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狙われた姉・狂わされた妹(著:高竜也、フランス書院文庫)

1997/6/23 発売

狙われた姉・狂わされた妹

著:高竜也フランス書院文庫


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濡れた漆黒の恥毛も露わに全裸で横たわる真希子
姉の瑞々しい肢体を前に禁断の自慰に耽る基樹
兄の獣欲剥きだしの姿を密かに覗き懊悩する早紀
その夜を境に、美姉妹の肉体に牝の本能が……
やがて妹の純潔を奪った剛直が姉の体内をも貫いた時
そこには破瓜の血が!姉妹処女喪失ここに完結す!
(引用元:公式サイト


★★★☆☆ 仲の良い姉弟にして兄妹の心情にフォーカスした相姦ドラマ,2018/1/21
確かに姉は狙われているし、妹は狂わされたかもしれないが、タイトルから想起されるほど刺激的なテイストではない。父母を喪ってからも力を合わせて生活してきた姉(24歳)、主人公(20歳)、妹(17歳)の3人それぞれの心情を丁寧に織り交ぜ、微妙な距離感を描くことにフォーカスした作品だと解釈したい。そして、あらすじに記されてしまっているが、姉妹とも生娘であり、妹は中盤で、姉はクライマックスで主人公により破瓜を迎えている。

高校教師である姉は冒頭で生徒に襲われかける。高作品で時折見られる始まり方だが、今回は予告めいた手紙が事前に登場しており、これは高校生の妹も似通った形になっている。つまり、姉にも妹にも想いを寄せる別の男が存在しており、当然ながら邪な欲望を湛えたものにつき主人公をヤキモキさせている。加えて姉には求婚している男も見え隠れしている。こうした状況なので主人公に肩入れすると読み手も多少は悶々としてしまうのが本作の趣向と言えよう。ただし、これらは姉弟相姦および兄妹相姦へと至るためのスパイスであり、こうした状況下で芽生えた感情や、その発端となる出来事などから徐々に距離が縮まっていき、最終的には結ばれる展開である。

そこに至るまでは、姉への想いを秘めている兄(主人公)に憐れみを感じる妹だったり、子供時代の体験から男性不信に陥りながらも体は年齢相応に疼きを覚えるというギャップに実は苛まれている姉といった、諸々の過程が描かれている。

実質的な家長のポジションにいる姉を少し遠くに置いた形で話が進むため、妹から先に結ばれ、その背徳の事実を知ってしまった姉が身代わり(を大義名分)に最後の最後で結ばれるストーリーにあって官能成分はやや淡泊。仲良しな3人が家族から男女に変わることの憂いや負い目を多分に盛り込んでいるので致し方ないとも言えるが、それを補完すべく主人公の家庭教師先に16歳と思しき娘とその母が配されている。

小悪魔的な娘と清楚ながら熟女然とした母もまた高作品らしいヒロイン像だが、要するに、おマセな娘とは早々に関係しており、そうと知らない母は母で夫への当てつけも兼ねたアバンチュールの相手として主人公をこっそり挑発している。

イマドキならば姉妹丼に母娘丼というダブルもあり得るのだが、そうならないのは1997年の作品らしさであり、高作品らしさと言えるのかもしれない。
『狙われた姉・狂わされた妹』のレビュー掲載元


知らない間は高先生の作品って純然たる誘惑作品だと思っていたのが読んでみると意外にそうでもなく、むしろ少年主人公が割と明確にヒロインへ狙いを定め、つけ入るように迫るテイストが主流だと知りまして、これはこれで遅ればせながらも収穫だったナーと思っておりますが、本作もそんな雰囲気を想起させるタイトルに惹かれて入手した次第。

いえ、まぁ、概ねイメージ通りではありましたけど、官能的にはちょっぴりパンチが弱かったですネ。(汗)

主人公以外の男が横取りするようにヒロインを手篭めにするのも期待してましたが、その素振りはあるもののフェイント止まりといった感じでして……。(^^;)



あれだけの作品数ですから、正直に申して多少のアタリ・ハズレはあるのも高作品なのですが、時には「次のアタリを探そうっと」などと思うような読後感になる作品にも出くわしますよwww

それもまた旧作巡りの楽しみと言えますし。(^^)

あ、かと言って本作も一定の水準はキープしてますからね!(力説)




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テーマ : 18禁・官能小説
ジャンル : アダルト

tag : フランス書院文庫 高竜也

雪国の未亡人女教師-乱れる、溺れる、堕ちる(著:鏡龍樹、フランス書院文庫)

2017/12/26 発売

雪国の未亡人女教師-乱れる、溺れる、堕ちる

著:鏡龍樹フランス書院文庫


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「お願い、私の身体をあなたの肌で温めて」
教え子の肉茎に腰を揺らし吐息を漏らすあゆみ。
真夜中の寝室、喪服のままで、身体を寄せ合い、
獣のように、性悦を貪り狂う二人は知らない。
果穂と紗栄子――二人の哀しき未亡人教師もまた、
満たされない欲望で女体を疼かせていることに……
(引用元:Amazon)


★★★★☆ 兄嫁を慕う主人公を後押しする女教師達の心の機微,2018/1/4
一応のメイン格となる兄嫁【果穂】は中学校の音楽教師で28歳。結婚10ヶ月で未亡人になってしまったところから話が始まる。この葬儀に参列しているのが3年前に未亡人となった担任の高校教師【あゆみ】35歳。主人公を何かと気にかけている。5年前辺りに未亡人となった、40代前半とされる学年主任の英語教師【紗栄子】が第二章より登場して未亡人女教師が3人揃う物語となっている。タイトルにあるような雪国らしさは冒頭で感じられるものの、その後はあまり活かされていない。

憧憬の念を傾ける兄嫁を悲しみから救いたいと強く願うもオンナとして意識もしているために肉欲の疼きを同時に抱える主人公。そんな「生徒」に手を差し伸べるあゆみもまた主人公を憎からず想っていることで若干の嫉妬心を滲ませるのだが、主人公にも兄を喪った悲しみがあることから癒しの筆下ろしへと繋がっていく。想いのベクトルとしては「あゆみ → 主人公 → 果穂」といった片思いのタンデムになるのだが、後々には女王様然としたキャラが鏡作品らしい紗栄子が主人公に焦らしの嫐り責めを加えつつ詰問して全体像を知るに至る。そんな紗栄子はどちらかと言えば現況を楽しんでいるような雰囲気もある

