹底して激甘です。



にゃらさんのブログに投稿されている本作の紹介記事はコチラから。
美原春人「教えてあげます 押しかけ兄嫁&美母娘」(フランス書院文庫、2017年5月、表紙イラスト:川島健太郎)ネタバレ有り。御注意下さい。作品紹介(公式ホームページ)教えてあげます: 押しかけ兄嫁&美母娘 (フランス書院文庫) [文庫]美原 春人フランス書院2017-05-25【あらすじ】実家に住む兄嫁の祥子に憧れを抱く達郎だったが、未亡人となった義母の弥恵や血の繋がりのない義妹の茉歩にも女性として意識し始めてしまい、罪...
美原春人「教えてあげます 押しかけ兄嫁&美母娘」





デビュー前の官能大賞応募用の候補作〈その2〉といったポジションの原稿(その1はもちろんデビュー作)らしいですからテイストが似通るのは当たり前と言いますか、同じ方向へ放った2本目の矢なのは致し方ないところでしょう。

なので、デビュー後の、商業作家としてのキャリアが始まってからの作品(順当なら次作ですね)にさらなる期待を寄せたいと思っています。

渾身の応募原稿を手直しすることでデビューには漕ぎつけられるけれども、そこからの2作目が真価を問われる、と言いますから、現状を踏まえたうえでの純然たる次作がどうなるのか?だと思うんですよね。



そう考えると小説を書くという表現で生活するのはシンドイことでもありますよねぇ。

でも、それが当たり前と言いますか、それをベースであるゼロポイントとして、そこで1から組み立てていくことの出来る人が創作者の矜持なのでしょうねぇ。

出来上がったモノをあーでもないこーでもないと勝手に述べているレビュアーなんてホント人の褌ですものねぇ。(汗)






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テーマ : 18禁・官能小説
ジャンル : アダルト

tag : フランス書院文庫 美原春人

新しい淫同居人-義母と女教師(著:天崎僚介、フランス書院文庫)

2017/5/25 発売

新しい淫同居人-義母と女教師

著:天崎僚介フランス書院文庫


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ハイブリッド書店【honto】はコチラ。

(こんなに綺麗なひとが新しいママになるなんて!)
義理の母として慕うには瑞々しく魅力的すぎる友梨佳。
ふとした接触や、バスタオル越しにもわかる豊麗女体が、
涼の獣欲を煽り昂ぶらせ、ついに一線を超える瞬間が!
興奮の初入浴、恍惚の初フェラチオ、禁断の初体験――
僕に最高の秘密を教えてくれる、甘く危険な新生活!
(引用元:Amazon)


★★★★☆ 常識的健全路線の確立か, 2017/6/4
ここ数作では許されぬ関係に陥りながらも最後は常識的で健全とも言える結末を迎えるストーリーを紡いできた作者だが、それをさらに推し進めたのが本作なのであろう。背徳の関係はやはり不貞と前提しつつ、それでも自身の心の整理のため、あるいは一時的に全てを忘れるために必要悪とまでは言わずも不要とも言い切れないような、そんな微妙な隙間を突いているようでもある。

受験を控えた高校生である主人公の父親が再婚相手として見初めた(そのため厳密には未だ「義母」ではない)相手にしては年の離れた(むしろ主人公との年の差の方が近い)見目麗しい女性と主人公が束の間に同居するには意味があり、そこへ担任の女教師が転がり込んでくるのも理由がある。少しでも無理のない形で紡いでいこうとの意思を感じる筋立てである。ただし、それだけでは官能方面へ向かっていかないので主人公には年相応の桃色な下心があるといったところか。

スーツを着こなせば近寄り難さすら漂うほどの美貌なるが故に実は生娘のまま26歳を迎えた【友梨佳】は主人公の父に差を越えた愛情をしっかり抱いている。未通女に近い程の性認識という意味では容姿に反して極めて初心、徹底して初心というギャップがあり、その純潔は本来父親に捧げられて然るべきところを事前にきちんと女になっておきたい思いから矛先が将来の義息たる主人公へ向くこととなる。いやいや、少しでも無理のないストーリーを目指すならそこはおかしいだろ、とのツッコミは禁じ得ないところだが、主人公との同居生活を経て自身に足りない点を大いに自覚してしまった友梨佳の懸命な発想なのである。そして、その足りない点は主人公と女教師との睦言が契機であり、つまりはそれを目撃してしまったからである。

主人公と友梨佳の同居生活を耳にした35歳の担任教師【塔子】は2人を気にして友梨佳宅を訪ね、後には塔子自身も束の間に同居人となる。友梨佳が塔子のかつての教え子という関係性によって3人の間柄を密にしつつ、主人公が憧憬する塔子の普段は見せない色気によって迫られる形になっている。これがいやらしい。怜悧な印象の校内と訳あって隙を見せている校外というギャップもここにあり、あくまでも教師の立場を崩さず拒むものの次第に昂らされていくいやらしさに満ちている。友梨佳にはまだない人妻という立ち位置もあって徐々に妖艶さを見せ始める塔子だが、最後までその矜持は維持しつつ、主人公を導きつつ、刹那の交合を甘受する形となっている。友梨佳と同様に塔子もまた愛する人は別にいて、そちらに重きを置いているのである。

では、主人公との関係はその場凌ぎの摘み喰いなのかと言えばそうでもなく、そうならないように苦慮しつつ結末まで辿り着いたのかもしれない。主人公の父親が蚊帳の外に置かれて哀れに陥るでもなく、友梨佳の悩みは解消され、塔子の悩みも解消され、主人公もまた新たな旅立ちを迎える。紆余曲折あって、一時は許されぬ関係となりながらも最後はそれぞれが然るべき道を歩み、かつての関係へと戻っていく。これを以て従前とは違った意味合いのハッピーエンドと言えるのかもしれないし、これこそが本来のハッピーエンドなのだという作者の表明なのかもしれない。
『新しい淫同居人-義母と女教師』のレビュー掲載元


好みはあるのですけれども……個人的にはもっと淫らに乱れて爛れてもいいと思うのですけれども……天崎先生が目指す、独特の世界構築という意味で 安易なハーレムエンドにしない 結末を旨とされるのは良いことだと思います。

