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ほしがり未亡人-兄嫁、義母、女教師、美母(著:小鳥遊葵、フランス書院文庫)

2017/8/25 発売

ほしがり未亡人-兄嫁、義母、女教師、美母

著:小鳥遊葵フランス書院文庫


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「ああ、長くて太いので突いて。私を狂わせて」
逞しい肩に齧りつき、対面座位で腰を揺らす美熟女。
夫を喪ったその日から『未亡人』という牝になる女たち。
亡き夫の視線を感じつつも待ち望んだ絶頂を迎える。
満たされない性への渇望で容赦なく男を食い漁るが……
兄嫁、義母、女教師、美母……濡れ乱れる喪服妻たち!
(引用元:Amazon)


★★★★☆ 熟女の匂い立つほどの妖艶さは健在,2017/10/8
ここ最近のフランス書院文庫では珠玉の麗しさを醸す表紙カバーイラストの1つだと思うが、中身も麗しさと艶めかしさに満ち溢れている。アラフォーとアラサーの熟女ヒロインが大学生の主人公に蕩けてしまうイマドキテイストに離島の風習やしきたりが絡みついており、この作者の十八番が今回も花を咲かせている。

今回は後継ぎに関する因習をベースにしているのが特徴的で、これにより後継がいないまま未亡人となった兄嫁が一族の男子(義弟たる主人公)の子を懐妊しないと家を追い出されてしまうことから話が始まる。同じく未亡人の義母が通夜の早々にこれを告げることで故人を偲びつつもお家大事な風習が浮き彫りとなり、義理ながら兄嫁と夫婦になるという官能の相姦的背徳性がクローズアップされる。そして、のっけから亡夫への操を残す兄嫁が亡骸の傍らで主人公から迫られ、懊悩するいやらしさが描かれている。

通夜から告別式を迎える中にあって、実の兄を喪った悲しみよりも「その後」に思いを馳せ、それが予想以上の形で実現していくことに喜々としている主人公の心境には少々の違和感もあるのだが、それ自体は官能小説の主人公らしい下心の発露といったところか。元より眉目秀麗な熟女が喪服姿で居並び、その誰もが何かと理由をつけては主人公と男女の仲になっていくのだから、一族の不幸という表向きと降って沸いたような幸福を享受する内面とのギャップとして主人公も、そしてヒロイン達もイケないことをしている背徳を興奮に変えている。と言うのも、兄嫁や義母に加えて実母もヒロインだからである。

ゆくゆくは兄嫁と添い遂げるのが本来のしきたりなのだが、それを実行させようとしながら実は以前から主人公と関係のあったのが義母であり、これに因習を嫌って外へ出て行った実母が舞い戻ってくる構図である。さらには、主人公を巡る三つ巴が因習に倣うものだとしながら不健全だとして、そんな主人公を解放させるためにかつての担任だった女教師も加わってくる。ただ、各ヒロインの理性は次第に崩壊し、オンナの感情が前面に出てくるに至っては矛盾が生じる。この矛盾こそが一般常識と因習との矛盾であり、男女の理性と感情との矛盾であることを示すのは人間のどうしようもない一面を炙り出しているようで興味深い。

官能描写は相変わらず濃厚。女同士の鞘当てから挑発合戦に発展していくいやらしさがあり、オンナの喜びを知った熟女が主人公の若さと逞しさに蕩けてさらに喜びを増していく淫猥さがある。また、実母が最も淫らというのも珍しく、中盤からは全体の旗振り役にもなっていくのだが、これにより義母の影が薄くなってしまったことと、そもそも実母と義母のキャラがぶつかっているのは一考の余地が残った。女教師の処遇にも消化不良なところがあり、言ってしまえば兄嫁と義母の2人で成立する話に実母と女教師が後付けされているような印象もある。しかし、官能面の幅広さと底上げを鑑みれば、これもまた矛盾と言えるのかもしれない。
『ほしがり未亡人-兄嫁、義母、女教師、美母』のレビュー掲載元


レビューにも記しましたけど、ここ最近の「黒本」表紙カバーイラストでは和装喪服女性像の最高傑作ではなかろうかと……ホント麗しい。

元より丹野忍絵師の筆によるカバーイラストは素敵な作品ばかりですが、直接的なエロさはなくともバストアップだから映える美しさがあるように感じましたね。



にゃらさんのブログでも本作が紹介されています。
小鳥遊葵「ほしがり未亡人 兄嫁、義母、女教師、美母」(フランス書院文庫、2017年8月、表紙イラスト:丹野忍)ネタバレ有り。御注意下さい。作品紹介(公式ホームページ)ほしがり未亡人: 兄嫁、義母、女教師、美母 (フランス書院文庫) [文庫]小鳥遊 葵フランス書院2017-08-25【あらすじ】大学に通う悟の兄が事故で急逝したことにより、兄嫁のさつきを孕ませる為に情交に及ばなくてはならなくなった。既に関係に至っている義母の...
小鳥遊葵「ほしがり未亡人 兄嫁、義母、女教師、美母」





さて、小鳥遊先生の「島シリーズ」も随分と作を重ねてきまして、正直なところマンネリ感はあるのですが(^^;)、素敵なマンネリズムというのもありましてですね、つまり、安定して美味しい幕の内弁当は中身をそんなに気にすることなく毎度食するものでして、官能小説における素敵なマンネリは安定路線なのであります。

……マンネリ感がいやらしさを凌駕するまではイケますww

……今のところDSKは大丈夫ですwww



もっとも、読者より作者の方が飽きる(笑)という場合もありますから、読者の求めに応じる「商品」とクリエイトする側が追求する「作品」との狭間で、その匙加減と格闘しているんだな~と思いますけどね。






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テーマ : 18禁・官能小説
ジャンル : アダルト

tag : フランス書院文庫 小鳥遊葵

嫁の母、嫁の妹と同居中(著:香坂燈也、フランス書院文庫)

2017/8/25 発売

嫁の母、嫁の妹と同居中

著:香坂燈也フランス書院文庫


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「娘の代わりよ……私の身体で満足してほしいの」
十年の空閨を埋めるように肉棒をきつく締めつける熟膣。
娘婿に跨り恥じらいつつ千佐子は秘所を擦り合わせていく。
「私だって、ずっとあなたにご奉仕したかったの」
蜜戯に勘づいた嫁の妹・亜希が負けじと挑発をはじめ……
昼夜休む暇もない――ここは「淫らな女系家族」の楽園!
(引用元:Amazon)