母性的な慈愛に溢れるあゆみ
凛とした魅力で惑わす紗栄子
拒みながらも昂り始める果穂

この女教師達から後押しされるように果穂へ想いを告げる主人公だが、夫を喪ったばかりの果穂だけにその心は容易に開かない。そこで、あゆみが、後には紗栄子が、段々に世話を焼くことで、つまりは2人の仲を取り持つべく3P、4Pへと雪崩れ込むことで、主人公の本気を果穂へ知らせつつ体の方は自分達もちゃっかり堪能する形となっていく。そして、この後押しは最後に実を結んでいる。

タイプの異なるヒロインを絶妙に配して多彩な官能描写を織り交ぜるのはベテランならでは。各人の心情も抜かりなく描いている。淫猥な描写も安定して続くが、これについてはちょっとばかし台詞が多い印象にも写った。とりわけ3P以上の交合においては「誰の台詞?」と思うこともあって、少し邪魔に感じるかもしれない。
『雪国の未亡人女教師-乱れる、溺れる、堕ちる』の掲載元はコチラ。


鏡龍樹」名義としてはしばらく鳴りを潜めていたのが突如として2017年3月に新作を発表。それが好評だったのか、同年12月さらに1作発表。これが本作です。

潜伏期間(?)に別名義で活動されていたのかどうか、その辺りは知る由もありませんが、今のこの時期に「鏡龍樹」なるビッグネームが現役として存在しているのは大変喜ばしいことだと思っています。



にゃらさんのブログに投稿されている本作の紹介記事はコチラから。
鏡龍樹「雪国の未亡人女教師 乱れる、溺れる、堕ちる」(フランス書院文庫、2017年12月、表紙イラスト:新井田孝)ネタバレ有り。御注意下さい。作品紹介(公式ホームページ)雪国の未亡人女教師: 乱れる、溺れる、堕ちる (フランス書院文庫) [文庫]鏡 龍樹フランス書院2017-12-26【あらすじ】交通事故で兄を亡くした裕弥は憔悴し切っている兄嫁の果穂の力になってあげたいと願うが、担任教師のあゆみの手解きを受けて自分が先に...
鏡龍樹「雪国の未亡人女教師 乱れる、溺れる、堕ちる」





内容的には、まぁ、鏡印の誘惑作品ですw

バラエティに富んだヒロインによる淫猥度の高い官能描写はベテランならでは。心情も掘り下げた、単にヤッてるだけでない物語に仕上がっています。

欲を言えばヒロインは3人も要らないので、2人、もしくは1人ヒロインをじっくり描いた作品が読みたいですね。




テーマ : 18禁・官能小説
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tag : フランス書院文庫 鏡龍樹

友達の美しいママ-僕専用〈おかず〉(著:鷹羽真、フランス書院文庫)

2017/11/25 発売

友達の美しいママ-僕専用〈おかず〉

著:鷹羽真フランス書院文庫


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「一度だけ、潤一くんの思い通りにさせてあげる」
恥ずかしそうに下着を脱ぎ豊麗な裸体を晒す綾子。
四つん這いにされ貫かれれば唇からは恍惚の吐息が……
潤一の獣欲に煽られ与えてしまった38歳の完熟肉。
スマホ撮影、テレフォンセックス、コスプレ姦淫。
一線を超えた危険な関係はエスカレートしていき……
(引用元:Amazon)


★★★★☆ 久し振りの1人ヒロインながら展開に今少しの変化がほしい,2018/1/8
昨今では数少ない1人ヒロインを描く作者につき、少なくともフランス書院文庫において久方振りに読めるのは大変喜ばしいことながら、今回はヒロインの心の変化にフォーカスした感があったことで淫猥度が高いながら今一つ起伏に乏しい官能描写にも感じられたのが惜しい作品と申し上げる。

ヒロインは38歳の【綾子】ただ1人。主人公の幼馴染みと言える友人の母である。「二回り近く年下」との記述から主人公は高校1年生くらいだろうか。反抗期を迎えた息子からは邪険にされ、今や自分には無関心な夫とは距離を感じていた専業主婦にとって普段から無邪気な笑顔を見せてくれていた主人公は癒しの存在だったようである。しかし、この主人公の秘かな悪戯が発覚し、詰問されているところから話が始まる。

綾子からすれば息子の友人でしかない主人公。対して主人公は以前から綾子の清楚な美貌と貞淑な佇まいに憧憬の念を抱いており、そのプロポーションに欲情を抱いている。悪戯の発覚は綾子への想いを吐露するきっかけにもなるのだが、人妻の綾子としては到底受け入れられない。これによりサブタイトルのごとき「僕のオカズになって」という提案と、その変貌は自分のせいとする綾子の渋々ながらの承諾という形で主人公の一方的かつ肉欲的な疑似カップルの誕生と相成る。後は無邪気に迫る主人公と背徳の憂いを湛えつつも受け入れさせられる綾子とのくんずほぐれつの連続となるのだが、主人公の最終目標は本当のカップルになることである。

オカズと言いながら屁理屈を重ねては詰め寄り、遂には交合にまで持ち込む主人公は少年らしいとはいえ少々甘えん坊の駄々っ子と言える。それだけ想いが強いということだが、それまでの好印象とショタコンめいた母性によって綾子も拒み切れないという構図であり、その官能描写は初手からトップギアである。

この作者が得意とするオノマトペを多用したハイテンションな台詞にコスプレや手袋フェチもしっかり。綾子の前職を看護師にすることでナース姿を盛り込むのは周到な設定だったが、少々変態チックなプレイも織り交ぜているため、好みによっては興覚めの可能性もある。この辺りはチャレンジした部分なのかもしれない。

また、交わり三昧の合間には綾子の家庭の様子が挟み込まれる。一見してどこにでもありそうな風景でもあるのだが、その陰で虚しさを覚える妻(母)がいるのかと思うと複雑な心境にもなる。この心の空虚を次第に埋めていくのが主人公なのである。とても恋人になどなれないと拒むヒロインを徐々に説得し、最後は心まで奪い取る主人公の物語とも言える。

そのため、当初の約束を半ば反故にして綾子を貫く初回と、調教と称した(実際は初心な綾子を開発するような)責めで綾子の心の奥底に沈殿し始めていた本心が解放される最後の官能はとりわけ興奮度が高かった。ただ、その道中が似通った印象に写ったのは勿体なかった。前半の綾子宅と後半の主人公宅、そして徐々に積極さも見せ始める綾子といった変化はあるのだが、例えば息子の忘れ物を届けに学校へ赴いた綾子が主人公と出くわして空き教室かトイレに連れ込まれるような大胆な変化もほしかったところである。
『友達の美しいママ-僕専用〈おかず〉』のレビュー掲載元