個性を追求するのは大事なことですし、個性が確立できたら大きな武器になります。

当初は読者も戸惑いますからネガティヴな印象も覚えると思いますが、次第に慣れてきて「これがこの作者の既定路線」との認識が浸透すればしめたものですw



愛好家Sさんのブログに投稿されている本作の紹介記事
4225『新しい淫同居人【義母と女教師】』

にゃらさんのブログに投稿されている本作の紹介記事
天崎僚介「新しい淫同居人【義母と女教師】」(フランス書院文庫、2017年5月、表紙イラスト:新井田孝)ネタバレ有り。御注意下さい。作品紹介(公式ホームページ)新しい淫同居人【義母と女教師】 (フランス書院文庫) [文庫]天崎 僚介フランス書院2017-05-25【あらすじ】涼は父の海外出張に伴い交際相手である友梨佳と1週間と同居生活をして欲しいと頼まれるが、女性の裸に興味を持つ年頃なだけに彼女の入浴姿を覗き見てしまう。...
天崎僚介「新しい淫同居人【義母と女教師】」





例えば弓月誠先生も基本的にはハーレムエンドを避ける傾向にあって、そうしたイメージを持たれていますが、時にはハーレムエンドの作品も執筆されますw

イメージが定着したら本来の王道がイレギュラーになるのですww

独自のカラーが確立できた作家さんの特権になるのですwww



天崎先生もそんな独自性を模索されているのかな?とか思ってみたり。(^^;)






テーマ : 18禁・官能小説
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tag : フランス書院文庫 天崎僚介

彼女と人妻とオートバイ(著:葉月奏太、イースト・プレス悦文庫)

2017/5/10 発売

彼女と人妻とオートバイ

著:葉月奏太イースト・プレス悦文庫


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Kindle版はコチラから。
ハイブリッド書店【honto】はコチラ。
【honto】の電子書籍はコチラ。
ひかりTVブックはコチラ。〈電子書籍〉 ※6/22(木)発売予定
総合電子書籍ストア【BookLive!】はコチラ。 ※6/22(木)発売予定

バイクって、こんなに振動するものなのね――めくるめく女体ライディングの結末は?
親の反対を押してまで就職した大手オートバイ販売店を辞め、何か月もくすぶっている健太郎。アパートの隣人・華英にも想いを伝えられずにいた。中途半端な自分を変えたい――販売員時代から心残りであったある客たちに会いに行くツーリングの旅に出ることを決意したが、出発前夜に酒の勢いで華英と身体を重ねてしまう。それでも気持ちを打ち明けられないまま旅に出た健太郎は、旅先で様々な訳あり女性たちと出会い、男として、人間として成長する――。北の大地を駆け抜ける、爽やか青春官能!
(引用元:Amazon)


★★★★☆ 過去の清算とけじめの旅路, 2017/6/4
北の大地を舞台にしたロードムービーチックなバイク小説としては2012年に『美熟女ツーリング』(廣済堂文庫)があり、自動車の旅だと2014年に『蜜情ひとり旅』(竹書房文庫)がある作者だが、今回もまたほろ苦い過去を清算し、心を浄化し、想い人との関係を進展させる主人公のけじめと再出発の旅が描かれている。敢えて違いを見つければ、今回は始まりから終わりまで北海道内で完結していることか。主人公もヒロインも北の住人である。

客商売で感じた負い目を詫びにかつての客の元を巡るという旅の動機は正直なところ弱い。何もそこまで、という印象ではあるのだが、事務的かつ機械的にこなしていく(特に大手の)仕事のやり方に対するシニカルな目線とは言えるであろう。とにかく25歳と思しき主人公は、かつての自分を省みて、かつての自分を清算するため、旅に出る。

こういったストーリーの場合、その多くでは旅先で将来を約束するヒロインと出会ったり再会したりするものだが、本作では出発前に現れている。アパートの隣人である。気の置けない間柄にはなっているのだが、友達感覚にもなっているため、あるいは相手の気持ちが掴み切れていない鈍感もあって一線を越えるには至っていない。この1歳年下の隣人が主人公の旅の行く末を心配しつつ健気に送り出してくれるのだが、最後でさらに健気な一面を見せてくれる。勝気で行動力のある女性像を活かした結末にして実に可愛げのあるヒロインが描かれている。

また、旅路では3人のサブヒロインとの遭遇がある。どれも直接の客ではなく、その相方といった存在なのだが、そこには悩みがったり悲哀があったりと束の間のドラマがある。サブヒロイン達もまた主人公との刹那の交合を機に再出発していくのは定番展開ではあるが、30歳のナースや34歳の未亡人に21歳の女子大生といった面々は主人公より年上もいれば年下もいて、妖艶さがあれば可憐さもあるという、ほぼフルコース状態の布陣である。全体としては慎みがあって、つまりは物足りなさも若干残る官能描写ではあるのだが、それでも相手先の部屋に留まらないシチュエーションの工夫も見られる。

バイクについての蘊蓄を散りばめた1人旅の様子が意外に多く描かれており、旅先でのちょっとした人との出会いとその影響なども盛り込まれたストーリーは内省的である。自身を見つめ直した主人公がスカッと爽快に再出発を期すテイストではないだけに感情がじんわりと滲み出てくるような、それでも主人公の心持ちは確かに変化しているような、そんな雰囲気を醸す作品である。
『彼女と人妻とオートバイ』のレビュー掲載元


悦文庫も電子化が素早くなったようで、紙媒体の書籍発売翌月には電子書籍が用意されるようです。

イイことですね。(^^)

もぅ、電子書籍に慣れてしまうといけませんわw

コミックでは同時発売も進んできましたから、官能小説も早くそうなってほしい今日この頃でありますww



葉月先生のブログに投稿されている自著解説の記事はコチラから。
『彼女と人妻とオートバイ』『父の後妻』





こぅ、何と言いますか、以前と比べて物語性が増していると言いますか、緯線にも増して物語に重点を置いて執筆されているように感じた作品であります。バイクのことや1人旅のことが割と細かく描かれていまして、孤独と気楽さが同居した、1人旅ならではの雰囲気が感じられました。

元より官能ありきではなく物語の中に官能がある筆の進め方をされる葉月先生ではありますが、それがますます顕著になってきているようにも感じましたね……もしかすると、そこにページが割かれて官能描写が減っちゃったのかな?(^^;)