★★★★★ 程良い物語性と淫猥度の高い官能描写,2017/9/27
嫁の母と嫁の妹をメイン格のヒロインに据えると嫁自身は影の薄い存在になりがちだが、本作はそれを逆手に取ったかのように上手く活用している。23歳の嫁は新婚早々ながら単身赴任というイマドキな形で不在。その間に夫は嫁の実家に身を寄せていて、婚前の嫁が使っていた部屋で寝泊まりしている。これらが後の官能描写で効果を発揮しており、よく練られた初期設定だと感心する。

いわゆる母娘丼な作品だが、中でも母をメインにしたことで可愛げもある熟女の貪欲さがしっかり描かれていたと思う。官能描写の淫猥度も総じて高い。

43歳の母が未亡人なのもイマドキの官能小説らしく、しばらく女所帯だったところに現れた22歳の娘婿(主人公)という男にドキドキとウキウキが同居した、ある種の浮ついた状態から話題が際どくなったことが発端。娘の旦那との過ちを憂い、躊躇う母に対して以前から内心では憧憬を傾けていた主人公の迫りが一線を越える契機となる。ダメよダメダメと言いながら押し切られてしまう淫靡さと、一度火が灯れば貪欲に求めてしまう淫猥さが興奮を誘う。一度限り、一夜限りとしながら「まだ夜は明けていないから」と次は自ら求めてしまうオンナに戻った母は、その後も娘への背徳を抱きつつズルズルと関係を継続してしまい、歓喜を享受していくことになる。寝室に始まり、今は主人公が使う(かつては娘が使っていた)ベッドを経て娘不在の新居へと移り、さらには自宅のキッチンから再び寝室へと場所を変えて繰り広げられる母との官能場面はどれもいやらしさに満ちている。

嫁となった姉より先に恋したのは自分だとする19歳の妹は初心で可憐な存在。慎ましやかな胸と同様に謙虚で献身的だが、姉の不在を機に想いをぶつけ、「初めて」を捧げている。その後は蕾が開花するがごとく積極さと淫らさを徐々に垣間見せるのだが、実はここに思わぬ助っ人(?)が現れている。新居の隣に住む38歳の人妻である。

この第3のヒロインは主人公と母との関係にも気づいていて、そうした密会の場に遭遇してはネタにして優位な立場に立っている(ただし、母との接点はない)。女王様然とした振る舞いを見せ、妹を巻き込み、主人公には被虐の快感を味わわせているのだが、最終的には主人公の逆襲を受けることで官能成分をさらに底上げしている。

最後は母娘丼の構図としながら本来の嫁たる姉に出番はなく(変わり種の姉妹丼となる電話での登場が中盤にあるが)、実質的には母と妹に隣人という3人にヒロインを留め、主人公と妹には隣人を介した秘密があるという結末は昨今の何が何でも全員集合な流れを良い意味で崩していた。こうした収束においてもきちんと練られたように感じさせるものがあり、最近の激甘な作風ながらも構成と物語性がきちんと立脚しているのは極めて好印象である。
『嫁の母、嫁の妹と同居中』のレビュー掲載元


先日、某公共放送の女子アナが話していたのですが、三十路を迎えて遂に結婚したものの、新婚も早々に地方の放送局へ転勤で単身赴任なんですって。

今や女性でも、新婚であっても、否応なく単身赴任する時代なんだなぁ~と思ったものです。

ある意味では男女平等w



にゃらさんのブログで紹介されている本作の記事はコチラから。
香坂燈也「嫁の母、嫁の妹と同居中」(フランス書院文庫、2017年8月、表紙イラスト:新井田孝)ネタバレ有り。御注意下さい。作品紹介(公式ホームページ)嫁の母、嫁の妹と同居中 (フランス書院文庫) [文庫]香坂 燈也フランス書院2017-08-25【あらすじ】1つ年上の美咲と結婚したばかりの雅紀は妻の仕事の都合で一人暮らしを余儀無くされ、それを不憫に思った義母の千佐子の配慮により篠塚家で半年の間居候させてもらうことに。早...
香坂燈也「嫁の母、嫁の妹と同居中」





本作の妻も新婚早々に沖縄へ単身赴任しています。レビューに『イマドキな形』と記した所以です。これによって妻不在となった主人公。新居の整理もままならない状態であり、これを不憫に思った妻の実家が当面の同居を申し出る形で嫁の母・嫁の妹との生活が始まることになっています。

この設定を見て、ちゃんと時代を読んでる香坂先生のセンスに感服致しました。

イマドキのライフスタイルに官能要素を挟み込むのが今を生きる官能小説家の矜持だと感じ入った次第です。



この妻は最後まで出番がほとんどないのですが、出番のない理由がきちんとある訳ですね。それでいて寂しくなった妻が夫たる主人公へ電話して、そのままテレフォンセックスへと発展する場面があるのですが、その時に主人公は妻の妹から口淫で責められているといういやらしさw

これが妻の唯一の出番であり、不在としながらも必要最小限の出番は与えられており、それが間接的な姉妹丼になっているという構成の巧みさはさすがと言えるでしょう。



ちょっぴり意味深な結末のセリフも踏まえたドラマ性に加え、元より淫猥度の高い官能描写ですから、そりゃあ、星5つ献上と相成る訳なのであります。






テーマ : 18禁・官能小説
ジャンル : アダルト

tag : フランス書院文庫 香坂燈也

夜這い刑事(著:結城武彦、竹書房文庫)

2017/8/28 発売

夜這い刑事

著:結城武彦竹書房文庫


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◎“肉体職質"開始!女をおとして真相に迫る非合法刑事
◎驚異の性技と侵入術で邪道捜査…斬新警察官能小説
X県警裏崎西署資料室に勤務する這田亮次は、覇気のない男として署内で有名だった。だがそれは仮の姿であり、実は通常捜査では解明に至らなかった事件を秘密裡に追う特命刑事であった。這田の捜査は非合法を辞さないもので、不法侵入術と驚異の性技で関係者の女に夜這いをかけて籠絡し、情報を得ていくものだった。そんな這田に、若いヤクザが不審な自殺を遂げた事件の再調査の命が下る。這田はヤクザの元情婦に夜這いをかけて新事実を摑み、さらに事件の裏側に巨大な闇が潜んでいるのを嗅ぎつける…!異能の刑事誕生、注目の新鋭が放つ超刺激的なサスペンス・エロス。
(引用元:Amazon)