昨今の「一竿至上主義」に則るとなれば1人ヒロインはなかなかに難しいのかもしれませんね。

と言いますのも、ご存じとは思いますが、旧作の1人ヒロインって全然「一竿」ではありませんで、凌辱路線ならば複数の男に犯され、輪姦されますし、誘惑路線でも主人公とは別に恋敵ポジションの男がいたり、あるいは誘惑路線であっても別の男に襲われたりします。

つまり、「一竿」で1人の主人公に複数のヒロインが配されるのとは逆の構図になっていたんですよね。



にゃらさんのブログに投稿されている本作の紹介記事はコチラから。
鷹羽真「友達の美しいママ【僕専用(おかず)】」(フランス書院文庫、2017年11月、表紙イラスト:新井田孝)ネタバレ有り。御注意下さい。作品紹介(公式ホームページ)友達の美しいママ【僕専用】 (フランス書院文庫) [文庫]鷹羽 真フランス書院2017-11-25【あらすじ】友人の母親の綾子のスカートの中を盗撮していたことがバレて叱られた潤一は、どうせ嫌われるならばと秘めていた欲望を打ち明けると、綾子が優しく手扱きで射精...
鷹羽真「友達の美しいママ【僕専用(おかず)】」





「一竿」で1人ヒロインを実現するには主人公と1対1にならざるを得ません。

その中で起承転結を構築していくには、そこそこに出会いの場面から初めて、距離が近づいて、何かのきっかけで同衾する機会を得て、交合を果たして、徐々にエスカレートしていって(この辺りが「承」)、ちょっとしたすれ違いとか立場の逆転みたいなのが一時あって(「転」ですね)、最終的には将来を誓うような形で心も結ばれる結末、といった流れになるのでしょう。

裏を返せば、書き手であればそんなことは先刻承知でしょうから、それでは面白くないと物語の紆余曲折を凝ろうとしたり、はたまた最初から1人ヒロインを避けたりするのかもしれないな~?と思うのであります。



……個人的には極めてオーソドックスな、それこそ上記のような王道路線で全然OKなのですけれども、官能描写には相応の変化がほしいところですよね。むしろストーリーが一本調子になりがちな分、官能描写に起承転結がほしいww



その意味で1人ヒロインの鷹羽作品はどーしても「黒本」のデビュー作『僕だけの未亡人義母-こんな衣装を着せないで』や2作目『黒ストッキングの未亡人叔母』と比較してしまうDSKなのであります。




テーマ : 18禁・官能小説
ジャンル : アダルト

tag : フランス書院文庫 鷹羽真

義母は僕の愛人(著:九龍真琴、マドンナメイト文庫)

2017/11/13 発売

義母は僕の愛人

著:九龍真琴マドンナメイト文庫


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美しい義母に隠された淫らな顔を知ってしまった僕は……父親の再婚相手である聖子に初めて会ったとき、知也はその美貌と豊満な肉体に目を奪われた。それから悶々とした日々を送り、下着を漁ることもあった。ある日、義母の不倫の噂を聞きつけショックを受けるもそれを確かめるべく尾行したところ……。(引用元:Amazon)


★★★☆☆ 淫靡な義母を満喫できるも思わせ振りな台詞や文章に粗さが目立つ,201/1/7
出張がちな夫では満たされない38歳の妻にして義母が社会人の息子に求められては僅かばかりの抵抗を一度は見せるものの、その後は背徳と禁忌の憂いよりも覚えたスリルと興奮を楽しむかのように溺れていく作品である。いろいろと理由をつけながらも自身に沸き起こった感情と欲情に忠実なところは女性心理の一端を示しているのかもしれない。

あらすじにあるような義母の不倫疑惑は思ったほど物語の中核ではなく、それを確かめようとした主人公が交通事故に遭ってしまうことから序盤の舞台は病室である。ちょっと予想外にも感じたが、これにより看護師と刹那の関係ができる。この看護師は最後の最後にもちょっとした出番がある。また、冒頭では主人公が義母の下着に執着しており、その下着も終盤に間接的ながら再登場する。

病室へ見舞いに訪れた義母に不倫の真否を問おうとするのが物語本線の始まりと言えるが、ここでの義母の思わせ振りな態度と裏腹かつ唐突な積極性がこの母子を男女に変える。そして、ここから先は様々なシチュエーションによる母子の交わり三昧な日々が描描かれていく。妖艶な色気を無自覚に撒き散らす麗しき義母の描写に興奮を誘われ、人目に触れるかもしれないといったスリルを楽しむかのように興奮へと変えては義息を求める義母が何ともいやらしい。もちろん、主人公からの迫りもあり、この駆け引きすらも楽しんでいるかの義母である。

また、この人目に触れるかもしれないスリルには高校2年生の義妹が含まれる。主人公は冒頭で義妹に弱みを握られており、この切り札がいつ発動されるのかという興味も沸くのだが、これについては割と曖昧なまま終盤まで進んでしまう印象。義妹もまた思わせ振りな態度に終始しているようであり、義母にも当て嵌まる部分なのだが、正直なところ上手く作用していないように見受けられる。

義母の不倫疑惑や主人公の悪戯を目撃した義妹といった伏線が序盤に張られるも後々まで伏せ置かれたままだったため、いざ回収となった際に待たされた分だけ期待外れと言うか、読み手をそこまで焦らすほどの伏線でもなかったように感じてしまった。看護師の再登場も蛇足の印象が拭えず、何より序盤でチラッと登場した魅惑の女医が診察しただけなのは余りに勿体ない。

こうしたチグハグさは文章の運び方にも見られる。直前に描かれたことが繰り返されたり、序盤で既に行われたことが終盤に初めて行うかのように書かれていたり、交合では体位的にあり得ない動きをしていたり、初手から中出しを繰り返していながら最後になって理由もなく拒んでいたりと「?」に感じる箇所が散見される。かなり気になる齟齬が続くと言わねばならい。従前の執筆内容を確認せずに筆を進めているような印象すら受ける。様々な男達から1人のヒロインが迫られる前作にしてデビュー作『団地妻-昼下がりの恥辱』とは異なる作風に気乗りしなかったのだろうか。