物語性・ドラマ性をどんどん追求していくと「官能要素なくてもいいんじゃね?」といった疑問が沸き、「官能要素なしで書きたい!」といった衝動に駆られた結果、遂には表舞台へと旅立ってしまう先生もおられることでしょうから…………葉月先生!今後もどうか官能ジャンルに留まっていてくださいネ。(汗)






テーマ : 18禁・官能小説
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tag : イースト・プレス悦文庫 葉月奏太

兄嫁と少年(著:黒木望、フランス書院文庫)

1992/12/23 発売

兄嫁と少年

著:黒木望フランス書院文庫


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柔らかな恥丘を艶めかしく覆う縮れた繊毛、
ねっとりとした愛液に濡れるピンクの肉襞。
兄に愛撫される久美子の秘芯を見た時から、
少年は美しい兄嫁のとりこになった。
久美子さんを抱きたい!絶対に抱いてやる!……
兄嫁の美肉を狙う、背徳の計画が動きだした。
(引用元:Amazon)


★★★★☆ 主人公兄弟とヒロイン姉妹の交姦四重奏, 2017/5/26
主人公の兄と結婚したヒロインとその妹。この兄弟と姉妹のカルテットが奏でる官能の響きは甘く切なく、淫靡にして耽美といった趣の作品だろうか。「くろき・ぼう」と読む筆名の唯一となる1992年の作品だが、このネーミングセンスからして既存作家の急造ピンチヒッターとの推測は容易い。しかし、仮にそうだったとして、一度限りの変名だからこそ上梓が可能だったと思しき実質的なダブル主人公+ダブルヒロインのスワッピングと考えればなかなかに興味深い1冊なのかもしれない。

兄である〈達也〉26歳と結婚した【久美子】に一目惚れな主人公の〈裕也〉17歳。尊敬と憧憬の2人を祝福しつつも複雑な思いが残る。そこへ久美子の妹【由美子】18歳が現れ、主人公の心の奥底に潜む劣情を看破する。主人公とは逆の立場で達也への想いを募らせている由美子は姉への嫉妬心を隠そうともしない。

そんな横恋慕な2人が結託して互いの想い人を奪おうと画策するのが物語の始まりなのだが、久美子との婚約後に由美子の存在を知り、一目で見初めてしまった達也もまた同じ穴のムジナだったという展開である。2人を別れさせようと画策する由美子と同類ながら別れずとも妹との関係を認めさせようと企む達也の方が一枚上手であり、そこにはエリートらしい完璧主義的な自信の程が窺える。

由美子の主導によって巻き込まれる形の裕也と、そんな同類たる由美子の動きをも見越して振る舞う達也がほぼ交互に描かれていくのは策士が策に溺れることもなく都合が良い程スムーズである。裕也と戯れて達也を振り向かせようとする由美子。それを意識しつつもさらに前段階から種を撒いて裕也を久美子に向かわせていた達也。互いに目配せすることもなく「相手はこう反応し、こう動くだろう」という2人の読み合いが出来過ぎではあるのだが、初心で何も知らない久美子が達也によって徐々に開発されながらも裕也の存在を徐々に意識し始めたり、裕也の筆下し役を務めた由美子が恋情も抱き始たりといった紆余曲折も散りばめられている。

こうした内容なので官能的には見せつけるような場面が多くなる。裕也の気配を感じつつ久美子を責めるのは達也の企みであり、裕也との交合を達也が感づいたり久美子が目撃してしまうのは裕美子の企みである。

こうした流れを経て裕也と由美子、そして影の大ボスたる達也の想いが成就するのか?がクライマックスとなる。まぁ、そこはダークでもシリアスでもない官能小説なので結果は推して知るべしではあるが、幼い頃からずっと優等生として「いい子」を演じてきた久美子のオンナとしての心の解放を織り込むことで深みも増しており、ちょっと気風の変わった珍しい作品として記憶に留めておきたい。
『兄嫁と少年』のレビュー掲載元


僭越ながら、この作品をもちましてAmazonのレビュー投稿数合計が晴れて 2000 となりまして……。

さしずめ2000本安打達成!…………違うか。(^^;)



review2000.jpg
記念にプロフィールのレビューページをスクリーンショットww



自己顕示欲も露わにツイートも致しましたが(^^;)、「9年近く」を正確に申しますと、初投稿(2008年9月12日)から本作の投稿(2017年5月26日)までは8年8ヶ月と14日、ちょうど454週で、3178日だそうです。
日数計算 (日付-日付) - 高精度計算サイトより






3178 ÷ 2000 = 1.589
だいたい 1.6日 に1投稿……3日に2投稿弱ってところですか。

全然投稿しない日もあれば一度に複数投稿もありますから、あくまで平均なんですけど、割と投稿してますね。(汗)

数多のレビュアー先輩諸氏に比べればまだまだですけれども、今後も精進していく所存です。m(_ _;)m






テーマ : 18禁・官能小説
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tag : フランス書院文庫 黒木望

人事部-夜の悩み相談室(著:橘真児、二見文庫)

2016/12/20 発売

人事部-夜の悩み相談室

著:橘真児二見文庫


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ハイブリッド書店【honto】はコチラ。

人事部が放つ、女性のためのプロジェクト!女性社員の「夜」を後押しする画期的な実技講座が始まる──
人事部係長の正次は、女性に対してコンプレックスを持っていた。その反対に、部下の涼子は美人で仕事もできる。 その彼女からプロジェクトの相談を受けた。女子社員からのセックス相談に対応する窓口を正次とたちあげたいと言うのだ。 正次は不安ながらも了承するが、早速その夜から二人で女子社員の相談を受けることになり……。 人気作家による傑作オフィス官能!