★★★★☆ 刑事モノのツボを押さえつつ闇社会を暴く物語性が際立つデビュー作,2017/9/20
官能ジャンルのレビュアーとしてはタイトルに興味を抱くところだが、官能がメインの作品ではなく、あくまでも闇社会を暴こうとする闇刑事の物語である。普段はうだつの上がらない内勤の刑事が実は筋骨隆々でオンナ泣かせのテクも併せ持つ凄腕に変貌するのは『特命係長・只野仁』を想起させる設定と言える。冒頭に眉目秀麗な女優が出てきたかと思えば暴力団とクスリに焦点が移り、その背後に新興宗教が見えてきてどんでん返しもあるというストーリーは読み手を飽きさせずに展開されている。

ただ、終盤ではピンチが訪れるものの、全体的には主人公のスキルの高さが災いしてか、割と容易く夜這いに及んでいる印象となる。主人公らしさという安心感はありながら、ドキドキするような場面が連続する流れではない。そもそも夜這いというにはあまりに堂々とコトに及ぶ振る舞いもまた高いスキルだからこそなのだろうか。

その夜這いだが、捜査対象が移っていく中でそれぞれの情報源となるターゲットの女性もまた変わっていく。その綱渡りならぬ女渡りを経て事件の核心へと迫っていくストーリーなのだがら女性達が多岐に渡るのも当然なのだが、官能がメインではないことから描写は至って淡泊と言わねばならない。それは男女が抱き合った途端に場面が変わるような、かつての2時間ドラマのような、それで終わりかいっ!と叫びたくなるような演出である。ただし、事件の元凶たる2人の男に狙われるメイン格のヒロインはいて、その場面に限っては官能描写もしっかり用意されている。実はこのヒロインの方が主人公よりもピンチの場面が多かったりする。

個人的には序盤から登場する美貌の女上司との行方が気になるところだが、それは互いの過去から主人公の矜持が許さない設定になっているために致し方なし……とは言え官能面では残念な気がする。主人公の凄腕からすれば篭絡も容易いと考えてしまうのだが、それは下衆というものであろう。主人公にとっての女上司はある意味で神々しい存在なのである。

しかし、一寸の官能虫に五分の下衆が宿るならば、もしも続編が出るのならば、あるいは、もしや、といった期待も抱きたいところである。
『夜這い刑事』のレビュー掲載元


官能要素のある刑事モノ小説ですね。

ダークな面もありますが、基本的にはスーパーヒーローな主人公です。

ピンチの場面もありますが、基本的には無双の無敵ですw



いや、終盤にはメイン格のヒロインとのがっつりな官能描写があるにはありますが、悪玉の1人(噛ませ犬的なヤツw)によって媚薬を盛られちゃって(どこから摂取されているかはお楽しみ)のキメセックスなものですから、こぅ、何と言いますか、官能小説的な心情に響くものでもなく……これはこれでお好きな方も多いとは思いますが……個人的にはあくまで刑事モノとして読了した次第です。

ですから、当ブログで紹介するのは〈特別編〉みたいな立ち位置ということで。(汗)





テーマ : 18禁・官能小説
ジャンル : アダルト

tag : 竹書房文庫 結城武彦

二人の恥母-黒い下着の挑発(著:鬼頭龍一、フランス書院文庫)

1995/9/23 発売

二人の恥母-黒い下着の挑発

著:鬼頭龍一フランス書院文庫


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四つん這いで息子の眼前にお尻を突きだす母。
黒いレース下着をおろせば、むっちりした尻肉、
深い割れ目、薄紅色のアヌス、女陰までが丸見えに!
羞恥と期待のなか、慎一に恥肉を舐め挿入されるとき、
由季子は息子を甘受している倒錯愛に酔える。
義母の美奈子がもっと慎一を挑発しているとも知らず……
(引用元:Amazon)


★★★★★ 主人公が想いを傾ける実母と妖艶な魅力で誘う義母,2017/9/17
30代半ばの実母と28歳の義母が対立構造となって16歳の息子(主人公)を奪い合う物語。2人の母が鉢合わせる場面はなく、故に昨今のようなハーレムエンドにもならないが、面識こそあれど姿見ぬ相手への対抗心がエスカレートしていき、とりわけ義母の誘惑アプローチが官能面を底上げしている作品だと思う。主人公の心はずっと実母に向けられているが、それが覆りそうなほどの存在として義母が魅惑的に際立っている。

甘えん坊な主人公を溺愛する実母だが、再婚が決まっている。それを祝福するも内心では納得し兼ねる主人公。そんなモヤモヤが時に息子として、時に男として発露していて実母は少し困っている。そんなところに今は別の女性と再婚した父親から同居の話を持ち掛けられるのが発端である。親権が不明瞭なこともあって現状では父の再婚相手に過ぎず、将来的には義母になるのかも?という立ち位置の女性を一応の義母としている。

この義母が夫の命もあって主人公を説得する役を担うのだが、それが初っ端から官能的。夫の目を盗んでは主人公を挑発し、夫の不在時には煽情的な黒下着を見せつけて篭絡しようと試みる(サブタイトルは義母を指している)。この誘惑が実にいやらしい。媚びるでもなくチェリーな少年を魅了する年上の余裕に満ちており、オンナ指南を兼ねつつ主人公を導き、自身もしっかり楽しんでいる様子。玄関先から熱烈に愛撫しては寝室に移動し、主人公をベッドに縛りつけて充分に堪能。日を跨いだ2日目は朝から口淫&合体を経た後でトイレに移動し、作者お得意の黄金聖水を絡めつつ2回戦に及ぶといった痴態を繰り広げている。シチュエーションはもちろん、体位も多彩な中で終始受け身な主人公ではあるが、時には反撃し、最後には偶発ながらもお尻まで責めるという、くんずほぐれつな交合が続いている。本作の官能面は義母がメインと位置づけたい。ただし、義母に傾きながらも主人公の心はやはり実母にあって、この時のお尻責めが後に実母へも向けられることとなる。