昂っては貪婪さを見せる義母の熟れた官能描写が大変良かっただけに文章の整合性はもちろんのこと、正確な校正が望まれる。
『義母は僕の愛人』のレビュー掲載元


本人には自覚がないものの滲み出る色気が様々な男達を魅了し、次々に迫られては拒むものの押し切られ、昂らされては遂に自分から求めてしまう淫らさを湛えた団地妻ヒロインが好印象だった前作に続く2作目ということで期待していました。

本作のヒロインにも似た感じがあって、話が進むに従って淫猥度が増していく良さもありました。

ヒロイン像は決して悪くないのです。



しかし、作品の全体像が未消化に感じたと言いますか、イマイチ入り込めない印象がありました。

レビューでは「思わせ振り」と表現しましたけど、こぅ、なんと言いますか、ヒロインの振る舞いを敢えて素直にしていない感じでして、それが演出だったら裏目だったように思いましたし、特に狙ったものでもなかったのなら今後は文章の運び方にちょっと注意した方がいいんじゃないかな~?と思いました。

もっとも、前作では特に感じなかったことですから、もしかしたらと思ってレビューに「異なる作風に気乗りしなかったのだろうか」とも記した次第です。



ですから、むしろ前作のようなテイストに今後は期待したいですねぇ。




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夜這い未亡人-てほどき寝室(著:天崎僚介、フランス書院文庫)

2017/12/26 発売

夜這い未亡人-てほどき寝室

著:天崎僚介フランス書院文庫


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(やっぱり来た、私をいやらしい目で見ていたものね)
闇の中、寝たふりをして女陰を火照らせる恭子。
荒い息遣い、胸を揉む手、ふとももに忍び寄る指。
悠斗を熟女フェロモンで挑発しつづけた38歳の柔肉。
渇ききった未亡人の女体は、肉欲に溺れてしまい……
叔母、兄嫁、義母――淫らなてほどき未亡人たち!
(引用元:Amazon)


★★★★☆ 誘惑アプローチにきちんと理由を設けた律儀さは作者らしい,2018/1/4
タイトル通りの『夜這い』と『てほどき』をベースにしたストーリーに主人公を奪い合う身内の女同士という要素が盛り込まれている。奪い合うからこその積極さが夜這いへと繋がり、高校1年生という若き主人公だからこそてほどきしている、といったところか。つまり、大半の夜這いはヒロインから行われる甘い作品である。

一度は他家に嫁いだものの夫との死別によって実家に戻っている叔母(主人公の父の妹)38歳と、その父との死別によって今は未亡人の義母33歳、これに兄嫁26歳が加わる3人ヒロイン。その兄も亡くなっているため、教師である兄嫁も含めて全員が未亡人である。これにより甥っ子たる主人公に実家の跡継ぎとして白羽の矢を立てる叔母と最後まで育て上げるという亡父の遺志を継ぐ義母は対立している。また、未だに亡夫への未練を残す兄嫁は、その実弟たる主人公に亡夫の面影を重ねている。単なる未亡人とはせず、それが行動の背景となるよう律儀に設定しているようであり、過去の作品にも見られた、こうした律義さは作者らしいところである。

それに加えて風呂場での官能をこれまでも多用してきた作者だが、本作でも風呂の場面は多い。また、経過日数が4日間と作中で明記されている中で最初に出てきた叔母が終盤まで出番なしにも感じるが、トータルではバランスが取れている。

1日目:叔母
2日目:義母
3日目:兄嫁 → 兄嫁&義母
4日目:兄嫁 → 叔母 → 叔母&義母

前半は叔母と義母の鞘当てを盛り込みつつ官能的には1人のヒロインをじっくり描き、後半に伴い3Pを交えて密度が上がっていく。とりわけくんずほぐれつの淫猥さがビジュアル的にイメージできた3Pの描写は丁寧だったように思う。主人公からすれば同日の昼や夜、あるいは午前から午後に夜までとなかなかに忙しくなる後半だが、積極的な叔母に対抗するように普段は控えめな義母までもが淫らになっていくのを享受しているのだから文句も言えまい。ただ、この2人と趣を異にする兄嫁は主人公との関係を通じて亡夫への未練に区切りがつけられたようである。

現実的な方向性によって、許されぬ関係は将来のために清算する結末がここ数作では見られたが、今回は主人公の行く末を含めて多少の曖昧さを残している。これにより叔母とも義母とも等しく関係を継続する余地を残したことで官能成分を保ったまま幕が引かれている。欲を言えば、恥じらいを残す義母だったので主人公が優位に責め立てるような描写があっても良かった気もするが、全体としてはまずまず纏まりの良い仕上がりだったように思う。
『夜這い未亡人-てほどき寝室』のレビュー掲載元


天崎先生らしいオーソッドクスな手堅さと律義さが感じられた作品でした。

その意味では安定・安心印な作品と言えるかも。

「黒本」の作家陣においてもそろそろ中堅といったポジションになってきましたので、今後もこのレベルを維持、もしくはさらに発展していただき、なお一層のご活躍を期待したところであります。(^^)



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天崎僚介「夜這い未亡人【てほどき寝室】」(フランス書院文庫、2017年12月、表紙イラスト:丹野忍)ネタバレ有り。御注意下さい。作品紹介(公式ホームページ)夜這い未亡人【てほどき寝室】 (フランス書院文庫) [文庫]天崎 僚介フランス書院2017-12-26【あらすじ】秋の大型連休を利用し義母の由紀と共に父の郷里にやって来た悠斗だが、折り合いの悪い由紀と叔母の恭子の仲を心配していた矢先に、秋祭りでグラマラスな恭子に夜這...
天崎僚介「夜這い未亡人【てほどき寝室】」





欲を言えば、レビューにも記しましたけど、3人もヒロインを配するならば官能描写において今少しの変化を求めたくなるような、そんな印象を時に得ることでしょうかね。

概ね問題なしの水準なんですけど、時には主人公がちょっと頑張って控えめヒロインを責め立てちゃうような、そんなキャラに即した官能描写があってもいいのかな、あるともっと良くなるのかな、なぁ~んて思ってみたり。(^^;)




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母娘みだら下宿-したがり未亡人大家(著:村崎忍、フランス書院文庫)