★★★★☆ 怜悧で有能なキャリアOLの企画に忍ばされた純な下心, 2017/5/23
職場での女性の地位向上を目指す実験的な試みにしてはちょっと筋違いな気もする企画を発案し、上司でありながらもうだつの上がらない主人公をパートナーに引き込むヒロインの思惑がピュアな下心にあったことが露呈するライトな恋愛官能小説。その企画の意図こそ堅物のキャリアOLらしい志があるのだが、そこにちょっぴり公私混同を紛れ込ませるところが可愛らしく、また、それを看破するのが同期入社のバリバリ営業ウーマンというのも面白かった作品である。

ただ、全体的にはそつなく纏まっている印象を超えるものではなく、彼氏との関係や夫との夜の営みに悩む他のOLからの相談に応じた際は(当然ながら)淫らな方向へ傾いていくのだが、双方とも相手あっての悩みとその解決につき主人公と最後の一線を越えることはない。この辺りは作品に漂う生真面目さが裏目に出ていると言うか、きちんと一線を引いておく作者自身の性質に因るのかもしれないが、読み手からすればここは背徳の度合いが増す場面到来と期待したものの少々の肩透かしであろう。お悩みの解決を担うサブヒロイン達との官能要素はさほど多くないのである。

しかし、そんなOL達と戯れる、と言っても流される形であれよあれよという間に巻き込まれている主人公がお悩みを淫らに解決していくのを複雑な心境で眺めている人がいる。人を寄せつけないほどの怜悧さと堅物さからは想像もつかない淫猥さでお手本を示すメインヒロインである。この突飛な企画の裏に込めた彼女の真意が判明するのは最後に登場する対抗心も露わなOLであり、大学時代からのライバルにして同期入社の間柄だからこそ見抜けるという良さが出ていた。

彼女の真意が判明したことで企画自体は無意味なようにも見えてくるところだが、そこは生真面目なヒロインだけに女性の地位向上に伴う「夜の悩み相談室」は今後も継続されるようである。話の展開には面白味があるので続編への期待も沸くのだが、後に発刊された『人妻部-夜の社員研修』という作品が同じ会社を舞台にしており何だか続編っぽくて気になるところである。
『人事部-夜の悩み相談室』のレビュー掲載元


その設立の主旨は正論なるも実施されているのは荒唐無稽という、ある意味では橘作品らしいオモシロ設定の作品でした。関係各位はいたって真面目に取り組んでいいるだけに、それを傍から見るとオモシロくなるやつですねww

正直なところ、サブヒロインの扱いにはちょっぴり消化不良と言いますか、もう少し淫らに乱れても良かったんじゃないかな?とは思いましたが、これもまた橘作品らしい線引きでして、サブヒロイン達の操も維持しつつ主人公とメインヒロインにはきちんと春が訪れる良さがあったように思います。



◆一応の(?)続編
2017/3/27 発売
人妻部-夜の社員研修

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人事部ではありません、ここは、人妻部。 男に自信を与えてくれる部署、して、その実態は──?
大乗物産に入社し、営業部に配属された君也。ある日、人事部に書類を持っていくはずが、着いたところは人事部ならぬ人妻部!時代に敏感なこの会社が、実験的にだが女性パワーで社員を元気づけるために人妻ばかりを集めて作った部署だった。そんな中、ふらふらと入っていった君也は、男としての「自信」をつけさせてもらうが……。人気作家による母性爆発官能!



この作品の序盤に出てくるセリフの中で本作のヒロイン達の「その後」がチラッと示されますw

先を越された同期入社のライバルは焦っているようですww






※各作品のあらすじはAmazonより引用。

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tag : 二見文庫 橘真児

義母と温泉旅行-ふたりきり(著:神瀬知巳、フランス書院文庫)

2017/4/26 発売

義母と温泉旅行-ふたりきり

著:神瀬知巳フランス書院文庫


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「この旅行中はすべてを忘れて私に溺れてほしいの」
浴衣をはだけ、勃起した先端に手を絡ませる義母。
ちろちろと舌先でくすぐり、ゆっくり深く咥えていく。
家族の目を盗んで出かけた温泉宿、束の間の恋人気分。
濃厚なキス、秘所の洗いっこ、湯船での肉交……
熟女のやわ肌と至福のひとときに浸るハーレム旅!


★★★★☆ やや間延びするも悪くない続編, 2017/5/14
連続性を感じさせないタイトルだが本作は2016年12月の『淫らな新居-嫁の母、嫁の妹』の続編である。2015年も4月の『幼なじみの母娘vs.熟母-新しい家族』から12月の『初めてづくしの家-ふたりのママと妹』へという事実上の上下巻があり、これらの間が短編集だったことから2連続の2冊構成となる。どちらも前作で描き切れなかったことを補完するかの内容だったことを鑑みれば、今後はいっそのこと最初から上下巻を見越して執筆したらどうかという気も沸いてくるし、むしろその方が内容の偏りも防げる気がする。つまり、本来なら以前にもあった「ロングエピソード」的な短編で済みそうな後日談を頑張って1冊に引き伸ばしたかの印象が拭えない作品なのである。

また、サブタイトルにある「ふたりきり」な状況は第三章からであり、前半の2章は義母【浅子】(42歳)の不在時に起きる妻【みちる】(24歳)や義妹【早紀】(16歳)との交合である。前作で出番の少なかったみちるがフィーチャーされるかと思ったがそうでもなく、むしろ早紀の方に単独での場面があったりしているのだが、それでもこの2人は前作以上にサブヒロインという位置づけである。

そして、前半の2章によって浅子の現況を織り交ぜつつ「ふたりきり」になる状況へと至る下準備が行われているとも言える。義理の息子(主人公)と交わる不貞を顧みて距離を置こうとしたものの、それを訝しむ主人公の迫りによって再び開花を見せる浅子のオンナが倫理の一線を越える、越えてもいいと覚悟を決めるまでが本作の主題なのであろう。

過去に同様のシチュエーションで同じく1日もしくは半日程度の物語を紡いだことがある作者だけに浅子と主人公との1泊の温泉旅行は濃密な官能描写のオンパレード。23歳の若さとはいえそこまで白濁液が尽きることなく連続で可能なのか?と言った疑問も生じるし、亡夫以来の恋に落ちる四十路熟女の心情が初々し過ぎて年齢不相応ではないか?といった感慨も抱くが、ここは神瀬ワールドと割り切りつつ、官能小説で恋に落ちた男女には年齢も倫理も不問と解釈したい。何よりヤッていることに初々しさは皆無であり、玩具で弄ぶようなエスカレートの果てに最後は頁を埋める理由もあってか予想以上にお尻責めが多かったりしている。

家庭内一夫多妻制のコンセンサスを得る終章では改築して大型化した風呂に全員集合しているのだが、個人的にはこの風呂場の現実離れしたセレブ感にこそ官能的に留まらず経済的にもリア充なのかとツッコミたいところである。そして、ここでも娘達に内緒でこっそり主人公に跨るほど自らを解放した浅子である。
『義母と温泉旅行-ふたりきり』のレビュー掲載元