さすがに実の母だけあって、欲望をぶつけてくる息子に対する憂いと躊躇いは深い。故にどうしても手淫や口淫でなだめようとするものの、遂には義母を引き合いに出されてその葛藤は頂点に達する。同時に主人公の煩悶も頂点に達していたことから義母に施された緊縛プレイを実母に施す蛮行へと至ってしまうのだが、ここまでの実母の憂いをしっかり綴ることで義母との違いを丁寧に描き分けているのはさすがと言ったところか。ただ、義母とは異なり白い下着が目立つ実母が、代わりにTバックを好むところでちょっとした秘密を忍ばせているのはイマドキからすると少々古めかしい価値観のようでもあり、勢い余って悪童のごとき振る舞いを垣間見せる主人公が実母に対しては最初からお尻を狙うのも違和感のある展開だったように思う。

その後も実母へはお尻責めであり、最後の最後に昂り極まった実母が懇願こそすれど実際の(ノーマルな)交合描写がなく幕引きとなるのは作者が本作における実母相姦としての最後の一線をここに設けたからなのかもしれず、代わりに実母が結婚式の当日にどんでん返しとも言える真の想いを曝け出す精神的な甘い結末(これはこれで心地の良いもの)にしたのかもしれない。

ただ、義母との距離感も定まって丸く収まった形ではあるのだが、それまでがじっくり描かれていただけに広げた風呂敷の畳み方で性急さが感じられたのは惜しいところである。
『二人の恥母-黒い下着の挑発』のレビュー掲載元


鬼頭先生による1995年の作品ですが、16歳の少年主人公を熟女が誘惑するのはイマドキと同じテイストと言えます。ただし、ここに実母がしっかり出てきて、せいぜいアラサー止まりで実際は20代の母が多くて、背徳禁忌への憂いはずっと深い…………こうした点がイマドキとは異なるように思います。

20世紀までの誘惑作品には実母や実姉、もしくは実妹といった血縁率100%の相姦がホント多かったですよね。



自分は100%フィクションの妄想劇……作者が描いた官能妄想を共有するという意味ですね……と割り切っているので実母とかある程度は平気なんですけど、やっぱり今の時代にはちょっとそぐわないということで減ってきているのでしょうかねぇ。

もっとも、ヒロインの名前が家族や知り合いと同じなのはちょっと勘弁www



まぁ、義理の母や姉妹くらいの距離感がイイと言えばそれまでですけどね。





テーマ : 18禁・官能小説
ジャンル : アダルト

tag : フランス書院文庫 鬼頭龍一

若淫母(著:西門京、フランス書院文庫)

1995/10/23 発売

若淫母

著:西門京フランス書院文庫


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「今度はお母さんのアソコ、舐めてくれる?」
明良に全裸を見せつけながらたっぷりフェラチオを施し、
潤んで欲情した目で恥ずかしげに哀願する緋紗子。
ああ、私はいつから淫らな母になってしまったの?……
実の息子に抱かれて背徳の愉楽を貪り狂い、
今また純情な義理の息子にも熟肉を晒してしまう若淫母。
(引用元:公式サイト


★★★★★ 疼く体を制御できない母の淫らさが息子達の逆襲を招く,2017/9/15 発売
この作者の6作目にあたる1995年の作品だが、文庫のオビには『「若未亡人」に続く熟女と少年の、不埒な肉愛!』と記されている。それだけ前作が好評だったのであろうことを窺わせつつ、本作もまた同様に少年から迫られ、困惑するも覚えた愉悦には抗えずに体を許してしまうヒロインが示唆されているのだが、この文言に見合った母子相姦が描かれていた。しかも実の息子と義息のダブルである。

ヒロインは母たる【緋紗子】35歳ただ1人。高校に入学した実の息子〈克己〉と2人暮らしだったが、再婚したことで克己と同年齢の少年〈明良〉の義母となる。夫は海外出張が多くて不在がち。元より夜の営みも淡泊だったようで、さほどの自覚こそなかったものの緋紗子の体は疼いていたようである。

と言うのも2人で暮らしていた頃の緋紗子と克己には背徳の秘密があって、このために冒頭から官能描写といういやらさしさが素敵なのだが、新生活のために克己との仲を清算したい緋紗子と継続したい克己という構図ができており、迫る克己を諫めるも抗えず、押し切られるように体を許してしまう緋紗子が序盤の見せ場になっている。悪童のごとき振る舞いの克己に手を焼く緋紗子は、弱点を知り尽くしてツボを心得た克己の手管に翻弄されてしまう自身の不甲斐なさも嘆いているのだが、その割には懲りない一面もあって、それが中盤以降に形を変えて強調されていく。

克己とは正反対に優等生でおとなしい明良ということで、官能面のアプローチも正反対である。純情な明良の初心な反応に気を良くした緋紗子が指南役を買って出る形で義息を誘惑する流れはさらなる背徳を覚え、自身が少年をコントロールするという新たな喜びを得てしまう。普段は清楚な義母が淫らに豹変してしまった驚きから積極的に導いてくれる嬉しさを明良の目線からも描いていて実に淫靡である。

終盤では深まる憂いも都合良く解釈して自分に言い聞かせてしまう緋紗子。やはり懲りない人である。それは、後に克己をも何とか制御しようと媚びた振る舞いを見せつけたり、2人の息子が鉢合わないよう画策したりと形を変え、むしろ息子達とのスリルを楽しもうとするかの所業にエスカレートしていく。禁忌の背徳を受け入れた緋紗子が見せた刹那の煌めきなのかもしれないのだが、少々調子に乗っているようでもあり、その罰が後に下される。

だがしかし、双方が自分だけだと思っていた母との関係が裏切られた息子2人の逆襲は、夫に見切りをつけた緋紗子にとって実は願ったり叶ったりのご褒美だったりする。最後まで懲りない緋紗子なのである。その意味では確かに若くて淫らな母だったと言える。
『若淫母』のレビュー掲載元