2017/7/26 発売

母娘みだら下宿-したがり未亡人大家

著:村崎忍フランス書院文庫


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「部屋に入りましょうか。このままじゃ眠れないでしょ?」
浴衣の裾をたくしあげ、腰にまたがる未亡人家主。
漆黒の翳りからツゥーッと垂れていく透明な蜜。
幾重にも層をなす肉襞がはやく、はやくと男を急かす
二度も夫を亡くした美智子は、若い学生の世話をして
寂しさを紛らわしていたが、どうにも我慢できず……
(引用元:Amazon)


★★★★☆ 安定の作風でじっくり描かれるも官能面に今少しの刺激がほしい,2017/12/25 発売
ほぼ年1冊という出版ペースは崩れておらず、本作もまた『ママvs.町でいちばん美しい母娘』より1年2ヶ月で発売されている。今回もまたオーソドックスな設定を丁寧に描いた作品である。ただ、少年(青年?)の主人公が年の近いヒロインを飛び越えて最年長(本作では下宿の女主人である【美智子】37歳)に恋心を抱き、アタックする展開を主軸としているため、不幸が続いた未亡人でもある母・美智子の幸せを願う娘達(OLの【沙織】25歳&女子高生の【綾乃】18歳)が一歩引いたところにいるのが特色と言える。

昨今の流行りなのか、ヒロイン達母子の関係はちょっと複雑。沙織は1人目の夫の連れ子であり、綾乃は2人目の夫との実子。つまり、姉妹および姉と母に血縁はなく、その母は夫と2度も死別している。これにより、どこか遠慮気味で苦労を背負い込みがちな沙織や、相手を不幸にさせてしまう(と思い込んでいる)美智子といった色づけがなされている。背の高さにコンプレックスがある綾乃も含めて背景のあるヒロインばかりとなっており、それを癒す主人公という優しさと温かみが全体を覆っている。また、時間経過もしっかりあるために男女の仲が次第に熟成していく良さもある。

しっとりした淑女の美智子が徐々に昂っていくのは台詞の少ない控えめな官能描写の中で読み手が掴み取っていく必要がある。しかし、そうした落ち着きがあるからこそ掴み取った時の淫猥度は決して低くない。また、母への遠慮もあって控えめだった沙織の誘惑は、主人公への想いが抑えられなくなってくるに連れて積極さが増してくる。そして、最も控えめなポジションにいる綾乃も以前から主人公を好ましく想っていたことから破瓜を捧げ、その後は人が変わったように積極さと淫らさを見せるように変化する。ややもすると物足りなさを覚える前半と、箍が外れたかのように3Pから4Pへと雪崩れ込む後半とでは印象が違ってくるであろう。読み始めてしばらくはタイトルにあるほど『みだら』かな?と感じていたが、最後は確かに『したがり』なヒロイン達だった。今一つ要望するとすれば、予定調和なアプローチに終始した感もあったので、突発的な意外性なども多少はほしかったところか。

美智子への想い一直線だった主人公が、沙織や綾乃の本心を知るにつけ徐々に美智子一筋でもなくなってくるような曖昧さを感じなくもないが、元より人の心は曖昧であることを思えば自然なことなのかもしれない。最終的には下宿人たる主人公を含めた「新しい家族」の完成へと至る結末である。
『母娘みだら下宿-したがり未亡人大家』のレビュー掲載元


前作が2016年5月……本作は2017年7月。

はい、2017年の村崎作品でございます~♪

毎年安定して出ております~w



愛好家Sさんのブログに投稿されている本作の紹介記事はコチラから。
4239『母娘みだら下宿 したがり未亡人大家』村崎忍、フランス書院/フランス書院文庫、2017/07 発売●あらすじ不動産屋の手違いで美人母娘の家に下宿する事になった少年が、二度も夫に先立たれて女としての気持ちを閉ざしている未亡人家主、そんな継母を心配する義娘、そして異性と接するのが苦手な実娘と深い仲になっていく。●登場人物【綾瀬薫】19歳。童貞。大学二年。おとなしい少年。【滝沢美智子(みちこ)】37歳。下宿先の家...
4239『母娘みだら下宿 したがり未亡人大家』

にゃらさんのブログに投稿されている本作の紹介記事はコチラから。
村崎忍「母娘みだら下宿 したがり未亡人大家」(フランス書院文庫、2017年7月、表紙イラスト:丹野忍)ネタバレ有り。御注意下さい。作品紹介(公式ホームページ)母娘みだら下宿: したがり未亡人大家 (フランス書院文庫)posted with amazlet at 17.08.02村崎 忍 フランス書院 売り上げランキング: 15,783Amazon.co.jpで詳細を見る【あらすじ】古い家屋の立ち並ぶ郊外の街にある美人母娘の家に下宿する事になった薫は、二度も夫に...
村崎忍「母娘みだら下宿 したがり未亡人大家」





今回もオーソドックスな王道誘惑路線をまったり堪能させていただきました~。




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tag : フランス書院文庫 村崎忍

奴隷飼育-美鈴・二十三歳(著:雨宮慶、フランス書院文庫)

1995/6/23 発売

奴隷飼育-美鈴・二十三歳

著:雨宮慶フランス書院文庫


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美鈴23歳には魔淫の血が流れていたのだろうか?
教え子の父と大学生――二人の狂った性獣に、
清楚でいて豊麗な女体が蝕まれ、蕩けていく……
神聖な園内で、通勤途中の社内で、自宅で、
緊縛され、挑発下着姿の保母に肉鞭が飛び弾ける!
そして肛姦が終わったとき、美鈴は完璧な牝奴隷に……
(引用元:公式サイト


★★★★☆ ちょっとしたきっかけが被虐の開花を導く,2017/12/23
フランス書院文庫の公式サイトでは2人のヒロインを女教師と紹介しているが、実際はカトリック系の保育園につき、23歳のメインヒロイン【美鈴】は保母さんであり、39歳のサブヒロイン【淑子】は園長にしてシスターである。ちょっとしたことがきっかけで話が始まり、ほんの触り程度ながら電車痴漢の要素も盛り込むのは作者らしいところだが、描かれているのは秘密を握ったり握られたりする中でエスカレートしていく男女の許されぬ関係であり、言いなりにならざるを得ないヒロインの悲哀と被虐の恍惚である。巧みなストーリーは作者の真骨頂であろう。

夫と子供を喪った不幸を信仰で乗り越えた淑子は今でこそシスターだが禁欲生活を続ける未亡人でもある。普段の誠実な人柄は求道者にして教育者らしく、それは生真面目な美鈴も同じ。だからこそ2人共に秘められていた被虐性を炙り出され、それに戸惑いながらも流されるように溺れてしまうことで背徳を覚えつつ興奮してしまう2人である。