レビューにも記しましたが、長編としては2連続となる事実上の前後編ということになりました。

もぅね、神瀬先生、最初から前後編で書いてくださいよ!(笑)



にゃらさんのブログに投稿されている本作の紹介記事です。
神瀬知巳「義母と温泉旅行【ふたりきり】」(フランス書院文庫、2017年4月、表紙イラスト:丹野忍)ネタバレ有り。御注意下さい。作品紹介(公式ホームページ)義母と温泉旅行【ふたりきり】 (フランス書院文庫) [文庫]神瀬 知巳フランス書院2017-04-26【あらすじ】妻のみちるの実家である綾川家に婿入りした壮介は妻が海外出張で不在にした晩に、酔った勢いで姑の浅子を妻と勘違いしセックスしてしまう。焦った壮介は翌朝みちるに...
神瀬知巳「義母と温泉旅行【ふたりきり】」





後付けの間延びした続編よりも最初から前後編でプロットを構築された方がいいですって!

前後編は売れないとか言われるのかもしれませんけど……ホントは前後編で書きたいのにNG扱いされてるからなし崩し的に続編を提案しているのかもしれませんけど(笑)……神瀬先生なら大歓迎ですって!



◆前編
2016/12/26 発売
淫らな新居-嫁の母、嫁の妹

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(娘婿の×××を握ってしまうなんて……)
手の中で脈打つ熱く硬い肉茎に高揚する浅子。
新居で始まった同居生活。娘夫婦の営みの匂いが、
孤閨に悩む未亡人に「おんな」を目覚めさせる。
「して」「入れて」「欲しいの」渦巻く懊悩が、
濃厚なフェロモンを放たせ、42歳を背徳の海へ……


◇当ブログの紹介記事
http://dsk18.blog.fc2.com/blog-entry-1193.html





内容が伴えば前後編だろうとマンネリだろうとOKなのが読者心理ですよ。

しかし、それでも時には何か違うアプローチを求めたくなるものでして、内容が伴うならば最近はとんとご無沙汰の前後編があっても良いと思っていますよ。

いや、1人の作家が毎月6作品の2枠を占めてしまうのはちょっと、と言うのならば、神瀬先生の場合なら4月と12月の「年2冊」を12月の年末商戦向け前後編1作品で同じく「年2冊」と勘定すればいいんですよww



神瀬先生にしても、急かされて2作品を執筆されるくらいなら、いっそのこと前後編のボリュームを1年かけてじっくり練られた方がよろしいのではなくって?(ここだけなぜか麗婦人風味)



もちろん、毎年とは言いませんから、何年かに一度くらいはそうした試みがあっても良いと思うのですけどねぇ。






※各作品のあらすじはAmazonより引用。

テーマ : 18禁・官能小説
ジャンル : アダルト

tag : フランス書院文庫 神瀬知巳

僕の家には三人の痴女〈みぼうじん〉がいる(著:香坂燈也、フランス書院文庫)

2017/4/26 発売

僕の家には三人の痴女〈みぼうじん〉がいる

著:香坂燈也フランス書院文庫


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ハイブリッド書店【honto】はコチラ。

「先っぽ、ぬるぬるよ。私で興奮してくれているのね」
「いいわよ、きて……キミの童貞、もらってあげる」
「またがってもいい? もっと私で気持ちよくなって」
未亡人ナース(25)、未亡人教師(29)、未亡人大家(38)
抑えきれない淫情に身を焦がしていた可愛すぎる痴女に、
翻弄されて、暴走されて――甘く爛れた同居生活、開幕!
(引用元:Amazon)


★★★★☆ アイテムや台詞を巧みに活かした構成の上手さと官能成分の濃さ, 2017/5/12
痴女と書いて〈みぼうじん〉と読ませるタイトルは秀逸なるも、浪人中の主人公は間借り人につき「僕の家」ではない。ただ、我が家のごときハーレムを目論んで居丈高に振る舞い始めた主人公が最後で返り討ちに遭う面白味のある作品ではあった。

シェアハウスのような形で暮らしている2人の未亡人宅の階下に間借りしている浪人生の主人公。雨に降られたことから風呂を借りることになったのだが、そこで見かけた下着に欲情して自慰に耽るのは定番的な始まり方と言える。ただ、これに遭遇した未亡人と勘違いした未亡人という話のレールを2本並べたことで面白味が増しており、妖艶な熟女未亡人が主人公を誘う理由付けにもなっている。序盤の掴みとして巧みな構成である。また、3人目の未亡人が主人公の隣部屋に越してくる形で中盤から登場するのも物語に起伏を与えており、最初から3人が出てきて1人1章で順番に……といった紋切り型の構成を超えている。

1人目でオンナを知り、2人目でオンナに潜む被虐性に気づいた主人公が、かつての担任教師という見知った相手の3人目に対して被虐性を炙り出そうとするのは官能小説的に自然な流れ。男子校でオンナを見せないよう振る舞う女教師の臙脂のジャージ姿という普段の装いは、あるいは亜人なサキュバスのようでもあるが、ざっくばらんながら実は責めに弱いことが主人公を増長させる理由にもなっている。

しかし、居丈高に振る舞い始める主人公が思い描いた未亡人達との主従関係は、以前に口にした小さな一言によって形勢逆転と相成る。終盤ではソフトな凌辱っぽささえ醸し始めたテイストが最後に逆転するのは物語として面白く、序盤から中盤にかけての小さな伏線をそう思わせぬまま回収するのも秀逸だったと言える。

しっとり熟女未亡人に気の強い若未亡人、そしてMっ気を発揮したアラサー未亡人といったバランスの良さとバラエティのある官能描写は申し分ない。しかし、形勢が逆転したとはいえ、最後は全員集合の結末になるであろうことが容易に想像できるのは他の作品も含めて今後の課題かもしれない。安定した予定調和と言えばそれまでだが、この作者の力量なら新味のある纏め方もそろそろ読んでみたくなる。あるいは、2人は元より1人ヒロインでもきちんとした作品が描けそうに思えるので、そういったシンプルな作品をこの作者で読んでみたいとも感じる。
『僕の家には三人の痴女〈みぼうじん〉がいる』のレビュー掲載元