レビューでも触れましたけど、たぶん前作の好評を受けて、あるいは西門先生ご自身も「コレだっ!」と感じた部分があって執筆されたものと勝手ながら想像しております。



にゃらさんのブログで紹介されている本作の投稿記事です。
西門京「若淫母」(フランス書院文庫、1995年10月、表紙イラスト:新井田孝)ネタバレ有り。御注意下さい。作品紹介(公式ホームページ)若淫母 (フランス書院文庫) [Kindle版]西門 京フランス書院2012-08-17【あらすじ】再婚したのを機に実の息子の克己との関係を絶つようにしていた緋紗子は、ある晩克己の夜這いを受けて敏感な箇所を責められて再び抱かれてしまう。恥辱を与える実の息子とは違いウブな反応を見せる夫の連れ子で...
西門京「若淫母」





その前作の紹介記事では「過渡期」としましたので、その過渡期という模索の中にあって何かしらの手応えを得たのではないかと、あるいは手応えは感じずとも編集側からの「売れてますよ」といった言葉を受けて意識したものがあったのではないかと、そんな推測をするのであります。

つまり、本作にも「迫られるヒロイン」がしっかり描かれていて……だからいやらしい!ということになっていますw



◆前作
1994/3/24 発売
若未亡人

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柔肌にはりつく薄布を脱ぎ、黒い縮れ毛を割って
牝香が漂う割れ目を剥きだしにする隣の未亡人。
「これでいい? ああ恥ずかしいわ、和也くん」
熟女に娘の家庭教師を頼まれ、僕の人生は変わった。
次はオナニーさせようか、それともフェラチオ……。
僕の亜矢子未亡人奴隷計画は果てしなくつづく。
(引用元:公式サイト



西門作品が単に甘くて優しいテイストばかりだとお考えでしたら、「あら、ちょっと意外」といった感慨を得ること請け合いですよ。(^^)

この頃の作品群をしっかり押さえておきたくなっているDSKですw






テーマ : 18禁・官能小説
ジャンル : アダルト

tag : フランス書院文庫 西門京

彼女の母・彼女の姉・過保護なママ(著:柊悠哉、フランス書院文庫)

2017/7/26 発売

彼女の母・彼女の姉・過保護なママ

著:柊悠哉フランス書院文庫


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「こんなおばさんを女として意識してくれてるのね」
ズボンの中心に顔を近づけ、朱唇を寄せる美香。
娘にかわいい彼氏ができたことを喜んでいたはずが、
初体験に失敗したと聞き、自らの肉体で女を教える。
息子を溺愛する祐一の母親に秘密を気づかれ……
42歳、23歳、34歳……三つ巴の淡い誘惑合戦!
(引用元:Amazon)


★★★★☆ 完成度の高いデビュー作,2017/9/7
第18回フランス書院文庫官能大賞新人賞受賞作。作者は20代とのこと。書き手もそうだが、とりわけ読み手が高齢化している官能小説においてジェネレーションギャップ的にどうかと思ったが、昔馴染みの隣人年下主人公という親近感を背景に体の結びつきから心が傾いていく、あるいは母性から愛情に変わっていくヒロインが丁寧に描かれており、むしろ現状に即した手堅い作風だったと言える。この完成度の高さからして今後の行く末が侮れないデビュー作と言えるのではなかろうか。何より作家として長期の活動継続が可能なだけに楽しみも増すところである。

彼女【香澄】
高校2年生か3年生と思しき主人公とは同級生と思われる。初体験同士の営みで破瓜こそ迎えるものの痛みと主人公の強引さによって少々おかんむり。この冷戦期間に香澄の周囲にいる女性陣と主人公との関係が築かれていく流れである。最近の「彼女の〇〇」系作品でよく見られる設定であり、その意味においても本作の王道振りが窺われる書き出しと言える。

彼女の母【美香】42歳の未亡人
娘の香澄と隣人の主人公との恋仲を暖かく見守っていた美香だが、2人の言動から雲行きが怪しいことに気づき、その指南役を買って出ることで男女の仲となる。娘の彼氏と結ばれる背徳を憂いつつも覚えた愉悦には抗えず、心までも次第に傾けていく。そのウキウキ振りが香澄の姉に見透かされることとなる。

彼女の姉【悠里】23歳
妹(香澄)を慮って遠慮していたのに母(美香)が主人公と関係を持ったことから積極的に動き始める悠里。以前より内心では主人公を想っていたのである。しかし、だからと言って既に恋仲である妹を出し抜こうとまでは考えておらず、それでも母よりは自分を選んでほしいといった複雑な立ち位置である。

義母【沙菜】34歳の未亡人
普段は弁護士として家を空けることも多く、義息たる主人公とはギクシャクしているのだが、実際は単にコミュニケーション不足から距離感を計り兼ねていただけのようである。タイトルのような過保護と言うか厳格なところがあって、香澄との行き過ぎた関係に釘を刺そうとするものの、逆に成り行きから自身が関係してしまうことに。しかし、当初の上段な態度から本音を明かしたことで皮肉にも主人公との母子関係は改善されている。

彼女の母、彼女の姉、そして義母と背徳度の高い関係が連続しながら恋心も噴出させた母娘によって割と早い段階で3Pが盛り込まれ、その後に義母を巻き込みつつ彼女との関係も修復される流れで4P、5Pとさらなる饗宴が用意されている。だが、さすがにヒロインの多さは否めず、終盤の窮屈さと煩雑さは次作以降の課題となろう。また、せっかく若くして官能小説家になったのならば、今後は正統な作風にあっても何かしらの「若さ」を垣間見せてほしいとの期待も生じるところである。
『彼女の母・彼女の姉・過保護なママ』のレビュー掲載元


一応、驚きの 若き官能小説家の誕生!ということでしょうか。

年齢的に言っても桃色煩悩中枢が枯渇するのは相当先でしょうから(笑)、ずっと活躍していただければ、それはもぅ数多くの作品が世に出ることでしょうw

楽しみです。(^^)



にゃらさんのブログでも本作が紹介されています。
柊悠哉「彼女の母・彼女の姉・過保護なママ」(フランス書院文庫、2017年7月、表紙イラスト:川島健太郎)ネタバレ有り。御注意下さい。作品紹介(公式ホームページ)彼女の母・彼女の姉・過保護なママ (フランス書院文庫)posted with amazlet at 17.07.28柊 悠哉 フランス書院 売り上げランキング: 2,556Amazon.co.jpで詳細を見る【あらすじ】隣人幼馴染みの香澄との初体験に失敗した祐一は、娘の様子がおかしいと彼女の母親の美...
柊悠哉「彼女の母・彼女の姉・過保護なママ」