園児の父が美鈴に色目を使ってくる冒頭は後の伏線である。この男は淑子の弱みにつけこんでおり、後半は実質的な主人公となって美鈴をも毒牙にかける。娘が通う保育園の先生と園長の両方を支配するという悪党なのだが、その罰が最後に下されている。

前半の主人公は美鈴が暮らすアパートの隣人学生。ふとしたことから距離が近づき、美鈴の誘惑から関係は始まるのだが、この若者も次第に態度が大きくなっていく。身勝手な振る舞いではあるのだが、美鈴の反応を目にしたことによる変化と言えるかもしれない。敏感な感応から早々に昂ってしまい、自ら求めてしまうのは堕ち方が呆気ないように写るが、冷静になれば後悔していることから「心は拒んでも体は正直」を描こうとしているようである。

抑えの利かぬ若者らしく、美鈴を手に入れたとやや有頂天気味に所構わず交合を繰り返すのはシチュエーションの良さもあってどれもいやらしく、後半ではお株を奪われた形ながら淑子をあてがわれて喜んでいたりしている。

2人のM女を2人のS男がスワップしつつ責め立てる終盤以降は官能描写を端折りながら先を進めるようなところがあって、今少しじっくり読ませてほしい気にもなるのが惜しい。また、結末に悲劇性があるのは1995年の作品にも旧作の薫りが残っていることを窺い知るようである。
『奴隷飼育-美鈴・二十三歳』のレビュー掲載元


2018/1/8時点では公式サイトとKindle版でしか電子化されていない1995年作品のようです。

安易な出歯亀展開にはせず、それでいながらちょっとしたきっかけの連鎖でヒロインがズルズルと堕ちていくストーリーは雨宮先生ならではかと。

敏感な反応でスグに抵抗が失せてしまい、昂らされるとスグに自分から求めてしまうヒロインは旧作でよく見かけるものかと思いますが、これも時代性なのでしょうかね。

昔は2時間ドラマとかでも割と頻繁に濡れ場がありまして、当時は家族全員でテレビを観る時代ですから、その瞬間にはお茶の間を気まずくさせたものですが(^^;)、当時のドラマでもヒロインの反応はそんなものだったように思います。つまり、当時の(おそらく男が考える)女性の感応イメージだったのでしょう。

偏見と言えばそれまでですが、今より情報が乏しかった時代の産物とDSKは捉えています。



余談ですが、2018年1月の Kindle Unlimited は「黒本」対象作品が大放出!になっていまして、これまでの3~4倍くらいの多さになっています。美少女文庫の作品も結構ありました。

ここ半年くらいは1992~1995年辺りの旧作に集中していまして、中には頻繁に対象となる作品もあったりして「またか」的なマンネリ感も生じ始めていましたが、今月は2000年以降の比較的新しい作品も含まれています。

これが正月特典の大盤振る舞いなのか、それとも来月以降も続く拡充路線なのか、ちょっと気になりますのでしばらく注視したいと思います。




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最高の隣人-熟母と幼なじみ姉妹(著:鷹山倫太郎、フランス書院文庫)

2017/7/26 発売

最高の隣人-熟母と幼なじみ姉妹

著:鷹山倫太郎フランス書院文庫


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年ごろ、熟れごろ、誘いごろ――最高の隣人生活、開幕!
慣れない手つきで肉棒に一生懸命ご奉仕を捧げる奈々。
つんけんした態度とは裏腹にベッドでは甘えてくる由香里。
夫しか男を知らない悩殺ボディの癒し系未亡人・佐和子
19歳、27歳、44歳――淫らすぎる幼なじみの母娘から、
ひとりだけ「花嫁」を選ばなくてはいけないなんて!
(引用元:Amazon)


★★★★☆ 天然無類な母の言動が好みを分けるも概ね良好,2017/12/21
冒頭からいきなり繰り出される飛び道具を受け入れられることができれば本作を楽しめると思う。ちょっとキツいな〜と感じるかもしれないが、この天然無類でマイペースな母【佐和子】44歳の発した何気ない一言が、その娘たる姉【由香里】27歳と妹【奈々】19歳の心の内をざわつかせた結果、主人公争奪戦のごとき様相を呈していく作品である。

大学受験を控えた主人公は隣人にして由香里&奈々の姉妹とは幼馴染み。出張がちな父と今は亡き母という家庭環境のため、佐和子からも我が子同然に扱われている。そして、佐和子の悩みは家業(代々続く和菓子屋)の後継ぎであり、その白羽の矢を主人公へ向けている。

母&娘(姉妹)といったヒロインの場合、年の順でもないだろうが、大体は母と懇ろになってから娘達と結ばれていくことが多い中、本作は逆の流れになっている。姉に先を越されると慌てた奈々が、普段の控えめさを覆す恥じらいの可愛らしい誘惑を最初に仕掛けるのである。破瓜の痛みを味わった奈々が初手から絶頂に至るのは(主人公もまたチェリーだっただけに)ちょっぴり不自然にも感じたが、これによって主人公の彼女宣言を果たすこととなる。

これに驚く佐和子と由香里だが、その驚き方は異なる。清い交際を求めるのは母親らしい佐和子だが、おかしな方面へ向かうのもまた佐和子らしいところ。まだ子供だから自分が身代わりを申し出たところ、同じくまだ子供だと思っていた主人公の(主に下半身の)凛々しさにオンナを思い出してしまうのは未亡人の性でもあろう。幼子をあやすかの慈愛と熟女の貪欲さが入り混じった佐和子の痴態はなかなかのいやらしさであるる。

自分と同様に主人公へ恋慕の情を抱いていた奈々に先を越されたと一時は身を引こうと考えた由香里が心変わりするのは佐和子の「うっかり」に由来する。妹ならまだしも母まで、ならば自分もと積極性を見せ始め、ツンデレのごとき勝気さも見せながら主人公への愛を叫び、そして甘える由香里には奈々と異なる可愛らしさがあった。

恋人宣言したものの知らぬ間に母も姉も同じスタートラインに立っていたことを奈々が気づくのもまた佐和子の「うっかり」である。確かにうっかりさんキャラだけれども2度も続くと「またかいな」という気も多少沸くが、最後は主人公の軽い奪い合いとなっていく。つまりは冒頭で佐和子が投じた一石が波紋を広げ、遂には全員が巻き込まれたような形にも見えてくるストーリーである。