レビュータイトルに示したごとく、下着というアイテムや主人公が咄嗟に放った小さな嘘といったセリフを上手く活用して、つまりは伏線のネタにして、これらによって後々に因果応報が訪れる面白い話が紡がれていました。

ホント、上手いなぁ~と感心しながら読んでました。(^^)



にゃらさんのブログにも本作の紹介記事が掲載されています。
香坂燈也「僕の家には三人の痴女(みぼうじん)がいる」(フランス書院文庫、2017年4月、表紙イラスト:新井田孝)ネタバレ有り。御注意下さい。作品紹介(公式ホームページ)僕の家には三人の痴女がいる (フランス書院文庫) [文庫]香坂 燈也フランス書院2017-04-26【あらすじ】夫を失った絵津子は同じ未亡人同士ということもありナースの由乃と自宅の二階で暮らしていたが、二人の知り合いである女教師の夏美の紹介で受験に失敗し...
香坂燈也「僕の家には三人の痴女(みぼうじん)がいる」





官能描写もこってり濃厚で良かったですし……まだまだ新人さんの域を出ていないのかもしれませんが……ここは思い切って、香坂先生!次からは編集部へ「自由に書かせてください!」と叫んでみてはいかが?(^^;)ォィォィ

いや、自由に書いても破綻するレベルにはない文章力だと思いますし、構成力もあるとお見受けしましたから、ここはもぅ、放牧と言いますか、「どうぞご自由に」で良いと感じましたですゾ。



ってか、香坂先生!今度は1人ヒロインが読みたいッス。

香坂先生の官能描写を1人ヒロインで、何なら複数の男が取り合ってもいいですから(笑)、それでいて甘いテイストで…………って、ちょっと注文が多いですか?「黒本」では無理ですか?(^^;)

もぅ、3人ヒロインでハーレムエンドとかパターンが読めて食傷気味ッス。orz






テーマ : 18禁・官能小説
ジャンル : アダルト

tag : フランス書院文庫 香坂燈也

熟女家政婦・麻里子と明美(著:葉川慎司、フランス書院文庫)

2017/4/26 発売

熟女家政婦・麻里子と明美

著:葉川慎司フランス書院文庫


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「してほしいこと、言ってくれていいんですよ」
泡まみれの甘手でやさしく亀頭を包み込む麻里子。
茎肌をすべる指先の感触が裕樹を絶頂へ追い込む。
豊満女体で健気にお世話してくれる濃厚な毎日に、
もうひとりの家政婦・明美が現れ新たなサービスを……
熟女が寝室で競い合う、淫らなご奉仕づくしの行方。
(引用元:Amazon)


★★★★☆ 家政婦が2人登場する妙味のある演出, 2017/5/7
この作者のデビュー作である『僕の家に来た美しすぎる家政婦』以来となる家政婦ヒロインに期待感を抱きつつ、何故に家政婦が2人も出てくるのか?とも思っていたが、なかなかどうして妙味のあるストーリーが展開されていた。ある意味では古式ゆかしいテイストが織り込まれたと言えるかもしれないが、何はともあれ家政婦が2人登場し、その2人には息子がいて、子を思う母の潜在的な意識が官能的にデフォルメされた作品だったと解釈したい。

父親の長期単身赴任中に浪人の身となってしまった主人公を案じて雇われた家政婦が40代前半と思しき眉目秀麗の【麻里子】である……当初の主人公はそう思っている。読み手にとっては自己紹介もまだな主人公の下の名前を思わず呼んでしまっている麻里子がヒントになり得るが、大抵の場合は真相が判明する中盤から最初に戻って読み返すことで麻里子のたどたどしさの意味が分かる仕組みになっている。

麻里子にほぼ一目惚れの主人公が次第に家政婦以上の「ご奉仕」をお願いするのは常道だが、一定の線引きを維持する麻里子によって序盤は手淫や口淫といった戯れが続く。しかし、熟れた女の昂りを見逃さない主人公によって徐々に、追い詰められるように関係が深まっていくのは良い雰囲気を醸していた。最終的にはズルズルと押し流されるように一線を越えてしまい、積極的な貪欲さをも見せ始める麻里子である。

そして、家政婦としての正式な自己紹介と共に現れたのが【明美】38歳である。これにより麻里子の本当も判明するのだが、本当の姿と「麻里子」を巧みに使い分ける面白さがあった。また、真相を突き止めた明美は終盤で主人公を一時期翻弄していくが、これには明美の深層心理が働いていたようでもあり、最後には大らかな包容力を発揮した麻里子の介添えもあって心の奥底に無自覚ながら秘められていた願望の疑似的成就体験を主人公と果たしている。ここで描かれるのは息子を愛でる母も1人の女であり、そこに異性の色合いをほんのちょっぴり忍ばせる母心の機微だったように思う。

おっとり癒し系ながら貪婪さとのギャップを見せた麻里子や、抜群のプロポーションで理知的な風情を醸した明美といったヒロインの描写は良かったものの、官能描写においては少々淡泊だったかな、という印象である。
『熟女家政婦・麻里子と明美』のレビュー掲載元


この作品で感心したのは表紙ですね。







家政婦ヒロインの前作と並べますと、細かく見ればエプロンが違ったりしますが、家政婦さんの 上下の衣服が同じ なんです。

グレイのカットソーに黒(ダークグレイ?チャコールグレイ?)のタイトスカート。

頭の三角巾まで同じ。



にゃらさんのブログに投稿されている本作の紹介記事です。
葉川慎司「熟女家政婦・麻里子と明美」(フランス書院文庫、2017年4月、表紙イラスト:川島健太郎)ネタバレ有り。御注意下さい。作品紹介(公式ホームページ)熟女家政婦・麻里子と明美 (フランス書院文庫) [文庫]葉川 慎司フランス書院2017-04-26【あらすじ】大学受験に失敗した裕樹は父親から勉強に専念させるために、家政婦を雇ったと聞かされる。そして現れた麻里子に女として欲情を覚え胸や口での奉仕を受けた挙げ句に性交に...
葉川慎司「熟女家政婦・麻里子と明美」





この2作品に関連性はありませんが、葉川作品で家政婦ヒロインだからと川島健太郎絵師が合わせてくれたとしたら、それはファン向けのちょっぴり素敵なプレゼントですよね。

DSKはそう受け止めましたゾ。



もしかしたら、敢えてエプロンを変えることで「似て非なるもの」であるとの高等な演出なのかも?