実は、こっそり告白しますと……当初はレビュータイトルに『今少しのチャレンジもほしい』といった文言を入れていたんですよね。

20代の若さにしては手堅く纏まり過ぎと言いますか、型にはまっているように感じましてね。

もっとも、「若さ=トンガってる」というのも型にはめてる話ですけどねw







テーマ : 18禁・官能小説
ジャンル : アダルト

tag : フランス書院文庫 柊悠哉

清楚妻-ほんとは好き(著:深草潤一、二見文庫)

2017/4/26 発売

清楚妻-ほんとは好き

著:深草潤一二見文庫


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「遠慮しないで。何してもいいのよ」美しい人妻の意外な申し出にそのまま理性を失って……。
実家の工務店を手伝うことになり、東京を離れた浩平だったが、増改築の相談を受け出向いたその家の跡取り息子の妻・瑠璃子に一目で惹かれてしまう。端正な顔立ちで色香も漂わせる彼女だが、実は積極的な女性で、性への好奇心が旺盛だった。そんな彼女にハマっていた彼の元に、東京時代の彼女が会いにくるが……。書下し官能エンターテインメント!
(引用元:Amazon)


★★★★☆ 郷里の人妻と東京の彼女,2017/9/1
タイトル及びサブタイトルのように清楚な佇まいながらも実は積極的な淫らさを見せる妙齢の人妻が描かれている。地方の名家に嫁ぎ、高嶺の花と見られるものの実際は居心地の悪さというか窮屈さを感じている元音楽教師であり、都会からやって来た若者たる主人公ならば後腐れもないという打算を滲ませながらも淡泊な夫では味わえない愉悦と人知れずの背徳を快感に変えて次第にのめり込んでいく人妻である。時には大胆に振る舞い、面食らう主人公の反応を楽しみつつ自らもスリルを興奮の材料としている不敵な一面に普段とのギャップを感じさせる麗しくも艶めかしいヒロインとなっている。

しかし、主人公には東京に彼女がいる。訳あって一時的に帰郷している主人公だが、彼女との仲は良好であり、将来にも思いを馳せるくらいに想っている。故に郷里での人妻とのアバンチュールには後ろめたさがつき纏う。1人にさせている間に合コンなどにも参加している彼女の様子も気になる。人妻と彼女との間で揺れ動く主人公の心情がメインの作品とも言えるくらいに描かれている。

おそらくダブルヒロインなのであろう。先に登場するのは彼女であり、第一章から第二章にかけては彼女がメインである。実は仲睦まじくも夜の営みに若干の不安がある。互いの遠慮もあって本来の自分が出せていないのでは?と思っている主人公であり、もしかしたら彼女もそうでは?と考えている。そして、そんなことを人妻に相談しており、女性らしい感覚の回答をもらって後に役立ったりしている。本当に清楚なのは彼女の方だという裏メッセージでもあるのかと思えてくる。恥じらいの彼女と濃厚な人妻といった官能面の対比から心情面が妙に現実的だったりするのは作者の得意とするところであろう。

そんな現実的な心情に紡がれた物語は一波乱あるものの現実的な結末を迎える。人妻とのめくるめく快楽を味わった主人公は彼女の元へ戻り、奔放な一時を堪能した人妻は名家の嫁に戻る。そこにあるのは巡り巡って元の鞘に収まる現実にあっても、その前後では確かに違う何かがあるということであろう。それは過去を、そして今を、さらには未来をも、改めて見つめ直すという行為である。不倫や浮気を肯定するでもなく、ただ何も得ることのない遠回りでもないと示す本作は受け取り方によって何とも言えない深みを感じさせてくれる。
『清楚妻-ほんとは好き』のレビュー掲載元


タイトルでは清楚妻となっている 瑠璃子 さん、いやらしくて素敵w

熟女の妖艶さと余裕のある感じ、そして昂っては積極的に貪るもののそれをあからさまにはしない感じ、それでも不意に責め立てられると被虐美が滲み出てしまう感じ…………熟女をきちんと描いた官能小説はやっぱイイですなぁww

これだから深草作品はやめられませんっ!www



元より深草先生の描く物語は現実的なことが多いのですが、本作はより現実感のあるストーリーだと思いました。



めくるめく背徳体験の後は、紆余曲折はあるにしても元に戻る……この、元に戻るところが現実にもありそうな印象を導きます。もちろん、その前後では何かが変わっているのかもしれませんが、関係性としては元に戻る。男は彼女もしくは妻の元に戻り、女は彼氏もしくは夫の元に戻る……もしかしたら巷の、普段から挨拶くらいは交わしている近所の旦那さんや奥さんにもこんな一面が隠されているのかも?などと思わせてしまう現実感があります。



昨年(2016年)から今年にかけては「黒本」でもそんな現実感を漂わせる結末の作品が散見されまして、それも新人さんや中堅さんの作品に見られまして、あるいはこうした現実的な幕の引き方が今後はトレンドの1つになっていくのかなぁ~とも感じています。

そろそろ「一竿」一辺倒なのも食傷気味ですし、何が何でもハーレムエンドというのも変化の時が到来しているのかもしれません。

そんなことを考えてしまう今日この頃ですが、実際のところはどうなんでしょ?