三者三様の痴態で魅せてくれるヒロイン達だが、官能描写は総じてテンション高め。全員が開き直ったかのように主人公へ迫る最後こそやや満腹感も覚えるが、全体的に高い淫猥度が維持されているとも言えよう。
『最高の隣人-熟母と幼なじみ姉妹』のレビュー掲載元


この作品は佐和子さんあっての物語ではないでしょうかw

個人的には佐和子さん、大好きですww

あ、現実にいたらちょっとウゼーとかメンドクセーってなるかもしれませんけどねwww



にゃらさんのブログに投稿されている本作の紹介記事はコチラから。
鷹山倫太郎「最高の隣人 熟母と幼なじみ姉妹」(フランス書院文庫、2017年7月、表紙イラスト:松原健治)ネタバレ有り。御注意下さい。作品紹介(公式ホームページ)最高の隣人: 熟母と幼なじみ姉妹 (フランス書院文庫)posted with amazlet at 17.07.28鷹山 倫太郎 フランス書院 売り上げランキング: 1,908Amazon.co.jpで詳細を見る【あらすじ】母を亡くし父も仕事で不在がちな直樹は隣りの望月家に頻繁に出入りしていたが、和菓...
鷹山倫太郎「最高の隣人 熟母と幼なじみ姉妹」





全体的には楽しく拝読できましたけど、最後のセリフはちょっと余分だったかな?という気もしました。

つまり、状況としてはハーレムになっているのに嫁候補(?)としての結論を主人公へ念押し的に質問するのはなくても良かったかなと。

もっとも、ハーレムエンドに慣れちゃって みんな一緒で全員が幸せ、それでいいじゃない という落としどころを無意識に求めてしまっているのかもしれませんが……。




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熟女お手伝いさんと僕-ワンルームでふたりきり(著:神瀬知巳、フランス書院文庫)

2017/9/26 発売

熟女お手伝いさんと僕-ワンルームでふたりきり

著:神瀬知巳フランス書院文庫


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「本当にたくましくなられて……反りも長さも……」
張りつめた肉茎を指であやし、蕩けた貌を寄せる百合子。
ひとり暮らしを始めた涼一の部屋にやって来たのは、
幼い頃から身の周りの世話をしてくれた36歳の未亡人。
掃除、洗濯、料理はもちろん、ムラムラしたら性処理まで!
熟女お手伝いさん――それは夢のように淫らな「恋人」!
(引用元:Amazon)


★★★★☆ 作者が試みたと思しき2つの新要素,2017/12/11
本作において作者は2つの新機軸にトライしているように思われる。

1.事実上の1人ヒロイン
実際は叔母の【あゆみ】29歳も出てくるのだが、官能的には最後にしか出番がなく、タイトルに示されたお手伝いさん【百合子】36歳の事実上の1人ヒロインと言える。主人公の幼少期に奉公していた過去があり、つまりは知己の間柄。かつては母代わりでもあったが今は浪人生として、他にも訳あって一人暮らしを始めた主人公を支え、今度こそ合格させると意気込んで押しかけてくる。無償の慈愛を貫く百合子に主人公は異性を意識するも、あくまでも受験のサポートであり、何より一時的な家政婦さんでもあるため、すぐに男女の仲になるでもなく、模試の結果によって「ご褒美」が徐々に施される流れとなっていく。献身的で慎ましい百合子だけに上段から見下ろすことはなく、あくまでも主人公の求めに応じる形。事務的にすら感じることもあるが、その裏に秘められた百合子の真意は後に判明する。ただ、6章立ての第四章までがそうした戯れに終始するため、いろいろとシチュエーションを変えたりコスプレを取り入れたりしているものの官能的な物足りなさは否めない。また、普段の作風と似通ってはいるのだが、何となく普段との違いをも感じながら読み進めることになる。

2.主人公視点のモノローグ
その普段との違いは、主人公の視点で物語が進んでいることだった。この作者が得意とする括弧書きのモノローグはヒロインの心情を描くのが従前のスタイルだが、本作では第四章までの全てを主人公の心の声としている。ヒロインは対象であり、その心情を推し量れないほど客観視されている。おそらく第五章からのクライマックスを盛り上げるための布石だと推測するが、これもまた作者が新たに試みた筆の進め方だと思う。基本的な作風を踏襲しながら変化をつける意味では悪くない。そして、次の模試でA判定を獲得することで遂に交合を約束する第五章から満を持して普段通りのヒロイン視点に移行するのである。

全体の約2/3をも費やしてからようやく結ばれるために読み手も相当焦らされるのだが、それだけに合体の破壊力はなかなかのもの。普段のスタイルになったことで筆の進みも良いのか展開も滑らか。ここまで引き絞りに絞った弓から一気に矢が放たれたかのような密度の濃さがある。過去の経緯も含めた百合子の真意を絡めつつ恋人のような愛人のような関係を喜ぶのは「ママ」にして「オンナ」を享受した念願の成就でもあろう。惜しむらくは、その時がもう少し早く訪れてほしかったところか。

あゆみの扱いも主人公が秘めていた(百合子に見抜かれていた)想いからすれば存在感が足りない気がする。サブタイトルのごとき百合子との「ふたりきり」の描写に頁を割いた皺寄せが急ぎ足に感じた結末の誘因に思えてならない。
『熟女お手伝いさんと僕-ワンルームでふたりきり』のレビュー掲載元


いやぁ~、ここまできたのならば 最後まで1人ヒロインで通してくださいよぉ~ と思うんですけどねぇ。

1人ヒロインの神瀬作品が読みたかったなぁ~。

読みたいなぁ~。



そのうち読めるかもしれないなぁ~。

……と思うことにしましょうww



愛好家Sさんのブログに投稿された本作の紹介記事です。
4251『熟女お手伝いさんと僕 ワンルームでふたりきり』神瀬知巳、フランス書院/フランス書院文庫、2017/09 発売●あらすじ都内の予備校に通う為、ワンルームマンションで一人暮らしをする事になった青年の元に、かつて母のように慕っていた元家政婦がやって来て同居する事になり、受験勉強が捗るようにと性欲処理をしてもらう事になる。●登場人物【伊佐木涼一】18歳。童貞。一浪している予備校生。優しい青年。【戸田百合子(ゆり...
4251『熟女お手伝いさんと僕 ワンルームでふたりきり』