テーマ : 18禁・官能小説
ジャンル : アダルト

tag : フランス書院文庫 葉川慎司

淫獣の襲来-先生の奥さんと娘三姉妹(著:千賀忠輔、フランス書院文庫)

2017/4/26 発売

淫獣の襲来-先生の奥さんと娘三姉妹

著:千賀忠輔フランス書院文庫


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ハイブリッド書店【honto】はコチラ。

母娘が牝の匂いを漂わせ、美尻をさらす姿は壮観だった!
娘がいるとは思えぬ瑞々しいフェロモンを放つ熟母・陽子。
クールな美貌を恍惚に染め、肉茎をせがむ次女・満里奈。
剣道で鍛えた引き締まった尻を露わにされる三女・雪恵。
今夜、長女・琴音が加わり、美母娘完全ハーレム!
女体に眠る淫欲を剥きあげる、ここは狂った楽園!
(引用元:Amazon)


★★★★☆ デビュー作らしい詰め込み過多ながら勢いはある, 2017/5/6
フランス書院文庫官能大賞で何度も最終選考に残った実力を買われてのデビュー作らしい。恩師の世話になっている少年が突如として豹変し、その妻子(母娘)を毒牙にかける展開は昨今の凌辱系フランス書院文庫作品の王道と言える。以前から親交のあった家族の奥さんと長女に対して抱いた夢想を実現するという背景はあるのだが、それまでの純朴さから一転する主人公には唐突さもあった。何より母+3姉妹という4人のヒロインは多過ぎと思えてならない性急さを全編に感じる作品である。むしろ、4人ものヒロインを描くために筆が急いでしまった感じだろうか。

全8章+終章の構成で、第二章~第七章にはそれぞれ月曜日~土曜日と振られている。第一章から始まった母【陽子】39歳の篭絡は第三章(火曜日)でほぼ完了し、第四章(水曜日)では次女【満里奈】21歳が、続く第五章(木曜日)には三女【雪恵】18歳が陥落している。第一章も月曜日なので、陽子が3章ながら2日、満里奈と雪恵に至っては1章(1日)の急展開。しかも、第五章の途中で満里奈が早々に絡んでくるので雪恵の単独場面は1章にも満たない。

夫では到底届かない最奥まで突かれに突かれて未知の快楽を味わったり、表向きの怜悧な印象が災いして内に抱える被虐願望が満たされていなかったり、あるいは当初から主人公への恋心を忍ばせていたりと、即堕ちできる状況をきちんと揃えているのは良いものの、それでも呆気ないほどの速さと言わざるを得ない。主人公のムスコがチートな印象なのに加え、夫や彼氏への後ろめたさを何度も口にして貞操の崩壊を憂うヒロインもこの早堕ちではユルさの方が先に立ってしまう。

また、第六章(金曜日)では姉への対抗心と嫉妬心と劣等感から主人公に加担する雪恵とM性をさらに開花させる満里奈の3Pを目にした陽子も巻き込まれ、お尻嬲りにエスカレートした4Pの第七章(土曜日)では心の奥底まで主人公に奪われるのだが、この段になると最早ぎゅうぎゅう詰めの感は否めず、それにも増して、もう1人の想い人たる長女【琴音】28歳はどうなっているのか?ともなってくる。琴音は実質的な最終章たる第八章(土曜日の続き)において完成を見た「新たな家族」に巻き込まれる形の5Pにしか出番がないのである。人妻として琴音も夫への後ろめたさを口にするが、これは陽子と被るために新味も少なく、そもそも主人公の想い人が何故に2人もいて、こんな形にしてまで琴音の登場場面を設けたのかさえ不思議に思えてくる。デビュー作らしくあれもこれも盛り込もうという意気や良しとしてもさすがに詰め込み過ぎと言うしかなく、逆の見方をすればデビュー作でここまでよく纏めたものである。

押しの弱さと感度の良さで喘ぎ、悶え、昂り、感じ入る官能描写それ自体は良好であり、シチュエーションの良さもあって淫猥度の高い場面が続いていたので、次の機会では時間をかけてじっくり徐々に堕ちていく少数(もしくは1人)のヒロインを見てみたい。それによって大化けする可能性を秘めていると感じられたし、期待も感じさせる作品だったと思う。
『淫獣の襲来-先生の奥さんと娘三姉妹』のレビュー掲載元


1人目、2人目辺りのヒロインとの官能描写にページを費やし過ぎて最後が駆け足になってしまうのはベテラン作家さんでも時に見られることですが、新人さんのデビュー作でも同様な事態に陥ってしまうのはもぅキャリアの有無とは別なところに原因があるということでしょうか?

…………と、素人が素朴かつ軽薄にギモンを抱いてしまいますが……だったら書いてみろ!と返されそうですが(汗)……それでも続けさせていただきますが(大汗)、多くの場合、プロットによって全体の大まかなアウトラインを決めるものと思われますので、このヒロインはここまで、とかになるんじゃないのかなぁ~?などと思ってしまいます…………ええ、素朴かつ軽薄にw

プロット通りに進まないのが現状なのかな?とも思いますが、それにしても当初の抵抗から堕ちていくまでを描こうとする凌辱路線でヒロインが4人は多過ぎだよな~と予想していたら、案の定だったのでした。(^^;)



にゃらさんのブログで紹介されている本作の記事はコチラから。
千賀忠輔「淫獣の襲来 先生の奥さんと娘三姉妹」(フランス書院文庫、2017年4月、表紙イラスト:村山潤一)ネタバレ有り。御注意下さい。作品紹介(公式ホームページ)淫獣の襲来: 先生の奥さんと娘三姉妹 (フランス書院文庫) [文庫]千賀 忠輔フランス書院2017-04-26【あらすじ】俊二は自宅マンションの部屋が家事に遭い、剣道の恩師である稲田家で世話を受けることになるが、ある日学校から帰ると二人きりの折りを見て幼いころか...
千賀忠輔「淫獣の襲来 先生の奥さんと娘三姉妹」





しかし、裏を返せば他のネガテイヴ要因は見当たらなかった作品とも言えまして、凌辱描写それ自体はどれも良好でしたし、淫猥度の高い場面が続いていましたので、その意味で今後の期待値は高いですよ。(^^)