テーマ : 18禁・官能小説
ジャンル : アダルト

tag : 二見文庫 深草潤一

兄嫁の秘蜜(著:綾野馨、マドンナメイト文庫)

2017/8/14 発売

兄嫁の秘蜜

著:綾野馨マドンナメイト文庫


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憧れだったお義姉さんの秘唇は、いつのまにかぬかるんでいて……童貞の智樹は兄嫁の菜奈に淡い恋心を抱いていた。あるとき、菜奈のショッピングに付き合っているとき、兄が見知らぬ女性とラブホテルに入っていくのを目撃した。それをきっかけに菜奈の気持ちが揺れ動き、智樹と禁断の関係を結ぶことになるが……。(引用元:Amazon)


★★★★☆ 兄嫁とのオーソドックスな愛情物語,2017/9/1
兄嫁の夫(主人公の兄)の浮気現場を目撃したことから始まる義理ながらの姉弟相姦物語。オーソドックスに進む話はライトで心地良く、気軽に読める1冊と言えそうである。

大学3年生で21歳の主人公と27歳の兄嫁が主な登場人物。以前より兄嫁に憧憬を傾ける主人公は実兄の所業に義憤を募らせ、以前より夫に愛人の影がちらついていた兄嫁は落胆するものの勢いで義弟たる主人公と関係を結ぶに至る。内心ではドキドキしながらも初心な主人公の反応に母性が芽生え、夫との営みとは異なる、自らが年下の男を導くという状況にも昂りを覚える兄嫁である。ただ、ここからは夫への愛情が薄れていく兄嫁と想いが募っていく主人公とのラヴな面がクローズアップされていく。

主人公がよく訪れるリカーショップの女将さんという位置づけで38歳の人妻がサブヒロインとして登場する。ひょんなことから主人公と兄嫁の秘密を知ることとなる人物でもあるが、良き理解者という立場になっていく。その間に主人公との蜜戯が盛り込まれるのは当然の仕儀だが、アラフォーと呼べる年上熟女ならではの妖艶な淫らさが描かれており、引き込まれる形で兄嫁の淫らさが炙り出されてもいる。その意味では兄嫁に秘められていた感応や想いなどを引き出した人物と言えるのかもしれない。

終盤で3Pを含む官能描写が続きながらもこれで幕を引くのではなく、最終的に主人公と兄嫁の2人が将来を多少なりとも意識した形で結末としたのは愛情物語としての一貫性を感じて良かったものの、全体としてはやや正攻法に過ぎた面があるのか、背徳感やイケないことをしているといった雰囲気をもっと感じたかった気もする。
『兄嫁の秘蜜』のレビュー掲載元


綾野先生の2作目ですね。

割と面白味を感じさせる物語の始まり方でしたけれども、全体としては極めてオーソドックスと言いますか、正攻法なアプローチの誘惑作品だったと思います。

ただ、夫(兄)の目を盗んで密会に及ぶという背徳感に設定上の枷が生じてしまってるんですよねぇ。(^^;)



にゃらさんのブログで紹介されている本作の投稿記事です。
綾野馨「兄嫁の秘蜜」(マドンナメイト文庫、2017年8月、表紙イラスト:妃耶八)ネタバレ有り。御注意下さい。作品紹介(公式ホームページ)兄嫁の秘蜜 (マドンナメイト文庫) [文庫]綾野 馨二見書房2017-08-14【あらすじ】義弟の智樹とともに休日にショッピングへ出掛けた菜奈は、夫が別の女性とホテルに入っていくのを目撃するが、ショックを受けつつも智樹を誘い禁断の関係を結んでしまう。素直な性格の智樹に惹かれていき関係を...
綾野馨「兄嫁の秘蜜」





サブヒロインが登場した時も当初は「兄嫁との秘密がバレたかっ!?」と狼狽する主人公だったのですが、早い段階で2人の味方というポジションになっていたので、最初は勘違いから主人公を脅すとかして手懐けてから後に真相が判明して味方になるくらいの回り道があってもよかったかな?と思いました。






テーマ : 18禁・官能小説
ジャンル : アダルト

tag : マドンナメイト文庫 綾野馨

女教師・失格(著:雨宮慶、フランス書院文庫)

1996/7/24 発売

女教師・失格

著:雨宮慶フランス書院文庫


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熟れた白い媚肉を覆いきれない挑発的な衣装。
教壇に立った彩子は今、教え子の視線に酔っていた。
徐々にミニスカートをまくり、太腿をひろげ、
恥毛も淫肉も露呈して生徒達に汚され、溺れゆく。
あああ、こんな私、女教師失格だわ……。
女教師をここまで堕としめた30歳の魔性とは……。
(引用元:Amazon)


★★★★★ 疼く体を抑え切れない女教師の破廉恥,2017/8/14
冒頭に1人の同僚教師が出てくる。妻子がありながらも30歳の未亡人女教師【彩子】に言い寄ってくる中年だが、この男が主人公ではないだろうとの推察は容易である。しばらくすると生徒の1人〈三枝〉が現れる。彩子の秘密を偶然に目撃してしまい、その口封じも兼ねて彩子が誘惑する15歳の高校1年生である。この三枝が主人公かと一旦は思う。しかし、彩子と三枝の密会を目撃した同級生〈本間〉が中盤に現れてから過激さが増す作品である。

偶然の連鎖とはいえ起伏のあるストーリーには面白味があり、中盤を境にテイストが変わることで生じる違和感を踏まえても全体的な淫猥度の高さが補うであろうと判断したい。自らの秘密が明るみとなり、巻き込まれていく形なるも亡夫に開発された体の疼きを癒すためにズルズルとタイトルのごとき失格の破廉恥を晒していく彩子である。

そんな彩子の最初の秘密は作者お得意の電車内誘惑。教師にあるまじき派手な装いで痴漢を誘い込む週末の淫猥シンデレラである(他にもテレフォンセックスなどに講じている)。これが生徒(三枝)に目撃されてしまうのは官能小説のお約束。秘密の露呈を防ぐべく彩子に憧憬を抱く三枝を懐柔し、男女の仲になる彩子だが、チェリーを卒業して自信を得たのか三枝はじわりと態度を大きくしていく。そして、このまま話が進むのかな?と思わせてからの本間の登場が新たな局面を迎える趣向なのである。三枝からすれば関係こそ続くものの知らぬ間に彩子を奪われてしまったようにも写る。

亡夫の三回忌を終えたばかりの彩子の前に本間が現れるのは秀逸な演出。三枝との仲を追求する本間が最初から上段に振る舞い、洋装喪服の彩子に迫るからである。女教師に未亡人という設定をきちんと活用するのはさすがと言える。ただ、若くして経験豊富かつSM趣味まである本間によって最初から緊縛と打擲が繰り出され、彩子が早々に陥落し、隷属してしまうのは好みが分かれるところ。もう少し粘ってもいいように感じるが、日頃から疼く体を持て余し、抗う心に反して高い反応を示してしまう彩子の押しに弱いところなのかもしれない。これ以降の彩子はM性が開花していくからである。