にゃらさんのブログに投稿された本作の紹介記事です。
誘惑官能小説レビュー 神瀬知巳「熟女お手伝いさんと僕 ワンルームでふたりきり」





他にも主人公視点で話が進むなど新たなチャレンジが見られた作品だと思います。

スタイル自体は変わっていないので、こぅ、何と言いますか、形はそのままに、それまでピンク色だったのが今回は何となくライトブルー、そんな印象ですかねw



ただ、冒頭からしばらくは戯れに終始していまして、合体が随分経ってからだったのはちょっと物足りなさを感じたかな。





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母娘休暇-てほどきは義母と美姉妹から(著:小日向諒、フランス書院文庫)

2017/10/25 発売

母娘休暇-てほどきは義母と美姉妹から

著:小日向諒フランス書院文庫


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弥生(38)の女膣で最高のてほどきを施された夏休み。
摩耶(26)のFカップで危険な悦びに目覚めた冬休み。
花蓮(19)の健気で清楚な魅力に溺れきった春休み。
休暇で帰省するたび僕を若牡に変貌させる美母娘。
「おっぱい見たい?」「××したい?」「何度でもして」
未亡人vs.OLvs.女子大生――甘い休日、開幕!
(引用元:Amazon)


★★★★☆ 弟であろうとした主人公と求められることを許容したヒロイン達,2017/11/23
家庭環境が複雑である。姉の【摩耶】26歳は前妻の娘。妹の【花蓮】19歳は後妻【弥生】38歳の娘。摩耶から見れば義理の母娘にして義理の姉妹である。これに花蓮と僅かの差で弟となる同年の主人公が養子として加わる。姉妹と言うより長姉と次姉なのだが、訳あって引き取られた主人公は誰とも血縁がない。家族を構成しながら血の繋がりは最小限である。

ここまで血縁なき家族を設定したのは、相姦の禁忌を程良く盛り込みつつ血縁はないことで生じる微妙な距離感を描きたかったものと推測する。血縁なきが故に一層弟であろうと努めた主人公。血縁なきが故に男女の仲も厭わないヒロイン。血縁なき家族が男女の感覚の違いを浮き彫りにしながら、その狭間に潜む誘惑と葛藤を踏まえて描かれた相姦の物語と言える。

最年少の主人公が弟として家族を守ろうとするのは、路頭に迷うところを助けてもらった亡父の遺言である。しかし、美貌の女性陣は気になる存在。異性との意識が働く。これが常につき纏い、苦悩を深めた主人公は大学への入学を機に家を離れ、独り暮らしを始めてしまう。物語は久方振りの帰郷から始まるが、その後は主人公の独り暮らしという選択を基に進んでいく。その理由を、苦悩を、ヒロイン達が徐々に知るからである。

弥生もまた後妻にして義母につき、懸命に母を務めようとしている。だからこそ主人公の苦悩に気づけなかったことが後悔となる。しかし、そこまでの想いならば女として叶えてあげようと考えるのは未亡人の空閨もさることながら、母子と男女の狭間に穿たれた楔でもあったのかもしれない。主人公の長大なムスコに劣情を覚えてしまうのは官能小説のお約束ながら、母の慈愛と女の愉悦を綯い交ぜにした交合が披露されている。主人公の積年の想いが成就する瞬間でもある。

普段は怜悧なキャリアウーマン然としながら家ではラフな姿を見せる摩耶の振る舞いは秀逸な伏線だったが、主人公の長年の苦悩は同時に血縁なき姉の長年の恋慕の蓄積でもあった。その想いが明後日の方向に傾いていたのは何だかちょっぴりこじらせているようにも写ったが、これにより特技を身につけていた摩耶には驚きの秘密が隠されていた。飄々としながらもキャリア持ちらしい上段な態度に秘められていた可憐さはなかなかのギャップである。

長年の恋慕の蓄積は花蓮も同じである。勝気な高校時代から女性らしい装いを身につけた大学時代を経て、最終的には百合方面にも開眼する花蓮は時の変化を最も感じさせる存在である。自分が一番愛していたと自負する主人公がいつの間にか母や姉と関係しており、気がついたら置いてけぼりという憤慨から正直になる可愛らしさへと繋がっている。この頃には経験を積んだ主人公のリードによって破瓜を迎えるのも自然だった。

ヒロインの誰もが主人公を家族と思いながら男として想っている。故に主人公の苦悩を後悔し、贖罪を求め、同時に積年の想いを伝える。家族内に生じた男女の情を炙り出すが故に生々しさが滲み出ている。しかしながら、序盤に敷いた伏線を紆余曲折という形で回収しながら結ばれていく良さもあった。

惜しむらくはヒロインが順番に登場する流れだったので、出番を終えると結末まで存在感が薄れてしまうことか。また、時の流れによっていつしか主従のような関係が形成され、気がついたらご主人様のごとき主人公になっていたのは作者のカラーとして盛り込んでおきたかったところかもしれないが、そのエピローグには唐突感もあったので、本作においては別の幕引きを模索しても良かったかもしれない。
『母娘休暇-てほどきは義母と美姉妹から』のレビュー掲載元


最近は相姦モノは家庭環境を複雑にして血縁を薄める(あるいは無い)方向へと振っているように感じることもあるのですが、ならば単に隣人の幼馴染みとかでいいんじゃね?と思いつつ、それは既に使い古された設定だからと敬遠して、何とか妙味のある繋がりを捻り出そうとされている書き手の苦労が忍ばれる今日この頃であります。

ただし、本作はそんな複雑な家庭だからこその距離感が巧みに盛り込まれています。

設定を活かして物語を紡ぐ……小説の基本ですよね。



にゃらさんのブログに投稿されている本作の紹介記事です。
誘惑官能小説レビュー 小日向諒「母娘休暇 てほどきは義母と美姉妹から」





まぁ、最終的には小日向作品お馴染みの主人公を頂点としたハーレムが形成される訳ですが(^^;)、そこに至るまでのヒロイン達の遠慮や葛藤を「我慢」の要素とし、その枷を外してオンナとして「解放」されるカタルシスにフォーカスしていたように思います。

この我慢を湛えた濃密さと、そこから解き放たれることで生まれるパワーが官能面を底上げしているのだと思います。





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一部に桃色成分の高い一般コミックを含んでいます。また、複数巻となるシリーズ物は1つの記事に纏めています。

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多岐に渡るジャンルに対してDSKの好みに偏ったセレクトかもしれません。(汗)

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