あと、全くの余談ながら、最初はタイトルの『淫獣』がヒロインの方だと勘違いして激甘で押しの強い誘惑作品だと思っていたのはナイショ。(苦笑)






テーマ : 18禁・官能小説
ジャンル : アダルト

tag : フランス書院文庫 千賀忠輔

処女義母(著:鬼頭龍一、フランス書院文庫)

1996/7/24 発売

処女義母

著:鬼頭龍一フランス書院文庫


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初夜に新郎が脳溢血!舞香は処女のまま義母に!こんな悲劇は他にない。
でも舞香は25歳の純潔を夫が全快した時のために守る決意をするのだが…
昼夜関係なく熟れた美肉に湧きあがる激しい牝欲。
まして家には獣欲を滾らせた息子がいる。
ムッチムッチの若肉、性の匂いが、
二人を変態倒錯世界へ誘うのに時間はかからなかった。


★★★★☆ 設定がほぼ全ての良好な読後感, 2017/4/26
初老で子持ちな弁護士の後妻として結婚したヒロインに訪れた初夜はアクシデントによって果たされなかった、という設定がほぼ全てなのだが、それ故にファザコン気味な年上好みだったり、性には興味津々なれど生娘の操を大事にしていたりといったヒロインの細かなところにもしっかり目を向けた作品だった。

再婚にして新婚の夫は冒頭に出てきて以降、病室の存在となり、基本的には若き処女義母【舞香】25歳と16歳になる息子の2人で進んでいく。ただし、夫の勤務先の秘書にして舞香の長年の友人でもある【沙英子】が官能的な彩りとクライマックスへの契機となる役割で出てくる。

全11章のうち第一章(舞香×夫)と第二章&第八章(沙英子×息子)を除く8章が「舞香×息子」に費やされている。舞香とは異なり若者好きな沙英子が年上お姉さんの余裕を見せて蠱惑的に誘惑するのが魅力たっぷりだったので出番がもう少しあっても良かった気はする。しかし、あくまでも夫に捧げるつもり満々だった「初めて」が行き場を失ったことで悶々とする舞香と、そんな舞香へ秘めた情を傾けていた息子との距離がじわじわ近づいていくことにスポットを当てた作品なのであろう。

元より自慰もお盛んだった舞香だけに息子とはちょっとしたきっかけからボディタッチに手淫・口淫までは割とすんなり進む。しかし、「初めて」は夫と遂げたい思いが強く、その先へはなかなか進まない。息子もそれは承知しているのだが、沙英子とのめくるめく経験から大人のオンナを知ってしまっただけに想いは募る。こんな行き場のない2人が選んだのはお尻である。生娘が先にお尻デビューを果たすのも変な話だが、自らの矜持を全うする舞香の強い意志が招いた結果と言える。

肝心のゴールへ辿り着けないことから横道に逸れてしまい、ここからは緊縛に飲尿といった作者らしい要素が続け様に飛び出してくる訳だが、沙英子への嫉妬心から淫らさに拍車がかかる舞香と、煽られるように責めを施す息子が描かれていく。

しかし、互いの想いが最高潮へと達した時に訪れたその瞬間は病院から訪れることになる。夫(父)の危急の事態に何をヤッているのかとも思うが、守る理由を失った舞香と想いが積り積もった息子の2人が遂に最後の一線を越える、その喜びをドラマチックに描くためには致し方なしと思う他ない。

この作者には「処女」と名のつく作品が他にも幾つかあるが、自分の知る限り本作は良かった方だと思う。
『処女義母』のレビュー掲載元


このタイトルを目にして印象づけられる出オチ感からすると勇気のある設定だと逆に思えたりします。

だって、ヒロインの義母が処女のまま義息と過ごすイメージが瞬時に沸く訳ですが、裏を返せば他のイメージが沸かない訳でもありまして、最後は義息と結ばれるであろうことは容易に想像できる訳でして、なおかつそれを肯定的に示すあらすじな訳ですから、これをどうやって1冊に纏め上げるか……この興味に一点集中すると思うのです。

まぁ、結ばれるのは最後の最後に1度きりだろうなぁ、とも予測できる訳ですが(^^;)、つまりは、そこへ至るまでのやり取りがカギを握る訳ですが、その点、本作は良かったです。



◆「処女」と名のつく鬼頭作品
1996/12/23 発売
処女叔母と熟母

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こんなに美味しそうな乳房、乳首があるだろうか。
これほど淫靡で初々しい女陰がどこにあるだろう。
処女のまま熟成され、倒錯の快楽に溺れる女体から、
黒い全身タイツが剥かれ、ムチムチ肉が露わに……。
甥のモデルとなり、恥部まで晒す熟れすぎた叔母。
雪絵を鑑賞する甥の目は、芸術家ではなく凌鬼に!




2001/11/23 発売
叔母は処女女医

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31歳なのに、女医なのに、美香子は末だ男を知らない。
したいのに、欲しいのに、美香子は抱かれるのが怖い。
妄想と自慰と倒錯で麗しき美肉を紛らわせる悲しき日々。
そこに現われたのは傷ついても性欲いっぱいの若き甥。
好奇心が、フェロモンが、少年めがけて一気に降りそそぐ。
叔母と甥、癒し癒されながら美香子に処女訣別の瞬間が…。



……調べてみたら意外に少なかった。(汗)

……あれぇ、処女と名のつく鬼頭作品ってもっと多いイメージだったけどなぁ。(大汗)

……勘違いしてたなぁ~。(滝汗)



本作と合わせて全3作。

しかも1996年発売が2作品、叔母が処女なのも2作品でした。(^^;)






※各作品のあらすじはAmazonより。

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tag : フランス書院文庫 鬼頭龍一

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Author:官能レビュアーDSK
Amazonその他の書籍サイトで男の、というか男なら!という肉欲煩悩中枢刺激ジャンルに特化した、裏街道という名のスキマに徹する変わり者レビュアーDSKです。

◆官能小説
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◆青年コミック
一部に桃色成分の高い一般コミックを含んでいます。また、複数巻となるシリーズ物は1つの記事に纏めています。

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多岐に渡るジャンルに対してDSKの好みに偏ったセレクトかもしれません。(汗)

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主だった同一タイトル(シリーズ物)を1つの記事に纏めています。

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