本間の「調教」は毎朝のホームルームで施される。繰り返される被虐の羞恥を通じて彩子に芽生えるのは快感である。ほぼ一貫してガーターは外さないといった淫猥度の底上げもある。しかし、校内の他の場所も活用したバリエーションはほしかったところか。また、淫靡なホームルームは新たな同級生〈望月〉を相棒に加えてエスカレートするのだが、彩子が妄想した世界が徐々に実現されていくような結末に向かってはやや性急にも感じた。登場する男がさらに増えたことで(描く事柄も増えて)終盤が駆け足になってしまったのかもしれない。
『女教師・失格』のレビュー掲載元


1人ヒロインはホント良いですネ。(力説)

1人のヒロインに様々な男が群がってくるのは今やほとんど描けない昨今ですが……逆に今は1人の主人公に多くのヒロインが群がってくるのか(笑)……トレンドの輪廻からすればいずれこうしたテイストがリバイバルする可能性も低くないと思っています。

それまでを旧作で補っている今日この頃なDSKですw



本作について惜しむらくは悪童の本間少年が現れたことで官能的にはピークを迎え、物凄くいやらしい局面に至るのですが、それ以降の終盤から結末に向かってが一本調子なところですかね。

学校のホームルームを舞台にするのは女教師であるヒロインの設定をフルに活かしたところですけれども、それに固執し過ぎたのか他のシチュエーションというか変化がちょっと乏しかったかな?と感じます。

露出の羞恥を煽ることに終始してしまった印象なんですよね。(^^;)



それを差し引いても★5つを献上できると判断した高い淫猥度がありましたけどねw






テーマ : 18禁・官能小説
ジャンル : アダルト

tag : フランス書院文庫 雨宮慶

いかせてあげます(著:渡辺やよい、二見文庫)

2015/4/24 発売

いかせてあげます

著:渡辺やよい、二見文庫


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寝たきりの祖父の寝室では、世話をしてくれている家政婦が祖父の顔の上にまたがって腰を細かく動かしていた。それを目撃した童貞の翔太は……。雇い主の命令なら「承知いたしました」と従順に応じる家政婦・良美が、淫ら心に支配された男たちの股間を満足させる──「特選小説」誌読者アンケートで常に上位疾走中の超人気短編集!!


★★★★☆ 家政婦の謎も判明する続編,2017/8/10
謎の無表情系人妻家政婦【生田良美】と雇い主との刹那の情事を描いた2014年作品『ご奉仕します-人妻家政婦』の続編。『特選小説』(綜合図書)に上梓された連作短編を纏めた後編であり、本作でも様々な悩みを抱えた雇い主と生田家政婦との人間模様と桃色模様が官能的に描かれている。前作を未読でも本作は充分に楽しめるが、読んでおいた方がさらに楽しめるであろう。

各エピソードの派遣先で雇い主から「命令」されてはコトに及ぶという設定や構成にストーリーといったものは(若干の変化こそあれど)基本的に前作と変わらない。つまり、生田家政婦から求めることはなく(言葉責めの一環で求めさせられることはある)、あくまでも劣情を催した雇い主からの命令を決め台詞の「承知いたしました」で受け入れていく展開。そして、前戯の段階でこそ軽い抵抗を見せるものの官能スイッチが入ってしまえば積極的になっていく生田家政婦である。このギャップの淫猥度が高い。次のエピソードでもまた似通った展開なんだろうなぁと思いつつもどんな迫られ方をされ、どんな感じ方をしているのかと楽しみになってくる。そんな不思議な魅力があるように思う。人妻らしさはほとんど感じないために背徳感は希薄だが、欲情した生田家政婦が表情で示す淫らさにぐっときたりもする。

そして、末尾には本シリーズを締め括る1編なのであろう「旅情編」と冠された前日譚がある。人妻らしさが皆無な生田家政婦の謎が明かされるエピソードである。前作の冒頭で夫との営みが4年程絶たれていることがさらりと綴られていた、その理由が判明しており、その原因となった自責の念から一度は絶望の淵に立たされた生田良美が家政婦として再出発を期す物語となっている。

元より軽妙でもないテイストを象徴する無表情・無感情な表向きのキャラを見るに、家政婦になって以降も彼女の自責の念は晴れていないのだろうか。未だに贖罪を続けているのだろうか。そんな感慨が湧き上ってくるような過去が描かれたことで深みが増すのである……もっとも、命令という受け身ながらも夫以外の男との刹那の交合を人知れず堪能しているような一面もあって、その掴み所のなさが新たな謎を生むようにも思えてくるのである。
『いかせてあげます』のレビュー掲載元


生田家政婦の物語は1冊に収まりませんで、昨年(2014年)の『ご奉仕します-人妻家政婦』に続いての上梓となっております。

相変わらず昂ってからはいやらしいですw

そして、何と言っても哀しい過去が判明する前日譚が光っております。



◆正編
2014/8/25 発売
ご奉仕します-人妻家政婦

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妻に逃げられた男が引っ越しの手伝いとして雇った家政婦・良美。彼女が発見したのは妻がこっそり所有していた「バイブレーター」だった。呆然とする彼女に男は──雇い主の「仕事の」命令であれば「承知いたしました」と何でも応じる家政婦・良美の喘ぎ声が今日もどこかの家で響き渡り……。「特選小説」誌読者アンケートで大人気のシリーズが一冊に!!

◇当ブログの紹介記事
http://dsk18.blog.fc2.com/blog-entry-1260.html



基本的には同じ体裁ですし、時系列で描かれている訳でもありませんので、どちらから読み始めても特に問題ありませんが、せっかくなら……という場合はコチラからどうぞ。(^^)

なお、余談ながら「後編」に対して「前編」ですが、『続編』に対しては『正編』という表現らしいですw



◆収録されている各エピソードの多くが電子書籍でバラ売りされています。
Kindle
honto
ひかりTVブック
BookLive!



本作および正編からの抜粋で、と言いますか、おそらく短編が先に発売されたものと思われますが、主だったエピソードが電子書籍で発売されています。






※各作品のあらすじはAmazonより引用。

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tag : 二見文庫 渡辺やよい

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